5791○出席委員(7名)
蔵 野 恵美子 君 宮 代 一 利 君 品 川 春 美 君
ひがし まり子 君 浜 田 けい子 君 土 屋 美恵子 君
西園寺 みきこ 君
○欠席委員
な し
○出席説明員
松下市長 伊藤副市長 恩田副市長
大塚環境部長 松崎環境部参事兼緑のまち推進課長事務取扱 山田健康福祉部長
一ノ関保健医療担当部長 伊藤(公財)武蔵野市福祉公社派遣参事
○出席事務局職員
清野事務局長 村瀬事務局次長
○事 件
(1) 議案第28号 武蔵野市国民健康保険条例の一部を改正する条例
(2) 議案第18号 令和4年度武蔵野市一般会計補正予算(第6回)
第1表 歳入歳出予算補正中
歳出
第3款 民生費(人件費及び第2項児童福祉費を除く。)
第4款 衛生費(人件費を除く。)
(3) 議案第19号 令和4年度武蔵野市国民健康保険事業会計補正予算(第2回)
(4) 議案第20号 令和4年度武蔵野市後期高齢者医療会計補正予算(第1回)
(5) 議案第21号 令和4年度武蔵野市介護保険事業会計補正予算(第2回)
(6) 陳受5第2号 温暖化対策見直しを求める国への意見書提出に関する陳情
(7) 陳受5第3号 市の温暖化対策についての提案に関する陳情
(8) 調査事項(行政報告)について
5792 ○午前10時00分 開 会
【蔵野委員長】 ただいまより厚生委員会を開会いたします。
初めに、傍聴についてお諮りいたします。定員の範囲内で傍聴の申込みがあった場合、本日の傍聴を許可することに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
5793【蔵野委員長】 異議ないものと認め、さよう決定いたしました。
日程第1、議案第28号 武蔵野市国民健康保険条例の一部を改正する条例を議題といたします。
直ちに質疑に入ります。
5794【ひがし委員】 よろしくお願いいたします。
都内の大学病院で出産したりすることと、東京都以外で出産する費用というのが異なっていると思うのですけれども、およそ平均して大体出産費用というのをどのぐらいかかるというふうに武蔵野市では考えているかということを、まず最初に伺いたいと思います。大学病院だったり、もちろん個人病院だとか、多少の差があるとは了解しているのですけれども、伺いたいと思います。
5795【齋藤保険年金課長】 大学病院というところでと特定したものではないのですが、公立病院の平均の出産費用ということは情報として得ておりまして、全国平均では大体46万円、東京都におきましては56万円というのが平均の出産費用となっております。
5796【ひがし委員】 分かりました。ということは、50万円に変わるということで、全国一律になるということがよかったなというか、そういったところなのか、東京都で出産される方については、実際に56万ということですから、42万が50万というのは本当によかったなというふうに考えます。出産手当金なんかが休業中に、3分の2ですか、多分受け取れるというふうになって、これは働いている方のことになりますので、そういった意味では、私がちょっと調べてみたのは、初産の平均が今30.7歳で、東京都が62万1,810円と、これはちょっと高めに出ていますけれども、神奈川が56万4,174円、埼玉が53万1,609円なんという資料もあるわけなのです。財源が、74歳以下の現役世代が加入する、前期高齢者だとか、後期高齢者のほうからも今回はということで、相当この辺は引っかかるところでありますけれども、全体を見てということで、こういったことになるのかなというふうに理解をしております。
例えば小金井とかだと45万、武蔵野市で42万だったのです、今までは。この改正に当たって、全国一律50万円になるのですけれども、各自治体で上乗せなども、これはありなのかなというところを伺いたいと思います。
5797【齋藤保険年金課長】 国からは上乗せについても可能であるという旨の情報は得ているところでございますが、今回の改定に当たりまして多摩の各市の状況を確認する中では、全ての自治体が法令どおり50万円ということでの金額で対応するというふうに聞いております。
5798【浜田委員】 では、よろしくお願いします。
この出産一時金は、我が公明党が1994年から少子高齢化対策といたしまして、しっかり推進をしてきたものです。今回大幅に、42万円から50万円という形で増額になりましたけれども、出産を迎える方にとっては経済的に助かるのかなというふうに思っていますし、進んだなというふうに思っております。
そこで、出産一時金が増額しましたよと出産を迎える方にお知らせをしましたら、御意見としていただいたのですけれども、出産一時金が上がったとしても、病院、診療代というか、入院代というのがやはりその分値上げになってしまうこともあると。そういうことが起こらないようにしてもらいたいという御意見をいただいたのですけれども、国の問題でもあるのであれなのですけれども、自治体でできることが何かあれば教えていただきたいと思います。
5799【齋藤保険年金課長】 出産費用につきましては、保険医療ではございませんので、そういう意味では各病院で価格を決めているというのが現状でございます。今、委員から御指摘のありました出産育児一時金が上がると、それに応じて出産費用も上がるのではないかという懸念については、国も課題として考えておりまして、出産費用の見える化を進めるということが方針として示されております。この方針に基づきましてどのような形で見える化を進めるのかということにつきまして、今年の夏をめどに方向性をまとめて、令和6年4月から出産費用の内訳について公表していくというところまで情報を得ているところでございます。市としましては、国の示された方向性に基づく形でどのような対応ができるかということを考えつつ、対応してまいりたいというふうに思っております。
5800【浜田委員】 分かりました。国の問題でもありますし、各病院側の問題でもあると思いますのであれですけれども、来年の4月をめどに見える化するということですので、しっかり、出産を控える方にはそういう旨の情報として知らせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。
以上です。
5801【蔵野委員長】 ほかありますか。よろしいですか。
では、これにて質疑を終わります。
これより討論に入ります。
(「なし」と呼ぶ者あり)
5802【蔵野委員長】 これにて討論を終局し、直ちに採決に入ります。
議案第28号 武蔵野市国民健康保険条例の一部を改正する条例、本案を原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
(賛成者挙手)
5803【蔵野委員長】 挙手全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
────────────────────────────────────
5804【蔵野委員長】 日程第2、議案第18号 令和4年度武蔵野市一般会計補正予算(第6回)第1表 歳入歳出予算補正中、歳出 第3款民生費(人件費及び第2項児童福祉費を除く。)、第4款衛生費(人件費を除く。)を議題といたします。
直ちに質疑に入ります。
5805【ひがし委員】 それでは、148ページの予防費について伺いたいと思います。補正が約5億8,000万ということで、たしか本会議場での説明では、新型コロナワクチン接種が見込みを下回ったというような内容だったと思います。直近の市の動きとして、感染症対策本部会議だとか自宅療養者センターは5月7日でクローズをするというような報告をいただいております。これは感染者数も減っているし、ある一定の落ち着きが出てきたということで、また公共施設での利用基準なんかも実際、公表基準を廃止するだとか、そういった動きが出ている中で、この接種についての見込みが下回ったということについての見解というか、どうしてこういうふうになったということを市として検証したのかというところをまず伺いたいと思います。
5806【小池新型コロナウイルスワクチン接種担当課長】 予防費の部分でございます。今回5億8,000万余りの減額補正が出ておるところでございます。このうちワクチン接種事業に係る補正減は全体で4億4,131万円といったところでございます。
こちらの主な理由としましては、まず、昨年の秋からオミクロン株対応の2価ワクチンの接種、今行っているワクチンの主なワクチンでございますが、こちらの接種について接種計画上、初回接種を完了した方といったところで対象になってございます。これが12歳以上の方で11万8,000人いらっしゃるところでございますが、こちらの接種が2月27日の時点で6万2,442人への接種にとどまっている、接種率でいくと46.5%程度といったところでございます。そのようなことから接種体制の縮小に伴い、今回の補正減を行うものでございます。
以上でございます。
5807【ひがし委員】 分かりました。4回目の接種、65歳以上なんかは82.7%と非常に高くなっているなというところで、こちらのワクチンについては、もちろん受ける方、受けない方、その人の個人に任せているというところで、もちろん強制的に受けなければいけないものではないのは当然分かっています。そういった中で引き続き、受けたい方が、今となってやはり受けようかなという方も実はいらっしゃるということを聞いておりますので、これはもう減ということで了解しているのですけども、実際今後のこととして、接種に対する考え方というのを伺いたいと思います。
5808【小池新型コロナウイルスワクチン接種担当課長】 今のワクチン接種について、臨時接種の期間が3月31日までというふうにされています。ただ、今まさに国の審議会が行われておりまして、次年度のワクチンの接種について最終的な結論が今日明日にでも出るかなといったような状況でございます。現段階では3月末までといったところでございますので、接種需要が年明けからかなり伸び悩んでいるといったようなところはございますので、それに合わせて集団接種なんかも、去年の秋は3会場とかで週4日ぐらいやっていたのを、徐々に、接種需要、予約の状況なんかを見ながら整理をしておるところでございます。3月でも集団接種の日程は6日程度設けて、特に週末、あと夜間接種をやったりですとか、あと今、先週末もやりましたが、予約なしの接種、これはずっと秋からやっていますが、予約なし、今にきて一番来ていますといったようなところで、やはりそういった、手続的にちょっと面倒くさいとかというふうな方でも気軽に受けられるような体制というのを今でも確保しておるところでございますし、個別接種なんかでは従来どおり、なかなかお客さんが入らないので、枠は少し狭めていただいているとは思うのですけれども、各医院の判断で、そこは継続してやっていただいているといったところでございますので、3月31日までの接種体制は十分に確保されているというふうに考えておるところでございます。
以上でございます。
5809【ひがし委員】 分かりました。国の動きがちょうど、私も注視しているところでありますけれども、ぜひ今後も、多分今までに比べると大分、受けたいという方が減ってくるのはもう分かっていることかもしれないのですけれども、でもやはり予約なしでというところが今までと大きな違いであったりもしますし、若い方でも、やはり今となって受けてみようかなという方も出てくると思いますので、その辺の受ける枠というのは多少なりとも、市としての考慮というか、配慮をしていっていただきたいと思います。
以上です。
5810【品川委員】 1点確認させていただきたいのが、141ページの老人福祉費のところなのですけれども、本会議場での御説明で、敬老福祉の集いですか、実施方法の変更等があって金額の減があったという御説明だったのですけれども、国のほうでもコロナによる行動制限等の緩和がされていくことで、今後やはり、これまでコロナに合わせて実施変更してきたことなども、また変えていかなくてはならないことも出てくるかと思います。それに対して今後どのように、こういった事業において対応していくかというところを、お考えがあればお聞かせいただきたいと思います。
5811【小久保高齢者支援課長】 敬老記念事業につきましては、金額といたしましては391万円ほどの減額補正という形でお願いをさせていただいておりますが、主な内容につきましては、敬老福祉の集い、こちらの減額になっておりまして、もともとコロナの関係で事前申込制を取るべきではないかというような検討も年度当初はしておりましたので、予算のほうは確保させていただきましたけども、やはり皆様に来ていただきたいというようなところもございまして、安全性を考慮した上で、自由に来ていただくような形にしたところでございます。また昨年、前回につきましては、市制施行75周年記念というようなところも銘打って、通常であれば2日間4回公演のところを、3日間6回公演にしたというようなところでございますが、併せてコロナの対応といったところもございます。ただ次回につきましては、通常どおりに戻るかなといったところで今検討を進めておりまして、2日間4回公演というようなところで進めております。やはりコロナといったところもございまして、なかなか外出しにくかったというような経緯もあったかと思っておりますので、そういった面で皆様がなるべく来たいと思っていただけるような事業にしていきたいと考えております。
以上でございます。
5812【品川委員】 ありがとうございます。今後はこれまで、コロナ前にやられていたように戻していくというお話だったのですけれども、やはりコロナ前とコロナになってから、コロナ禍で事業の実施方法等少しずつ変わってきているところで、また戻すということはとても喜ばしいことだとは思うのですけれども、やはり市民の方、参加される方、参加したいと思われる方たちが、前とちょっと変わったところに対して混乱が生じないようにといいますか、また、今回は行けるのだというふうに思えるように、周知といいますか、そういったところをぜひ丁寧にやっていって、より参加していただけるような形にしていっていただけたらと思います。
以上です。
5813【浜田委員】 先ほど他の委員も確認されていましたけど、予防費のところです。年明けから接種需要が下がってきたということで、人数減で補正額が出たということも承知しましたが、コロナ感染も少しは落ち着いてきましたけれども、やはり第8波が続く中で、各施設の感染者状況というのは把握されていますでしょうか。もしそれが分かれば教えていただけたらなと思っております。
5814【小久保高齢者支援課長】 介護保険関係の事業所の各種連絡会を開催しておりまして、その中で様々意見交換、情報共有をさせていただいているところでございます。特に特養の施設長会におきましては、第7波、第8波につきましてもかなり御苦労があったというようなところを聞いておりまして、やはり1人出ると、どうしてもそこのフロアですとかユニットについては感染者が出るというところもございまして、御利用者様の対応、またスタッフ、職員の対応というようなところで、やはり一旦出るとかなり厳しい状況があったといったところは聞いておりますが、ただし、そういった施設長会の連絡の横の体制の中で、様々、前回ほかの事業所で起こったこと、それを情報共有して、次はこのような形にしたほうがいいのではないかですとか、そういったアドバイスも施設長会の中でやっておるところでございまして、かなりそこのところが効果があったと聞いております。今現在につきましては大分落ち着いているというようなところでございます。
以上です。
5815【齋藤障害者福祉課長】 障害者福祉関係の施設についてでございますが、少し前まで、コロナの感染が発生すると、基本的には、発生したということで市のほうにも御連絡をいただいて、対応などを御報告いただいているところで、このところ落ち着いてはいたのですが、1か所だけ、2月の半ばから、北町にありますわくらすの1つのユニットのほうで感染が拡大しまして、ほぼ1つのユニット全員感染したという状況にございます。ただ、入所者等につきましては、入院調整をしたりですとか、御家族、保健所とも御相談しながら対応しておりまして、それ以上の拡大はしていないという状況で、今収束のほうに向かっているという状況にございます。
以上です。
5816【浜田委員】 ありがとうございます。落ち着いてきたとはいえ、先ほど御報告いただきましたけれど、施設となると、1人が感染するとやはり影響が多いと。従事者の方はもちろんですけれど、利用者さんもという形で感染しやすい状態になると思うので、情報共有しながらできたという答弁もありましたし、しっかり今後も、対処していただけるものと思っておりますので、よろしくお願いします。障害者施設におきましても、少し耳にしていましたので、やはり障害をお持ちの方、高齢者の方もそうですけど、それぞれ個人によって体調が違う、障害をお持ちの方も障害が違うという形で、入院先を、もう本当に受入先を探すのに大変だというふうにも伺っておりますので、その辺施設の方がしっかりとフォローしていただいているのだろうと思うのですけれども、その辺もあると思いますので、どうぞ注視していただけたらなと思っています。
落ち着いてきたものの、高齢者の方がやはり、体力も落ちていて、感染をきっかけに飲む力を失って誤飲したりだとか、肺炎で亡くなっているケースも多いというふうに伺っています。1月、2月だとか寒い時期でもあったからだったのかなと思うのですけれども、その辺も踏まえてしっかりと情報共有しながら、またしっかり施設のほうにも情報を入れていただくなどして対処していただけたらと思いますので、よろしくお願いします。
以上です。
5817【西園寺委員】 おはようございます。光熱費のことについて伺いたいと思います。
12月の補正のときに、値上がりに対応して、光熱費の増額ということで上積みをしました。先日の総務委員会の質疑を傍聴していましたらば、昨年の当初予算の6割増しぐらいになるのではないかという財政課長の答弁があって、そういうことなのだなというふうに理解しているわけで、市役所でもこんな状態ですから、普通の皆さんの、一般の市民の生活に本当に大きな影響があると思っています。
厚生委員会の管轄でいいますと、クリーンセンターのほうの光熱費があります。今回は700万円の減というふうになっておりますけれども、そこの状況をお聞きしておきたいと思います。光熱費、電気、ガス、水道と3つありますけども、これは復習で、そもそもDBOには電気代は含まれていたのでしたか、ガス代、水道代はどうなっていたのでしたかということの復習をお願いしたいと思います。
5818【田中丸クリーンセンター担当課長】 今、光熱費の御質問をいただきました。まず最初のDBOに含まれる光熱費が何かというお問合せですが、大きく光熱費は水とガスと電気があります。水に関してはDBOの中に含まれております。ガスに関しては両方あります。DBOに含まれているガス料金というのは、焼却する際にごみを燃やします。ただ、ごみというのは一定の温度以上で燃やさなければいけない中で、ごみ質によって多少カロリーが低い場合には、それを助燃という形でガスを投入して一定の温度に上げる、そのガス代がありますが、こちらに関してはDBOに含まれております。
今回光熱費の補正をしていますが、こちらはガスの補正になるのですが、これは、今度はガスコージェネレーション発電機という発電機があります。これの燃料費として予算化しているものでありまして、このガスコージェネレーション発電機、使用目的としましては、大きく災害時でいいますと、停電した際には、クリーンセンターだけではなく、公共施設にも電気、蒸気を送る役割が必要なので、それの稼働。平常時でいいますと、夏場の電力逼迫したときや、焼却炉のメンテナンスをする際に焼却炉が一時止まります。その停止期間にも一定の蒸気を、必要な場合はこちらを稼働させたりとか、あと法定点検でも稼働すると、そういった事象が挙げられます。今回は、こちらのガス燃料費の未執行分の700万を補正に上げさせていただいたところです。
以上です。
5819【西園寺委員】 ありがとうございました。電気代は今非常に急騰していて、ガス代はさほどないけど、電気代が急騰しているということなのだけども、その電気代はDBOには含まれていないので市の負担になるということで、やはり影響は被るのだなということが改めてはっきり分かりました。その中でエネルギー地産地消プロジェクトなどで、幾らかでも役に立っているのかなというふうな感想を持っております。光熱費のことについては以上です。
もう1点ですけれども、生活保護のことについては毎回ちょっとずつお聞きしています。先日の報道では、全国的には3年連続で生活保護の申請件数が増えているという報道がありました。武蔵野市でもずっと継続して注目してきたところですが、最新情報をお話しいただけたらと思います。
5820【宮本生活福祉課長】 生活保護の推移について今、質問をいただきました。生活保護について、今年度は前年度比を上回る月がほとんどでして、ただそれは、例えば五、六年前にもっと多かった時代から比べると、水準としては低い水準で、急激に多く膨れ上がっているという形ではないです。あと新規でなった方も、コロナ禍で一旦ちょっと崩されて生活保護になった方が、数か月で廃止するということもかなり見受けられていて、廃止の件数も多いため、それほど世帯数としてすごく増えているということはまだ見受けられません。
以上です。
5821【西園寺委員】 ありがとうございました。これでコロナ禍が一旦収束という情勢になってきて、それでいろいろな支援とか補助がなくなっていくということに対する懸念も注目していかなくてはいけない。さらには、コロナと別に、光熱費の急騰によって生活苦があるのではないかということも十分想定されますので、これも生活困窮者自立支援のほうと併せて、よくよく御支援のほう、注目というか、気をつけて見ていっていただきたいなということで、これは継続してお願いしたいと思います。
以上です。
5822【蔵野委員長】 ほかありますか。
では、これにて質疑を終わります。
これより討論に入ります。
(「なし」と呼ぶ者あり)
5823【蔵野委員長】 これにて討論を終局し、直ちに採決に入ります。
議案第18号 令和4年度武蔵野市一般会計補正予算(第6回)第1表 歳入歳出予算補正中、歳出 第3款民生費(人件費及び第2項児童福祉費を除く。)、第4款衛生費(人件費を除く。)、本案を原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
(賛成者挙手)
5824【蔵野委員長】 挙手全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
────────────────────────────────────
5825【蔵野委員長】 日程第3、議案第19号 令和4年度武蔵野市国民健康保険事業会計補正予算(第2回)を議題といたします。
直ちに質疑に入ります。
(「なし」と呼ぶ者あり)
5826【蔵野委員長】 これにて質疑を終わります。
これより討論に入ります。
(「なし」と呼ぶ者あり)
5827【蔵野委員長】 これにて討論を終局し、直ちに採決に入ります。
議案第19号 令和4年度武蔵野市国民健康保険事業会計補正予算(第2回)、本案を原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
(賛成者挙手)
5828【蔵野委員長】 挙手全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
────────────────────────────────────
5829【蔵野委員長】 日程第4、議案第20号 令和4年度武蔵野市後期高齢者医療会計補正予算(第1回)を議題といたします。
直ちに質疑に入ります。
(「なし」と呼ぶ者あり)
5830【蔵野委員長】 では、これにて質疑を終わります。
これより討論に入ります。
(「なし」と呼ぶ者あり)
5831【蔵野委員長】 これにて討論を終局し、直ちに採決に入ります。
議案第20号 令和4年度武蔵野市後期高齢者医療会計補正予算(第1回)、本案を原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
(賛成者挙手)
5832【蔵野委員長】 挙手全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
────────────────────────────────────
5833【蔵野委員長】 日程第5、議案第21号 令和4年度武蔵野市介護保険事業会計補正予算(第2回)を議題といたします。
直ちに質疑に入ります。
(「なし」と呼ぶ者あり)
5834【蔵野委員長】 これにて質疑を終わります。
これより討論に入ります。
(「なし」と呼ぶ者あり)
5835【蔵野委員長】 これにて討論を終局し、直ちに採決に入ります。
議案第21号 令和4年度武蔵野市介護保険事業会計補正予算(第2回)、本案を原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
(賛成者挙手)
5836【蔵野委員長】 挙手全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
────────────────────────────────────
5837【蔵野委員長】 日程第6、陳受5第2号 温暖化対策見直しを求める国への意見書提出に関する陳情を議題といたします。
陳情者の方より意見を聴くため、暫時休憩いたします。
○午前10時31分 休 憩
────────────────────────────────────
○午前11時05分 再 開
5838【蔵野委員長】 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより質疑に入ります。
(「なし」と呼ぶ者あり)
5839【蔵野委員長】 では、これにて質疑を終わります。
陳情の取扱いについての意見を伺います。
(「採決」と呼ぶ者あり)
5840【蔵野委員長】 「採決」という声がありますので、これより討論に入ります。
5841【西園寺委員】 それでは、この陳情に対して、賛成の立場で討論をしたいと思います。
この温暖化対策をより一層強めなくてはいけないということ、再生可能エネルギーを増やしていかなければいけないということ、それで将来に対して責任を持たなければいけないということは、私どもも、それから会派としてもずっと継続して言っていることであります。より高い目標を掲げて、国際標準に沿った形で、国が温暖化対策、気候変動対策について進めるべきという考えを持っておりますので、賛成であります。
とは言いましても、いろいろな課題があるということも感じています。先ほどもお話がありましたけれども、光熱費の値上がりによって原発を動かさなければいけないという、そういう民意が今つくられつつあるということは、先日、一般質問の場でも申し上げました。新聞のアンケートでもそういう結果が出てきている。民意というのは、ある意味非常に動きやすいというか、どこまで正確な情報を得た上で、そのアンケートに答えたのだろうかということに対しても、私自身は疑問を抱いております。週末にNHKの特集で、南海トラフ大地震のシミュレーションの番組がありまして、御覧になった方も多いと思います。半割れという言葉を私、初めて勉強しましたけども、本当にああいうことが起こり得る、何を備えるべきかと考えさせられた一方で、西日本で現在動いている原発のことについては一個も触れられていなかったなということも、番組を見終わった後に感じました。報道の在り方、メディアの在り方、番組の作成の方向性として、そこに触れなかったのはなぜかということは、正直疑問を感じざるを得なかったというふうに思います。東海地方にも浜岡原発、いまだにありますよね、そんなことも感じました。原子力発電を使わなければ、このエネルギーの危機を乗り越えられないという、そういう考え方は、私は賛成はできないのです。ということは申し上げておきたいと思います。
今回の陳情に対しては、気候危機対策、温暖化対策については一層強化すべきというふうに考えますので、賛成いたします。
以上です。
5842【浜田委員】 この陳情に対しまして、不採択のことで意見を述べさせていただきます。
先ほども質疑をさせていただいて、2項目め、エネルギー基本計画に、従来計画の22〜24%から、36〜38%に引き上げられている、そういうことも明記をしっかりされていますので、この項目に対して懸念を抱きますので、意見を述べます。
3点目の項目に対して、我が公明党としましては、これまで同様、原子力発電には依存しない社会を目指し、再稼働についても原子力規制委員会の審査の合格を前提に、立地自治体の関係者の理解と協力を得た上で丁寧に進めていく立場であります。提起されている再生可能エネルギーの導入に当たりましては、2011年度0.4%から、2020年度には19.8%に拡大しております。提出者の、目標期限を定めて廃止する、もちろん廃止なのですけれど、具体的な目標期限というのも提示されておりませんし、懸念材料になりますので、この2、3に対しましてもそうですが、温暖化対策については重要だとは考えますが、この記書きに対しては不採択とさせていただきたいと思います。
以上です。
5843【宮代委員】 それでは、今回のこの陳情に対しては不採択の立場で討論させていただきます。
まず陳情者の方、様々資料も提供していただき、またいろいろなお考えを提言していただいたことに対して感謝申し上げます。いつもありがとうございます。一方で、まず、記書きだけ触れていきますけれども、1番の、先進国責任を考慮した内容に修正することという形になっていますが、これは現在、もうずっとこの削減目標についてはローリングしながらやっている中において、修正するということは今できていないというふうなお立場であるということから、私はこれは現在進行形で動いている話なのではないかと理解しているということです。
それから、3番の石炭火力については、いつも申し上げていますが、今日の陳述の中で、陳述者との間での話もありましたけれども、まさに科学的な話と政治的な話がバランスを取って進んでいくというこの世界にあって、同じように、石炭火力の取扱い、それから最後の原子力の取扱いについても、まさにバランスの世界であって、いきなりゼロであるということを前提にここを提起されるというのは、そこには賛成しかねるという部分があって、今回のこの陳情については不採択とさせていただきます。
以上です。
5844【蔵野委員長】 では、これにて討論を終局し、直ちに採決に入ります。
陳受5第2号 温暖化対策見直しを求める国への意見書提出に関する陳情、本件を採択とすることに賛成の方は挙手を願います。
(賛成者挙手)
5845【蔵野委員長】 挙手少数であります。よって、本件は不採択と決しました。
────────────────────────────────────
5846【蔵野委員長】 日程第7、陳受5第3号 市の温暖化対策についての提案に関する陳情を議題といたします。
本件につきましては、本日までに9名の方より追加署名が提出されていますので御報告いたします。
では、陳情者の方より意見を聴くため、暫時休憩いたします。
○午前11時12分 休 憩
────────────────────────────────────
○午前11時24分 再 開
5847【蔵野委員長】 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより質疑に入ります。
5848【浜田委員】 すみません、確認をさせてください。陳情の記書きのところで1番、温暖化対策を市政全体の中の政策的重点課題の一つと位置づけ、部署横断的な連携を進めやすくすることということなのですけれど、行政としては、担当課としてはどのように考えていらっしゃるか。できていれば、やっているとか、今現状を教えていただけたらと思います。
5849【源田環境政策課長】 現状の部署横断的な連携についてでございますが、御存じのとおり、以前武蔵野市の場合はISO14001というものを認証しておりました。これをずっと運用していたのですが、平成29年度から独自の環境マネジメントシステム、武蔵野市のEMSに移行しております。このEMSは、武蔵野市環境基本計画の目標を実現するためのツールとして位置づけておりまして、EMSの目指すべき環境像や、それに向けての環境方針は環境基本計画と共有しているところでございます。
実際にどういう形でEMSを運用しているかというところでございますけれども、今までISOの場合ですと、外部監査というものを活用しておりました。これに代わりまして、セルフチェックの実施と、あと毎年年次報告書で施策の状況と評価を公表している状況です。各課において前年度の実績の取りまとめをして、各課で振り返りをしてもらいます。これを環境管理委員会、副市長を委員長としております部長級の会議でございますけれども、こちらで評価をしまして、年次報告書というのを作成しております。この後、環境市民会議、これは環境基本条例で設置されている常設の市民会議でございますけれども、外部の委員の方が入っていらっしゃる環境市民会議で第三者的な評価をしていただきまして、最終的に市長に確認をしていただいて、公表という形を取っております。この中で、対象の事務事業、評価をする事務事業については、別に環境部だけの事業ではなくて、市民部、子ども家庭部、教育部、全庁的な部の事業を環境に関する事業としまして位置づけまして、評価を行っているところです。
以上です。
5850【浜田委員】 ありがとうございます。では、しっかりしていただいているという認識をさせていただきました。市民も市民会議という形で、市民参加もされているし、第三者評価ということできちんとされているということと、あと全庁的にもしっかりチェックを入れて評価もしているということなので、連携はしっかり取れているということを確認することができました。
あと、この記書きで例をたくさん挙げていただいているのですが、そのことに対して行政側としてはどのように考えられますか。もし何か御意見、各項目で、3点目のところの例、4点目のところに例が必ず書かれているのですけど、そういうことで行政として、この例を見本にだとか、何かお考えとかありますか。
5851【白石環境啓発施設担当課長】 記書きの3のところでございます。私どもも、市、行政が旗振りをする部分もあるとは思うのですが、一方、やはりそれだけでは限界があると思っていますので、現在も地域のNPO団体さんの主催で、むさしのエコreゾートを使っていただいて環境に関わる啓発をしていただきましたり、あとはお隣のNTTさんですとか、あと吉祥寺にある大手の企業さんと連携しながら一緒になってやるという部分、お互いに相乗効果を生むと、そんなことを考えながら今進めておるところです。
以上でございます。
5852【浜田委員】 ありがとうございます。提出者も武蔵野市全般の、あまり全部が全部理解していないというような陳述もあったのですけれど、ここにも気候市民会議や各自治体の動向も注視してこられました云々と書かれているのですけど、提出者も市の進め方とか市の温暖化対策に対しては評価をしているのだろうなというふうに読み取れたのです。なので、先般から気候市民会議の資料、実施の記録というのを頂きまして、大変皆さん、各市民の方が参加をして、いろいろな年代の方が参加されて進められている。これからプランの策定もされるということで、大いに期待するところなのですけれど、市長自ら旗を振って、施政方針の中でもきちんと言われていましたので、市民の方が様々そういう温暖化対策に対して興味を示してしっかりやっていただけるということは、何度も言いますが、大変期待をさせていただいておりますので、よろしくお願いします。これを提出者の方もしっかり理解をしていただけたらなというふうには思っていますので、どこまで理解をしていただいているのかという部分ではありますけれども、意見として言わせていただいておきます。
以上です。
5853【品川委員】 考え方を確認させていただきたいのですけれども、記書きの4のところの例示で、徒歩や自転車、公共交通機関で行けるところへはなるべく車で行かないように努めることというふうにありまして、これは交通政策基本法第5条の交通手段選択の自由に関する条文というのがあるのですけど、そちらをちょっと侵害してしまうことに、抵触といいますか、なってしまうのではないかなと感じまして、こういった環境問題とか温暖化対策に対して、市民一人一人や事業者、様々な人たちができることを努力するというのは必要だとは思うのですけれども、それぞれがやはり様々な事情を抱えていますので、行動を制限するとか、そういったことになってはいけないなというふうに思うのです。今後こういった取組を進めていくに当たって、行動を制限するといいますか、そういった何か権利を侵害するようなことがあってはならないと思うのですけれども、それについてのお考えをお聞かせいただけたらと思います。
5854【源田環境政策課長】 今の御質問でございますけれども、武蔵野市の地球温暖化対策実行計画2021の区域施策編、こちらでも交通車両対策に関することが記載されております。環境に優しい移動手段の推進ということで書いておりまして、例えばカーシェアリングとか地域公共交通とか自転車の利用を促進するということで書いておりますので、決して強制という形ではありません。極端な話、例えば食べ物とかでも、牛はげっぷを吐くのです。すごく環境に、かなり気持ちを持った方ですと、牛を食べるなとか、牛肉を食べないでというような方もいらっしゃるのですけれども、今ある生活の中で、やはりそれぞれに関わっている事業者さんだったり、いろいろな仕組みがありますので、その中でできることをまずやっていくということが必要だと思います。その中で、例えば公共交通の話で、自動車を利用しないとかという話もありますけれども、そういうのを推進していく中で、やはり淘汰されていくと思うのです。社会がどんどん変わっていって、強制ではないのだけれども、それぞれの市民の方が取捨選択をしていく中で、必要だと思うものを選択されていく中で、最後は必要なものが残っていくという形になるのではないかなというふうに思っています。
以上です。
5855【品川委員】 分かりました。やはりこういった環境問題とか温暖化対策は、どこかしら私たちが生活している上でトレードオフなところがあるのだろうなというふうに感じています。今も推奨しているということでおっしゃっていただきましたけれども、引き続き、市民の方だったり事業者の人たちが強制感を感じるようなことがない形で、説明だったり言葉というのは使っていってほしいと思います。
以上です。
5856【西園寺委員】 まず、陳情でこういう対案をたくさんいただいたということはありがたいことだと思っております。この内容はまさに、昨年の11月まで5回行った気候市民会議の中身にほぼ重なっているというのが私の見立てであります。特に、例示があるような公共交通機関をどうするというような今の話、それについてはどうなのかとか、燃やすごみについてはどうかとか、それから太陽光パネルの初期費用と投資の関係、こういうのが全部ここに、いろいろな御意見の中に入っていて、終了後のアンケートの中には、これは宝の山ですねというコメントがありました。物すごく、目をむくほど新しいアイデアがあったとは思わないのですけれど、やはり多くの、六十数名の方々が一生懸命考えてくださって、日常生活の中での気づきというのはこういうことなのだなということを、これをずっと読ませていただいて感じたわけであります。
おっしゃるのはこのとおりだと思うのですけども、このとおり、全部そのまま武蔵野市が取り組むかというとまた別問題なのですが、一つ私、行政のほうにお聞きしたいのは、初期費用ゼロのソーラーの話なのです。ちなみに我が家は2012年にパネルを設置しまして、もう丸10年たちましたので、FIT期間が終わって、あともうこれからは収入だけみたいな状況になっておりまして、私はやはりパネルは、大きなリスクがない割には、必ず10年後、15年後には元が取れるものなので、もっと皆さんに御理解してほしいと思っていて、皆さんその割には、こちらの報告書の131ページには、初期費用が高い、金銭的負担が高い、設備投資、価格の問題というのがやはりいっぱい出ていて、そこをもうちょっと本当は理解していただきたいのになというふうに、これを読んでいて感じたのです。
この辺は、行政としては、レクチャーをやっていただいた先生方との中でどういうふうなやり取りというか、考え方があったのかなかったのか、そこら辺をちょっとお聞きしたいのですが。
5857【白石環境啓発施設担当課長】 今お話がございました市民会議の記録の中には、やはりコストの面については、現実として皆様が感じているというところがしっかり見えております。講師の方とのやり取りというところでは、そこがしっかり話し合われたわけではないのですけれども、それが現実ですねと、市民の方が感じる部分が多いのですねというところはおっしゃっていたように記憶しています。
以上です。
5858【西園寺委員】 ありがとうございます。今、FIT価格は、なくなるというか、下がってしまったから、もうそれを震災直後のような利用の仕方というのはできないわけなのだけれども、私は、この温暖化対策期、再生可能エネルギーを増やすことについては、やはり国全体の仕組みというのは外せないだろうというか、そこでしょうというふうに思っているわけです。そこは、国の今の対策の仕方、制度の仕方についてはおかしいと思っていて、今回の気候市民会議の皆さんの意見の中で言えば、コストは高いけど必要だというのは皆さん思っていて、お金をかけてでもやらなければいけないことだよねという御意見もきちんと入っていましたし、国の制度として、政策としてやらなければいけないものだというふうに私は思っております。
それは私の見解なのですけども、この陳情についてですけれども、先ほど言ったように、おっしゃっていることは、今武蔵野市が目指していること、頑張ろうとしていることと、大きな方向性としては同じだというふうに思っています。
この2番目のふるさと納税のことについては、何か庁内で議論はされていますか。こういう再生可能エネルギーを増やそうというような、気候温暖化対策をふるさと納税の使い道にするというようなことは何か議論されていますか。緑のことについてはたしかメニューにあった、公園とかはあったと思うのですが、そこはいかがでしょうか。
5859【源田環境政策課長】 例えば創エネに関してふるさと納税を活用するというような具体的な検討は、現段階ではしていない状況です。
以上です。
5860【宮代委員】 1点、この記書きの4番で温暖化対策条例というものが出てきていて、その下にいろいろ具体的な例が書いてあるのですけど、今の武蔵野市の中における温暖化対策条例というものが、既に、この名前のとおりではないのですけど、例えば全体の流れからいくと、まず長期計画があって、環境基本計画があって、それであと武蔵野市の環境基本条例というものがあってという構えになっている流れの中で、さらに新しく温暖化対策条例というものを制定したら、今よりも何かがよくなるというような考え方ができるでしょうか。そこの御見解を伺いたいと思います。
5861【源田環境政策課長】 温暖化対策条例、これは一般的にどういう条例かというところなのですけれども、一般的には、例えば市民とか自治体、事業者といった、地域の主体が地球温暖化対策に取り組むことの責務を明らかにする意義があると言われています。あとその条例の中で、例えば自治体独自のルールを定めて、ある主体に義務を課したり、権利を与えるというようなものもあります。東京都の環境確保条例、この前改正されましたけれども、太陽光パネルの設置義務のものなんかは、こういった条例の中に入ってくるものになります。
武蔵野市の場合は、地球温暖化だけに特化した条例という形ではありませんが、環境基本条例というものがございます。これは平成11年に制定してございます。昭和46年に武蔵野市の環境保全に関する条例が制定されていましたけれども、その当時は公害対策に重点が置かれていまして、その後30年近くがたって、環境問題が従来の生活型公害から、身近な自然現象などにとどまらず、地球温暖化とかオゾン層の破壊とか、地球環境全体の問題に拡大したことによって、環境に対する意味合いが大きく変化いたしまして、環境の保全ということが広く解釈されるようになりましたため、環境基本条例の中に環境保全の考えを組み込む形で、環境基本条例を平成11年に制定したというところでございます。
その中でしっかりと、条例の前文のところに、地球温暖化、オゾン層の破壊など地球規模の環境問題を引き起こしていると。環境への負荷の少ない、循環を基調とした社会を築いていかなければならないので、私たちは、これまで受け継いできた環境を守り育み、将来の世代に引き継いでいくため、この条例を制定するということで環境基本条例にしっかり書かれておりますので、武蔵野市の場合は温暖化対策も含めたしっかりとした環境基本条例が制定されているという認識でございます。
5862【宮代委員】 詳細な御説明ありがとうございました。ここでは、記書きの例として具体的なものが幾つか示されているわけですけれども、武蔵野市の考え方としては、環境基本条例というものが存在していて、それの下に個別計画があって、こういった具体的な動きというのは個別計画の中で示しているのだというふうに私は理解しているのですけども、それで間違いないか確認させてください。
5863【源田環境政策課長】 委員おっしゃるとおり、環境基本条例の下に環境基本計画がございまして、その下に地球温暖化対策実行計画がございます。その中の市民の具体的な取組ということで、今回、気候市民会議を踏まえて、来年度、気候危機打開武蔵野市民活動プランというものを策定するということでございます。
5864【宮代委員】 最後に6番の、市長から市長会を通じてまたは直接、国に意見を発信することということが書かれているのですけど、市長、これはどうでしょう。今から今後考えていくようなお気持ちというか、あるでしょうか。
5865【源田環境政策課長】 全国市長会の要望でございますけれども、年2回、春と秋に行われております。令和4年につきましても地球温暖化対策推進についての要望は行ってございます。これは令和5年も盛り込む形として今、調整をしているところです。具体的な地球温暖化対策推進についての要望の中身でございますけれども、国の温室効果ガス削減目標の見直しというところまでは当然書かれてはいないのですけれども、エネルギー基本計画における再エネ主力電源化のための導入促進や、省エネ化の推進に必要な措置の拡充について要望を行っているというところでございます。
5866【松下市長】 陳情が、議会に対しての陳情ですので、その記書きの中に、市長から市長会を通じてと書いてあることに、ちょっと私は違和感を感じてしまいますので、陳情に対しては議会の皆様が御判断されることかなというふうに思います。
5867【蔵野委員長】 これにて質疑を終わります。
陳情の取扱いについての意見を伺います。
(「採決」と呼ぶ者あり)
5868【蔵野委員長】 「採決」という声がありますので、これより討論に入ります。
5869【西園寺委員】 それでは、この陳情に対しては、残念ながら、賛成しない、反対という討論にいたします。
先ほど質疑の中でも申し上げたとおり、大きな方向性としてはこのとおりだと思います。提案としていただいたということについては、本当にありがたい、受け止めております。この中に書いてあることは、先ほども申し上げたとおり、今武蔵野市がまさに取り組んでいることとほぼ重なっておりまして、横断的な連携を考えながら進めているというのもきちんとやっているし、それから、市民の皆さんを巻き込んだ形、事業者さんを巻き込んだ形で、エコreゾートというところを一つのキーワードにしながら進めているというところも重なっております。市民参加型で気候危機打開プランをつくろうというのは、まさに令和5年度の目玉でございますから、これは、大きな方向性としては全く同じというふうに思っているのです。
しかし、なぜ反対かと言いますと、やはりこの温暖化対策条例というのがよろしくないと私は思います。武蔵野市には、武蔵野市民緑の憲章という、これも市民参加型で、本当に武蔵野市らしいというか、そういう歴史を持っています。これも条例ではなくて、憲章です。その憲章をみんなが尊重しながら、緑のこと、公園のことを進めてきたという歴史があります。温暖化対策についても、今まさに気候市民会議を基にして打開プランをつくっていこうとしているわけですが、そういうような大きな方向性に対してみんなで一緒に歩もうという、そういうやり方がふさわしいのではないかと思うのです。条例というのは、私は賛成はしないというか、特に規制を伴うような条例というものに対しては非常に慎重でなくてはいけないので、その点がやはり賛成しかねるポイントになります。
ということで、陳情に対しては反対という立場ですが、大きな方向性は一緒、市民がみんなで、事業者さんや職員やいろいろな方々と一緒に大きな方向性を目指して歩んでいくということについては申し上げたとおりですので、また皆さんと一緒に頑張りたいという気持ちを申し上げたいと思います。
以上です。
5870【宮代委員】 本件のこの陳情については、残念ながら不採択ということで討論します。
先ほども申し上げましたけれども、様々御提案いただいてありがとうございます。今、西園寺委員おっしゃっていただいたとおり、方向性は同じ方向を向いているのではないかと思うのですけど、先ほど執行部との質疑の中で、温暖化対策条例のことが提案されているけれども、今の武蔵野市でどうなっているのかということを確認させていただきました。既に環境基本条例があり、その下に個別計画があるというスタイルができていて、これはかなり機能しているのではないかなというふうに私は思っています。そういう意味で、ここでまた新たに温暖化対策条例というものを制定することには賛成しかねるということが、今回一番大きな、私もそこがポイントで、不採択という形にさせていただいております。
以上です。
5871【蔵野委員長】 それでは、よろしいでしょうか。
これにて討論を終局し、直ちに採決に入ります。
陳受5第3号 市の温暖化対策についての提案に関する陳情、本件を採択とすることに賛成の方は挙手を願います。
(賛成者挙手)
5872【蔵野委員長】 挙手なしであります。よって、本件は不採択と決しました。
暫時休憩いたします。
○午前11時50分 休 憩
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○午後 1時00分 再 開
5873【蔵野委員長】 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に行政報告に入ります。武蔵野市第4期健康福祉総合計画(個別計画)の策定に向けた実態調査の報告について、報告をお願いいたします。
5874【福山地域支援課長】 それでは、昨年11月30日から12月16日にかけて実施いたしました武蔵野市地域福祉に関するアンケート調査の結果につきまして、速報版にて御説明申し上げます。
まずは、1、調査の概要でございますが、調査目的につきましては、来年度の武蔵野市第4期健康福祉総合計画・地域福祉計画策定に向けた基礎資料を得るためのものでございます。
調査対象者などにつきましては、記載のとおりでございますが、18歳以上の市民を対象として、無作為抽出にて2,000人にお送りしております。
最終的な回収率は42.7%で、これは平成28年度に実施いたしました前回調査と比較いたしまして、ほぼ横ばいという結果でございます。
今回、新たな手法といたしまして、オンライン調査を併用しまして、ウェブ回収率につきましては300件となり、回収数全体の35.1%となっております。
次に、2の結果の概要、(1)回答者の属性等でございますが、回答者の年齢区分につきましては、40歳代、50歳代、それから75歳以上の層が多くを示している状況でございます。
2ページをお願いいたします。(2)地域での暮らしでございますが、武蔵野市での暮らしの満足度につきましては、「とても満足」と「まあ満足」を合わせますと、93.4%の方が満足されている結果でございました。また、今回新しい設問でございますが、地域の関心度といたしましては、「関心がある」と「やや関心がある」を合わせますと、82.0%の方が関心があるという状況でございます。
大切にしているつながりにつきましては、「家族・親族とのつながり」を挙げた方が全体の82.2%を占めております。
3ページをお願いいたします。日常生活の悩みや不安の上位1位と2位につきましては、「自分や家族の健康のこと」「自分や家族の老後のこと」と続いている結果でございました。
今回新しい設問でございますが、日常生活の悩みや不安の相談先ですが、「家族」の次に、「友人・知人」と続いている状況でございます。
さらに、地域における課題につきましては、防犯・防災が28.7%で最も多く、以下、高齢者への支援や介護に関すること、世代間交流の不足が続いております。
4ページをお願いいたします。地域活動やボランティア活動への参加状況でございますが、こちらにつきましては、前回調査とほぼ同様の結果でございまして、活動したことがないが61.7%、現在も含めて活動したことがあるのは合計35.0%でございます。活動している組織、仲間につきましては、記載のとおりでございます。また、活動に参加してよかったと思うことにつきましては、「社会や他人の役に立った」と回答されている方が全体の38.1%、以下「人的なネットワークや交流機会ができた」「自分の知識や経験を生かせた」と続いております。
5ページをお願いいたします。中段の地域活動やボランティア活動への参加意向でございますが、「活動をしたい(続けたい)」が全体の27.8%、「活動をしたいとは思わない」が23.2%でございました。
次に、市が行っている事業の認知状況と重要度の認識についてでございますが、レモンキャブやテンミリオンハウスは認知度が高いとともに、重要視されている方も多い事業でございます。また、ヘルプカードやいきいきサロンにつきましては、比較すると認知度は低いものの、重要視されている方が多い事業となってございます。
6ページをお願いいたします。生計や生活の困窮状況についてでございますが、生活に困った経験がある方は全体の28.2%で、その理由につきましては、1)収入減少では、「給与・事業収入の減少」が最も多く、「失業・廃業」「休職・休業」と続いております。一方、2)支出増加では、「物価高騰」が最も多く、「子どもの入学・進学」「自分や家族の病気や事故」の順で多い状況にございます。
次に、こちらは初めての設問群でございますが、生活費に困ったときの状況としては、上位1位と2位につきましては、「年金や就労収入はあるが支出が多く、家計が赤字であった」「相談先がなく(わからず)不安だった」と続いており、その対応としましては、「家計の見直しにより支出を抑えた」「仕送りなど親族や知人からの援助を受けた」と続いている一方で、「何もしなかった(できなかった)」というのが14.5%となっております。
7ページをお願いします。こちらも初めての設問となってございますが、新型コロナウイルス感染症拡大前と比較した日常生活の変化としましては、増えた割合の多いものとして、デジタル機器を使う時間となっており、減った割合の多いものとしましては、友人・知人等への訪問や来訪、運動や体を動かす時間、趣味やサークルの活動の参加、買物と続いている状況でございます。
次に、新しい設問が続きますが、ヤングケアラーの認知度ですが、言葉も内容も知っている方が66.6%で、「聞いたことはあるが、内容は知らない」が11.0%、「知らない」が17.9%となっております。
ひきこもりについての理解度ですが、「ひきこもりは、特別なことではなく誰にでも起こりうる」が78.5%と最も多く、「就労や外にひき出すことだけが解決策ではない」と「当事者や家族が相談しても良い悩みである」と続いている結果になっております。
最後、8ページをお願いします。こちらも新設の設問でございますが、成年後見制度の認知度ですが、「言葉も内容も知っている」が54.3%で、「聞いたことはあるが、内容は知らない」が26.1%、「知らない」が15.1%となっております。
次に、再犯防止推進法の認知度でございますが、「言葉も内容も知っている」が14.5%、「聞いたことはあるが、内容は知らない」が38.5%、「知らない」が42.3%となっております。
最後に、今後重点を置くべき健康福祉施策につきましては、前回は上位から「市民の健康を守る取組み」「在宅福祉を支えるサービス」「退職された方々が地域活動で活躍できる場の提供」の順でございましたが、今回は「市民の健康を守る取組み」を挙げる方が49.3%、「在宅福祉を支えるサービス」が48.0%、「要介護状態になることを予防するサービス」が46.3%と続いている状況でございます。
説明につきましては以上でございますが、今後、クロス集計や分析などを加えまして、最終の報告書としてまとめていく予定でございます。
地域福祉アンケート調査については以上でございます。
5875【小久保高齢者支援課長】 続きまして、武蔵野市高齢者福祉計画・第9期介護保険事業計画の策定に係る調査の概要(速報)について御説明いたします。お手元の資料を御覧ください。
武蔵野市高齢者福祉計画・第9期介護保険事業計画の策定に当たりまして、7つの調査を実施しております。2)から7)までの調査の概要につきましては、記載のとおりでございますが、現時点で実施中もしくは集計作業中のため、恐れ入りますが、報告書がまとまり次第、改めて委員の皆様に配付させていただきたく存じます。
それでは、ページをおめくりいただきまして、介護予防・日常生活アンケート調査について、速報版に沿って説明、報告いたします。
1、調査の概要ですが、調査対象者は、要介護認定を受けていない65歳以上の市民1,500名で、回収率は65.2%でした。
2、結果の概要です。2ページをお願いします。図4、家族構成は、前回調査と大きな変化はございませんが、「夫婦2人暮らし(配偶者65歳以上)」が微増となっております。
3ページをお願いします。図7ですが、現在の住まいに「住み続けたい」との回答は89.5%でした。
4ページをお願いします。図9の外出状況については、前回調査に比べると、「週5回以上」の回答が少し減り、その分、「週1回」及び「週2〜4回」の回答が増えています。図10の、昨年と比べて外出回数は減っているかについては、「減っている」との回答が増えており、その理由としましては、図11のとおり、「新型コロナウイルス感染症の予防のため」が67.9%と、最も多くなっております。
5ページは、健康状態や転倒について聞いています。
6ページをお願いします。地域で行われている会・グループ等への参加頻度は、週1回以上参加している割合は減少傾向、何も参加していない人の割合は32.4%と、増加傾向が見られました。一方で、図16の参加意向につきましては、参加者として、また、企画・運営(お世話役)として、どちらも「是非参加したい」「参加してもよい」との回答が増加しております。
7ページ、図17、サービスの認知・利用意向ですが、「すでに利用している」「知っているし、利用したい」「知っているが、利用したいとは思わない」の合計、つまり認知度としましては、訪問介護、レスキューヘルパー、認知症高齢者見守りヘルパー事業の順となりました。ちなみに、「知っているし、利用したい」「知らないが、利用したい」の合計、つまり利用意向につきましては、レモンキャブが47.3%と、最も高い割合でした。
8ページをお願いします。図18、自分がどのような状態になったら施設入所を希望するかについては、「ひとり暮らしで生活全般に介護が必要となった場合」「認知症で周囲に迷惑をかける状態になった場合」「家族の肉体的・精神的負担が大きくなった場合」の回答が、前回調査に引き続き、5割を超えました。
図19、サービス水準と保険料の関係については、「サービス内容を見直して、過度な保険料負担の負担にならないようにするべき」が74.2%と、前回調査に引き続き高い割合を占めました。
最後に9ページ、図20、今後住み慣れた地域で暮らし続けるために充実してほしい施策や支援ですが、「急病やけがの際にヘルパーを派遣し、身体介護や家事援助を行うサービス」「認知症になった時の、見守りや生活の支援等」「病気・けが等で入院した後でも、安心して在宅に復帰できるよう、医療と福祉の連携」の順で回答の割合が高く、前回調査からも伸びている状況です。
なお、今回から選択肢を新たに追加した「耳の聴こえの問題への支援」は14.6%でした。
説明は以上となります。
5876【齋藤障害者福祉課長】 それでは、武蔵野市障害者福祉についての実態調査(速報版)について御説明いたします。
まず、調査の概要です。令和5年度に策定を予定しております障害者計画・第7期障害福祉計画を検討する際の基礎資料及び、日常生活を送る上で必要になるサービスを検討する資料として活用することを目的に実施いたしました。
対象者といたしましては、令和4年11月1日現在で、記載の5区分の方の中から計3,000名の方を抽出して調査を行いました。なお、障害児通所支援サービス受給者につきましては、児童のニーズも把握する必要があるため、今回の調査から対象に加えております。
調査期間については、記載のとおりで、調査方法は、従来の郵送に加え、今回調査ではインターネット調査を併用いたしました。
回収状況でございますが、回収状況の表の一番下のところに合計を示しておりますが、3,000名の方に送付をしまして、1,878名、有効回収率としては62.6%ということでございました。前回との比較では6.2ポイント増となっております。なお、ウェブ回答については、括弧内に内数でお示ししておりますが、全体の3割弱となっております。
次に、結果の概要です。
まず、御本人についてです。こちらは、全体では75歳以上が28.5%と最も多く、65歳以上の高齢者の方は44.2%となっております。この表では、20%以上の数字のものについて網かけをしておりますが、前回との比較でも、障害者の高齢化が進んでいるといったことを感じております。
次のページをお願いいたします。保健・医療についてです。「通院するのが大変」は、いずれの障害でも2割台、「医療費の負担が大きい」は、難病・特定疾患の方での指摘が多くなっております。また、「障害のため症状が正確に伝えられない」は、知的障害の方に特に多くなっております。
次に、相談についてです。相談相手が「いる」は、知的障害の方では75%、また、身体、精神でも60%といった結果でございますが、全体として、相談相手がいない割合が前回よりも7.3ポイント上がっている状況です。また、相談の際、不便なことといたしましては、知的障害者と精神障害者では、「相談先が限られている」「実際の支援につながらない」などといった意見が多くなっております。今回初めて調査した児童では、「実際に支援が始まるまでに時間がかかる」「相談先の知識不足や対応に不満」などといった声が多くなっています。
3ページをお願いいたします。相談相手がいない理由というところですけれども、「相談先がわからない」は、難病・特定疾患、知的障害者で4割台、また、精神障害者では「他人に相談するのが不安」といったところも割合が多くなっています。
次に、通園・通学している障害児の日中・放課後や休日のサービス利用状況についてでございます。現在の利用状況は、放課後等デイサービスが51.2%と多くなってございます。また、利用意向が高いサービスといたしましても、放課後等デイサービスが目立っております。また、放課後等デイサービスの利用希望回数は、前回と比べて「週1回」や「週2回」が増えましたが、「週5回以上」は減っています。また、日中一時支援についても「週1回」という回答が多くなっています。
4ページをお願いいたします。
次に、通園・通学している障害児の父母の就労についてでございます。障害児を持つ父の就労状況は、パート・アルバイト等も含め、就労中が88.3%となっております。障害児を持つ母親の就労では、「正社員として働いている」と「パート・アルバイトなどで働いている」を合わせた、いわゆる就労中は50.6%と、前回より1.1ポイント増となっていますが、「働いていないが、できれば働きたい」が9.1ポイント減、また「働いていないし、その意向もない」は8.5ポイント増という形になっております。
次は、御本人の就労状況でございます。19歳〜64歳では、63.7%の方が何らかの形で就労をしています。就労の形態としては、「会社員、団体職員など」「福祉的就労を利用している」「パート、アルバイト、契約社員、派遣社員などとして働いている」となっています。
今後の就労意向といたしましては、身体障害者、精神障害者、難病・特定疾患では、「パート、アルバイト、契約社員、派遣社員などとして働いてみたい」が2割台と多く、知的障害では「福祉的就労等を利用してみたい」が、難病・特定疾患では「働きたいとは思わない」が多くなっています。
5ページをお願いいたします。次に、災害時の対応についてです。災害時の不安は、「できるだけ自宅で避難していたいが、水や食料が入手できるか不安がある」は、児童以外の調査区分で4割台と多くなっております。難病・特定疾患と精神障害では「薬や必要な医療的ケアが受けられるかどうか不安がある」が、知的障害者では「避難所でほかの人と一緒に過ごすことに不安がある」が多い状況ですが、知的障害者につきましては、ほかにも多岐にわたる不安が示されております。
6ページをお願いいたします。障害福祉サービスの利用についてです。障害福祉サービスの利用の際に不便だと思うことでは、いずれの調査区分でも「何が利用できるのかわからない」と「サービスに関する情報が少ない」が多くなっております。また、児童では「サービスを利用するための手続が大変」が多く、知的障害者と児童では「事業所と利用日時などの調整が大変」「利用できる回数や日数が少ない」についても、ほかの調査区分よりも多くなっております。
次に、新型コロナウイルス感染症の影響についてです。感染症拡大による生活や行動の変化について聞きました。障害福祉サービスの利用については、緊急事態宣言下と感染予防対策期とでは、どちらの時期も「変わらない」が6割となっていますが、緊急事態宣言下で利用が「減った」は15.2%、感染予防対策期に「減った」は9.7%となっています。また、新型コロナウイルス感染症拡大期の経験としては、難病・特定疾患では感染への不安が、知的障害者と児童では、外出制限によるストレスが5割台となっております。
7ページをお願いいたします。次に、障害者差別解消法についてです。障害者差別解消法を知っているかという問いに対して、「知っている」「聞いたことはある」を合わせて、認知度は32.5%という結果でした。また、合理的配慮が不十分だと感じる場面についてですが、「不便と感じたことはない」が43.3%と多い状況ですが、「公共交通機関を利用するとき」「買い物や店舗を利用するとき」というのも多くなっている状況でございます。
次に、8ページをお願いいたします。今後のことについてです。武蔵野市での暮らしの満足度を聞いておりますが、「とても満足している」「まあ満足している」を合わせて、満足している方は87.1%となっています。
最後に、施策の要望のところでございます。今回上位となりましたのは「いつでも気軽に相談できる窓口の充実」、こちらが一番多くありました。「住宅の整備、住宅探しの支援」は特に知的障害の方に多く、また、身体障害や難病・特定疾患では「地震や台風など災害時の支援体制の整備」が、精神障害者では「就労支援」が上位といった結果でございました。
以上になりますが、今後のスケジュールといたしましては、年度内にクロス集計などを行って分析し、報告書としてまとめてまいります。そして来年度1年間かけて、令和6年4月からの3年間の計画となる障害者計画・第7期障害福祉計画を策定してまいります。
障害者福祉についての実態調査については以上です。
5877【一ノ関保健医療担当部長】 では続きまして、武蔵野市市民の健康づくりに関するアンケート調査の報告速報版について御説明いたします。
1、調査の概要でございます。調査目的、対象者、期間、方法は記載のとおりでございます。
回収状況につきましては、配布数2,000件に対しまして、回収数が854件、回収率は42.7%、郵送が27.4%で、ウェブが15.3%でございました。
2番、結果の概要でございます。ちなみに各表、今回、前回でございますけれども、前回は平成28年度に行いました調査の比較でございます。
1)の回答者属性は、記載のとおりです。
2)健康づくり全般、現在の健康状態は、前回とほとんど変わりございません。その右側、現在健康づくりのために行っていることということで、右から2番目の「特に何もしていない」というのが減っておりまして、全体的に増えております。多いのが「食事・栄養に配慮」「十分な睡眠・休養」「定期的な運動」というような順番になってございます。
おめくりください。2ページの真ん中のところです。3)休養・こころの健康でございます。悩みやストレスを感じることがあるかというので、これについては、コロナ禍ということもあったので、ちょっと心配しておったのですが、「常に感じている」「時々感じている」というのが66.7%、前回が67.9%でしたので、ほぼ変わらない、多少減っているというような状況でございます。
4)喫煙の状況でございますが、吸っている方につきましては、今回は10%ということで、前回12.5、前々回が14.9ですので、着実に吸っている方が減っている状況でございます。
3ページをお願いいたします。6)日頃の食生活でございます。朝食の摂取状況でございますけれども、ほぼ毎日食べている方が、前回80.8から76.2%になってございまして、ほとんど食べない方が9.1から11.7%になってございます。ほとんど食べない方の理由としましては、右側にございますけれども、「食べる習慣がない」というのが前回の42.5から60%まで上がったと。今までは、前回が「食べる習慣がない」、前々回は「時間がない」というのが1番だったのです。さらに「食欲がない」というのも、前回は3番目だったのが、今回2番目になっているというような状況でございます。
真ん中の市内産野菜の購入状況等は、記載のとおりでございます。
一番下の、健全で豊かな食生活のために市や地域に期待すること上位5項目(複数回答)というところでございますけれども、農産物直売所等の充実については求められておりまして、今回大きく伸びたのが、「飲食店・食品店等と連携した取組み」という項目が出てございます。
では、4ページをお願いいたします。7)健康診査等でございます。過去1年間の健診の受診状況でございますが、上位3つ、「人間ドックを受けている」までで87.4%の方ということで、前回は80.2%でしたので、これも伸びているような状況でございます。受けない理由につきましては、右側のほうに記載してございます。「定期的に通院し、かかりつけ医などで検査をしているから」というのが1番になってございます。
その下、歯科健診の受診状況でございます。歯科健診も、受けている方というのが63.2%で、前回は60.1%でございました。理由については、右の記載のとおりでございます。
5ページをお願いいたします。各種がん検診の認知・受診頻度でございますが、基本的には記載のとおりで、前回が胃がんのエックス線検査しかなくて、胃がんの内視鏡がなかったので、該当なしという形になっておりますが、認知度でいいますと、新たに入った胃がん内視鏡検診が一番低い、「知らない」という方が多いというような状況でございます。受診したことがないということで、理由につきましてはそれぞれありますが、おおむね「人間ドックを受けているから」と「職場の検診を受けているから」というのが上位に入ってございます。
6ページをお願いいたします。8)感染症に関する危機管理で、コロナウイルスワクチン接種事業についての情報収集方法を聞いております。上位7項目ということで、一番多いのが市報、2番目が市から郵送されたお知らせ、市のホームページというような順になってございます。
それから、9番の子育て支援でございます。子育て家庭を支えるための施策として求めるものということで、今まで上位だったものが軒並み下がってはいるのですけれども、下から2番目の「妊娠期から子育て期の家庭の家事を支援する」というところが伸びているというような状況でございます。
10番の健康づくり施策につきましては、出産・子育て支援、それから休養・こころの健康、生活習慣病予防などが伸びているような状況でございます。
7ページをお願いいたします。続いて、妊娠届出書、乳幼児健診票の集計の報告の速報版になります。これは調査の概要の2番目のところに対象者がございまして、妊婦面接や3〜4か月児健診、1歳6か月、あと3歳児健診を受診した方に取ったものでございます。
結果の概要を御覧ください。1の妊婦の職業でございますが、常勤が、前回53.4%から67.5%に増えておりまして、真ん中にございます「なし」、職業なしという方が22.6から3%まで下がっているというような状況でございます。それから右側、妊娠届出時の年齢でございますけれども、30代が69.5%、前回よりも4.8ポイント増えているというような状況でございます。
8ページをお願いいたします。真ん中の、日常の育児の相談相手を御覧ください。「夫婦で相談」というのが前回50.1%から57%に増えておりまして、その代わり「祖母」、あとは「知人・友人」というのが減っているということで、なかなか相談相手がいないというような現状が出てきたのかなというふうに考えてございます。
一番右下、この地域で今後も子育てをしていきたいかというところにつきましては、「そう思う」「どちらかといえばそう思う」ということで、これが97.1%、前回が95.9%というような状況でございました。
報告は以上になります。
5878【蔵野委員長】 報告が終わりました。これより質疑に入ります。
5879【ひがし委員】 それでは、行政報告、一つ一つ、少しずつお願いします。
最初の地域福祉に関するアンケート調査の報告ですけれども、この回収率についての御評価をまずいただけたらなと思います。2,000人です。私、もうずっと言い続けていますけど、18歳以上の無作為抽出というのは非常に公平性があるアンケートだなということを、いつも評価をさせていただいております。誰が当たるか本当に分からなくて、アンケートですから当たった人がきっと素直な気持ちで答えてくださっているのかなというところで、その回収率の評価について伺いたいと思います。
それで、先ほども説明がありましたけれども、武蔵野市に暮らして満足度、9割超えているのだなと、すごいなということをちょっと感じておりますけれどもという中で、ボランティアのところがありましたけれども、4ページです。したことがないという方が61.7%で、その隣に、ボランティアに関する情報提供を充実する、充実してほしいということですよね、そういったことも実際、中ではあると。要はやってみたいけど、やるチャンスがなかなかないのだなというところも、こういったアンケートの結果で分かったのかなというところがあります。
その辺りは、このアンケートを実際今後、ほかの質問でも同じことを聞きたいと思っているのですけれども、アンケートを取った、集計をした、そこまでは本当に大変な御苦労だったと思います。その先が一番大事だなと思っていて、その先、ではそのアンケートを結果集計して、どうやって市政に市民の声を、現場の声を生かしていくのかというところが一番、これはほかのアンケートにも全部共通しているところだと思うのですけれども、その辺りを。すみません、これ1個ずつやっているとですけど、トータルでも聞きたいし、ほかのアンケートでも聞きたいのですけど、福祉という大枠として、ちょっと大きくなってしまうのであれですけれども、アンケートを取って、それをどのように今後の策定に生かしていくのか。今回、計画がたくさん出てきますよね、ちょうど福祉の分野の計画策定がたくさんいろいろ出てくる中で、どのように考えているかということを伺いたいと思います。
5880【福山地域支援課長】 ひがし委員より2点御質問いただきました。1点目なのですが、回収率42.7%についての評価をというところかと思います。この地域福祉に関するアンケート調査ですが、配布数2,000件ということで、まず母数、市民数が約14万5,000人程度に対して、どれくらいの標本を抽出すれば妥当かという基準は、統計上はございません。ただ、統計学的に見て、全数にかける調査と、標本を抽出していく調査を比較して、どれくらいその差が、開きが出るかというところをできるだけ小さくしていくということが重要だと考えております。
これまでの回収状況等を考慮すると、今回の調査の場合は、1,000件ぐらいのサンプルを確保することによって、全数調査と標本、サンプリングの調査を比べた場合の差が小さくなるというところで、その差が今回の調査は3%ぐらいの開きで設定されています。一般的な国の調査等では、全数調査との開きは5%以内で設定されているというのをまず前提として説明をさせてください。
その上で、回収率42.7%についてなのですが、実施する自治体の住民性等の影響もあるため、一概に42.7%という数字だけを見て高い低いと判断するのはやはり難しいと考えられますが、参考までに、同時期に本市で実施しました市政アンケート、市民意識調査の回収率36.7%や、健康づくりに関するアンケート調査は回収率42.7%と、回収率4割台というのは妥当な数字であると考えております。また、前回調査と比べましても、回収率43.2%と、ほぼ横ばいでございますので、有益な調査結果に資する回収率だと考えております。
2点目、もう1点、私のほうから回答させてください。ボランティアをしたことがないという方が61.7%というところで、これは前回から引き続き、なかなかその裾野をどうやって広げていくかというのは課題だと認識しております。地域活動やボランティア活動の裾野を広げるためには、まず活動に興味を持っていただき、触れていただくということが重要だと考えております。シニア支え合いポイント制度等で、そういう周知や広報というのは力を入れておるところであるのですが、市のホームページ、SNS等広報周知活動というのは当然なのですが、ニュースレター等でも周知を行っておりまして、ボランティア活動に踏み出していくという方が気兼ねなく活動をスタートできるような敷居の低さというのも求められると思っていますので、そういう裾野を広げていくような施策を、この計画策定の中で検討していきたいと思っております。
私のほうからは2点、以上です。
5881【山田健康福祉部長】 最後の御質問で、このアンケート結果を今後どう施策等に生かしていくのかということでございますが、先ほど来、担当の課長のほうからも御説明申し上げておりますが、現在これは速報版という形で今回お示しをさせていただいて、現在様々なクロス集計などもまさに実施をしているところでございます。そういったクロス集計などから見えてきたエビデンスのあるものが、まさに課題だというふうに我々としては認識をしておりまして、その課題がまさに次期、来年度計画策定していく上での論点の一つというような形で整理されていくと思いますので、来年度の計画策定の中でしっかりと課題を議論し、どういった施策が適切なのかについては、策定委員会の先生方にしっかりと議論いただきたいというふうに思っているところでございます。
5882【ひがし委員】 ありがとうございます。部長に答弁いただいたのが、全てのアンケートにもう相通じて、私はそれを言いたかったなというか、言ってほしかったなというところに通じていますので、今速報版を出していただいた段階であるというところで、これからクロスして、それでエビデンスという経過に入っていくと思うので、ぜひアンケートを取ったこの内容について、いろいろと議論をしていただく中で、どういった傾向があるのかとか、新しい項目を今回たくさん入れてくださっているというのも非常に評価ができると思うのです。コロナになってしまったり、例えばヤングケアラーだとか、そういった言葉も以前はなかったと思うのです。だけど、テレビとかニュースとかで、そういった言葉もだんだん皆分かるようになってきたというところもあったりするので、そういった新しいものも取り入れていただいて、この最後の8ページなのですけど、9番の今後の健康福祉施策の在り方についてなんというのは、まさに今、やはり在宅福祉だとか、要介護状態になることの予防サービスだとか、これはやはり時代が物語っているアンケート結果だな、今の現状を示しているのかなというところがありますので、そういったところも含めて、ぜひアンケートの結果を生かしていっていただきたいと思います。もう何か総評みたいになってしまったけど、少しだけ、後のほかの資料を、教えていただきたいところも含めて、意見も述べさせていただきたいと思います。
次に説明があった高齢者福祉計画・第9期の介護保険事業計画の策定に係る調査結果ですけれど、これ、今途中経過のものは、今後示していただけるということが分かりました。
3番のケアマネジャーアンケートというのを私、いつも注目しております。と申しますのは、コロナ禍においても、やはり介護を必要とされる方の御自宅のほうにきちんと、本人ないし介護されている方と直接、自宅などに伺って、また、コーディネートしてくださっている現場の声というのは非常に生かしていけるのではないかなというふうに考えていますので、その辺りをぜひ。回収率88.8%ですから、結構現場の声がしっかりと反映できているのかなというところがありますので、このケアマネジャーアンケートの回収率に関して、また今後、これからの集計だというのは分かっているのですけれども、現場の声をどのように生かしていきたいという思いがあるかということも含めて、ここは教えていただきたいと思います。
それから次、もう1個行きます。次の介護予防・日常生活アンケート調査の報告速報版ですけれども、これは調査対象者が市内の要介護1から要介護5を受けていない人ということになりますので、ここがちょっとポイントかなと。逆に言うと、要は、要介護認定を受けていないのだよというところがあります。もちろんそういった要支援とか、1・2というのも、もしかしたらこれからそういった要介護になってしまうだろうというところなのですけれども、さすがにやはりこの結果を見ますと、先ほども報告がありましたけれども、2ページ目の介護・介助について、介護・介助の必要はないと言っているのが86%、仕方ないのかなというところがあります。やはり実感がないとこういう結果になるのかなというのは、ちょっと感想として述べさせていただきたいと思います。
こういったところの年代を抽出してアンケートをする、それも効果的なことに関してはどのように考えているかということを伺いたいと思います。
5883【小久保高齢者支援課長】 まず1点目についてお答えをさせていただきますが、ケアマネジャーアンケート調査につきましては、回収率が大変高くなっておりますが、こちらの点につきましては、ケアマネジャーさんの幹事会等を通じて、また様々な場面でお会いすることがございますので、そういった中でお願いをさせていただいているというようなところで、大変御協力をいただいているといったところで認識をしてございます。また、ケアマネジャーにつきましては、やはり介護保険の、例えば質の向上ですとか、そういった点で非常にキーパーソンになるといったところで考えておりますので、こちらもこの調査は大変重要だということで認識をしております。そういった中で様々今後、人材の問題であるとか、ケアマネさんがどこを課題にして考えているのか、そういったところをきちんと分析いたしまして、来年度の計画に生かしていきたいと考えております。
5884【長坂相談支援担当課長】 私のほうからは、介護予防・日常生活アンケート調査報告の効果というところなのですけども、こちらにつきましては、計画策定におきまして、国で必須の調査が2つございまして、その一つが、こちらの表紙を見ていただきますと、1番の介護予防・日常生活アンケート調査と、2番の要介護高齢者・家族等介護者実態調査(在宅介護実態調査)、こちらの2つが必須の調査になっております。ですから、介護予防のほうは要介護ではない方たちの調査で、要介護の方たちについては、こちらは認定調査の際に一緒に取ってくるのですけれども、2番のほうの調査でニーズを拾ってくるということになっております。
ですから、介護予防のほうは比較的、動ける方というか、介護予防に資するような調査ができるというふうに考えております。
以上です。
5885【ひがし委員】 分かりました。いろいろな方たちのアンケートを取るというのはすごい大事だなと思っているので、またその結果をぜひ冊子に生かしていっていただきたいと思います。
次に行きます。障害者福祉についての実態調査報告ですけれども、3ページ目のところがちょっと気になりました。説明を聞いておりまして気になったのが、相談先が分からないという方が4割だそうです。あと、何が利用できるか分からない、6ページです。やはりなかなかこういったところも全員に周知するのは本当に難しいなというふうに考えるのですけれど、この結果を受けて今後、これからなのですよね。アンケート結果を見て、これからなのですけれども、感想というか、どういったところをこれから改善していきたいななんて思ったかということを聞かせていただきたいと思います。
5886【齋藤障害者福祉課長】 相談先が分からないといった答えに関しましては、前回も実は44.7%ということで、かなり高い割合でそういう御意見をいただいたところでございまして、現在の計画の中でも相談支援体制の充実というところは施策の一つとして掲げているところでございます。今後また、今回調査を受けまして、これまでの取組と今後必要なところというところで議論のほうを深めていきたいと思っております。
また、どんなサービスが利用できるか分からないというところに関しましても、障害福祉サービスがかなり複雑というところもありますので、障害特性に応じた、お一人お一人に合ったサービスがどんなものがあるかというのは、なかなか一律にお知らせするのが難しいなというのは感じておりますので、どういった相談、それも相談体制につながるとは思うのですが、分かりやすい周知とか相談体制とか、そういったところも検討していきたいと考えております。
以上です。
5887【ひがし委員】 なかなかお一人お一人に使えるサービスというのが、それぞれ違うものがありますので、丁寧な対応を引き続きぜひお願いしたいと思います。もうそれに限るのかなと思っておりますので、お願いしたいと思います。
では最後に、市民の健康づくりに関するアンケート調査の結果報告です。これも意見だけですけれども、さっき部長のほうから説明はなかったのですけど、3ページの真ん中辺の市内産の野菜の購入が分からないと、こういうちょっと面白い、朝御飯に関する質問なのですけど、こういったところも本当は今後、市内産野菜、課は違いますけれども、そういったものも、これは武蔵野市のものなのだななんて興味を持って食していただくような取組もしていただきたいと、これは感想でございます。
5ページ目の、健康について非常にやはり関心度が高まっているのではないかなというふうに感じております。あと、知っているけど受診したことがない、それが4割台と最も多いと。だから、知っているけどなかなか受診には結びついていないというところがあって、1回こういったものは受けてみると、やはり保健センターのほうでもいろいろ。毎年受けに来る人は一緒というか、おおよそ一緒の方が、1回受けると受けに来ているというような話を聞いておりますので、そういったものに関してもこれからさらに、このアンケート結果を受けて啓発活動をしていっていただきたいと思っておりますが、それについて意見をお願いしたいと思います。
あと7ページ、先ほどの妊娠届出書のところの妊婦の方、これ、びっくりしました。職業がなしという方が22.6から3%になった、要は皆さん働いているということですよね。やはりそういった方が増えていると、こういう調査をかけて実態が分かったというところにおいては、こういった調査は本当によかったというふうに考えますので、そういったものも市の今の状況として把握をしながら、次の政策につなげていくというのが大事だなと思いますけれども、そのことについてどのように考えているか。
これは最後に感想ですけれども、戻りまして6ページですけれども、やはり市報で情報を得る市民の方が多いということです。これは新型コロナウイルスワクチン接種についてではありますけれども、やはり市報というのは非常に大事な市の、市民にとっての一つの情報のツールだなということを非常に感じておりますので、引き続き大事な情報をぜひ市報のほうに載せていっていただきたいと思います。
では、以上、質問についてお願いします。
5888【一ノ関保健医療担当部長】 私のほうからは、5ページのがん検診の認知と受診頻度のところです。受けていない、知っているが受診したことがないというあたりが5割弱というような状況で、そこの方たちに向けての取組ということでございます。我々のほうでも、今まで受診率がなかなか低いという話の中で、人間ドックとか会社の検診等を受けている方がいるのではないかという話をさしあげる根拠となるようなアンケートを取ってみたらどうなるかというところで、これを入れたわけでございますけれども、予想どおり、人間ドックを受けているからということが受けていない人の約4分の1ぐらいというような状況は出てはおりますけれども、ただ、それ以外の方はどういった機会でどう受けているのか。職場で受けている方もいらっしゃいますけれども、それを足しても半分ぐらいにもならないといったような状況でございますので、そういう人たちにどういうふうなアプローチをしていくのかということについて、来年度の計画策定のときに踏まえながら、御意見をいただいて対応策等を考えてまいりたいというふうに思っております。
5889【寺井地域保健調整担当課長】 妊婦の職業について御質問いただきました。妊婦の職業につきましては、常勤とパートを合わせて今回76.4%という数字になっておりまして、これは前回6年前と比べますと約13ポイント、非常に大きく上昇しております。お仕事をされている方が確実に増えているという結果となっております。ただいま御指摘いただいたとおり、そういったお仕事をされている方の各御家庭のニーズに合わせて、どういったサービスとか支援の在り方について今後研究して分析した上で、次の計画に生かしていきたいというふうに考えております。
5890【品川委員】 よろしくお願いします。私も先ほどひがし委員からお話があった、やはりこういったアンケート結果が次の計画にどういったふうに反映されて、またそれが市民サービスの向上につながっていくかというところが、これをどう生かしていくかというのがすごく大事だと思っているのです。先ほどの部長のお話ですと、これからクロス集計で課題が出てきて、論点を計画策定のときの委員の方に話し合っていただくというような内容だったのですけれども、この中身についてお聞きしたいのが、例えば地域福祉に関するアンケート調査の報告の中で、武蔵野市の暮らしに満足しているかどうかの設問を見ると、満足度が割合で示されているのですけど、これは速報なのでこういった表し方になるのかなとも思うのですが、どういったことに満足しているかという、理由というところもすごく大事になってくるのではないかなと思うのです。
例えてそれなのですけど、またあと同様に、妊娠届出書の集計の報告の中で8ページ、育てにくさを感じる方々の割合というのも載せていただいているのですけど、なぜ育てにくいかの理由というのが大事かなと思うのです。その理由についてはお聞きしているのかというところを、まず最初に確認させていただけたらと思います。
5891【福山地域支援課長】 品川委員より質問いただきました地域福祉に関するアンケートの問い1のところです。暮らしの満足度につきましては、実際のアンケート調査の設問もこのとおりの、満足度のみを問う設問とさせていただいておりまして、その理由等は今回は聞いていない状況でございます。
5892【寺井地域保健調整担当課長】 子どもの育てにくさに関する調査でございますが、まずこちらの調査結果につきましては、3〜4か月児で10.6%という結果となっておりまして、お子さんが成長するにつれて育てにくさを感じる人が増えているというような状況で、6年前の調査と比べますと、その育てにくさという部分では減少しております。具体的な育てにくさの理由については、設問等でお聞きしてはいないのですけども、親御さんが感じる育てにくさの中には、子どもの動きがだんだん活発になって自己主張が出てくるという、子どもの成長段階によるものが考えられるのですけども、それ以外に、お子さんの発達とか発育に関することですとか、あと親御さんの子育ての経験、知識不足によるもの、また心身状態の不調などによるものというものも考えられますので、そういった多面的な要素が考えられますので、今後そういった育てにくさを感じる保護者の方には市としてもしっかり寄り添って、支援のほうを行っていければというふうに考えております。
5893【品川委員】 今、理由については今回聞いていないということで、多分これまでも聞いてはいなかったのかなと思うのですけれども、アンケートとしてどういった割合の方たちがいるというのを見るのはとても大事だと思うのですけれども、やはり施策に生かすには、どういった課題が実際のところあるのだろうという、声というのを聞いていくのはとても大事だと思うのです。例えば、今の育てにくさを感じるというところも、もしかしたら我々が想定していないような理由によって育てにくいと感じていらっしゃる方もいるかもしれない、そこが明らかになることで、例えば今、虐待とかそういった話も、どうしたら防げるかというのも盛んですし、そういった未然に防ぐようなことにもつなげるという施策を打てるかもしれないので、ぜひ設問の中に声を、どういったことに問題を感じているというか、理由を聞けるようなところをつけると、よりいいのではないかなというふうに感じますので、ぜひ、せっかくこういったアンケートを毎回、計画の前にやってくださっているので、より工夫して行っていっていただきたいなと思います。これは要望です。
もしそれについて御見解といいますか、御意見ございましたらお聞かせいただきたいというのと、あと結局、今のお話であったり、他の委員の質問でもお聞きしてきた中で、様々工夫してアンケートを取られているというのは分かってはいるのですが、アンケートを取ること自体が目的になってはいけないと思うのです。やはり最終的には施策にきちんと、データを取ったものを落とし込んで、市民サービスの向上というところにつなげていけるようにすることが大事だと思うのですけど、今回これだけのアンケートの速報版を出していただいたので、これが前回の計画のときに、同じように取られていると思うのですけれども、それがどの部分にどのように反映されたかというのが。全部は大丈夫なのですけど、ポイントとして、例えばこういったアンケートを取った場合に、こういう計画に反映されて、市民の方たちにはこういったサービスに反映されていますというのが、もし分かりやすいところであれば教えていただきたいなと思うのですけれども、いかがでしょうか。
5894【福山地域支援課長】 品川委員から御質問いただきました。せっかくの調査の機会ですので理由も伺って、より施策へ反映していくという御意見をいただきましたが、市の施策について、確かにこういうアンケート調査というのは、エビデンスを得るための調査であり、市民の皆様の考え等を直接聞ける貴重な機会だと認識しておりますので、計画策定の中で今回いただいた意見につきましては施策にしていくよう検討していきたいと思います。御意見として賜ります。
もう1点、実際前回の調査で、どのようなところで施策に反映されたかというところで、地域福祉に関するアンケートでいきますと、生活困窮の状況等を前回も聞いておりまして、困ったときにどういうところに相談するかとか、どういう対策を打ったかというのは、今回ちょっと深掘りして設問をしておりますが、前回もそういう形で、生活困窮した際の相談先や対応について問うております。それを踏まえて施策に昇華させていただいたのが、福祉総合相談窓口等で一体的にまず話を伺って、生活困窮していたら、そちらの施策で、生活福祉課や公社や社協も含めてしかるべき支援策につなげていくということで今の計画に反映をしているところでございます。
私からは以上です。
5895【長坂相談支援担当課長】 高齢者福祉計画のほうの例をお話しいたしますと、高齢者福祉計画は基本的に、この実態調査、7つございますけども、こちらのほうから課題、先ほど部長が申しましたように、論点整理をして、例えば前回の8期では12の視点ということで視点をお出ししています。その上で、そこから重要な施策というのを取り出して、個別施策のほうへつなげるというようなことをやっておりまして、具体的には、前回の例になりますが、例えば介護予防・日常生活アンケートの中から、健康維持や介護予防に取り組んでいないと回答した方に参加したい内容を尋ねたところ、専門の指導員による運動機能維持の活動が24.3%、身近な地域に集まって運動・体操する場が19.2%となっていますと。こうしたニーズの高さを踏まえて、いきいきサロン事業やテンミリオンハウス事業の拡充や、専門の指導員等との連携を進めることが必要ですという論点といたしまして、実際に施策といたしましては、いきいきサロンの拡充ですとか、あとはそこに専門職の派遣事業みたいなのも今やっておりまして、そういったニーズに応えていくというような施策に展開をしているということでございます。
以上です。
5896【山田健康福祉部長】 私から1点、高齢、障害、分野横断的な部分で言えば、今日は速報版としてはお示しできておりませんが、介護職員・看護職員等実態調査というのを毎回実施しております。これは市内の事業者等にお勤めの皆さんに調査を実施しておりますが、その調査の中で明らかになってきた課題として、市に対して、いわゆる研修の場の充実というような御回答もいただいたところでございまして、我々としても人材の確保・育成は非常に喫緊の課題だという認識も持っておりましたので、そういった調査結果、エビデンスを踏まえて、地域包括ケア人材育成センターを整備してきたと、そういうような歴史的な経過もあるということでございます。
5897【浜田委員】 よろしくお願いいたします。6年に一度、こんなにたくさんというか、福祉総合計画及び各個別計画で、本当に担当課は御苦労だと思います。しっかりとこのアンケート調査を生かして、これから策定するということですので、しっかり取り組んでいただければと思っております。
前回と違う大きなところといえば、やはり新型コロナ感染症があって、前回はコロナ感染前にアンケートを取ったというふうに聞いていましたので、今回はコロナの感染症があって生活環境の変化があっての、その後のアンケートですので、その点もいろいろこの報告書、アンケート調査を見ましたら、いろいろな形で影響が出ているのだなというのがよく分かりました。それを踏まえて策定に取り組んでいただけたらと思っております。
まずは地域福祉に関するアンケート、先ほども他の委員が言われていましたけど、武蔵野市での暮らし、満足しているということで、9割以上の方が満足していると。障害者福祉でもそうですし、高齢者福祉のほうでも満足しているというお答えが多かったと思うのです。これはやはり行政のそれぞれの担当課の皆さんがしっかり取組をされているということで評価されたことだと思いますので、さらに評価していただけるように取り組んでいただけたらと思っています。
その中で、健康福祉総合計画の重点的施策の3番目に相談支援体制の充実と掲げられていると思うのですけど、先ほど答弁の中でも少しあったのですが、令和3年の4月に、私ども会派要望もしていました福祉総合相談窓口ができたということ、これは大変評価しているのですが、その中でもやはり、6ページ、新規設問の中で、生活費に困ったときに相談先がなく不安だっただとか、あと健康づくりのアンケートの中で、子育て家庭を支えるための施策についてという設問に対して、妊娠期から子育て期の悩みを気軽に相談できる施策として要望したいだとか、あと障害者福祉でも、先ほども出ていましたけれど、実際の支援につながらない、相談先が分からないといった、そういう声もあるということです。現実本当に、全市民の方に周知するという部分では難しいのかなと思いますけれど、こういった重点的取組を掲げて一つ結果が出ました。福祉総合相談窓口というのができましたけれども、2年目ですよね、まだ周知不足なのか、まだこれから皆さんに周知啓発していかないといけないのではないかなというふうに感じるのですが、今何点か言いましたけれども、相談する先が分からないという、この調査結果を受けてどのように感じられるというか、どういうふうに考えるか伺いたいと思います。
5898【宮本生活福祉課長】 私のほうから、地域福祉アンケート6ページの「相談先がなく(わからず)不安だった」が24.5%あるということについて、福祉総合相談窓口ができた後でのことですけれども、これについてどう思うかという御質問をいただきましたので、お答えいたします。
こちらですけれども、生活費に困ったときというところで、同じ福祉総合相談窓口の中に一緒に設置している、困窮者に対する窓口もあるわけなのですけれども、そちらのほうでつくっているチラシ、ただお金に困ったときだけではなくて、いろいろ困った状況になったら、この電話番号にかけてくださいというチラシをつくっていまして、窓口の場所も伝えている。生活福祉課にまずはためらわず相談してくださいという形にしておりまして、それを全戸配布、毎年やっておりまして、そちらがまかれた後は、なかなかな数の電話がかかってきます。それはもう困窮とか、総合相談に係るものだけでもなく、いろいろなことをかなりかけてくださるので、一定伝わってきてはいるのだと思います。これが前回やっていないので、比較はできないのですけれども、一定分かるようになってきているとは思っています。
ただ、入れ替わる人もありますし、ポストのものを全く読まない方もいらっしゃいますしということでは、なかなか伝わりづらいところもあるのですけれども、引き続き、これ以外でもSNS等いろいろ活用して、相談先が分からなくて困るということがないようにしたいなと考えております。
以上です。
5899【山田健康福祉部長】 相談先の課題でございますが、先ほど委員からも御紹介をいただきました福祉総合相談窓口を令和3年に開設した、その前にはいわゆる生活困窮の総合相談窓口を生活福祉課に設置しておりますけども、いずれもやはり市役所の中に設置をしているということで、もしかしたら市民の皆さんから見ると、市役所という敷居の高さが相談になかなかつながりにくいという現状があるのかもしれません。そういう意味では、より市民目線で身近な相談機関ということで言えば、地域の中には民生委員さんという方がいらっしゃって、まさに相談を適切な部門につなぐ役割を担っているわけでございますので、そういった民生委員さんにも相談ができるということが、確かに我々市としてももしかしたら十分に発信ができていなかった部分かなと、改めて認識しているところでもございますので、市役所にも相談窓口がありますし、地域の中でそういった身近な相談窓口も設置がされているということをしっかりと周知させていただいて、武蔵野市における重層的な相談支援体制が市民の皆さんに分かるような、そういった工夫ももしかしてまだまだ必要かなと、改めて認識をしているところでございます。
5900【浜田委員】 ありがとうございます。しっかり市民の皆さんに周知できるように、先日の施政方針の中で市長が、伝える、伝わる広報をしっかり心がけていきたいというふうにしっかり言われていますので、本当に伝える、伝わるは難しいところだとは思うのですけれども、気軽に相談できる窓口の充実という要望もありましたので、いかんせん市役所、先ほど敷居が高いと言われていましたけど、本当に皆さん担当の方は、待ち構えているというと語弊があるか分からないですけど、窓口でいらっしゃる。どこに行けばいいのか分からないということで福祉総合相談窓口をつくっていただいたのですが、それが2階にある。場所もどうなのかなと、課題もあるのかなというふうに思っていますので、その点も含めてしっかりと市民周知に、広報を心がけていっていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。
その中で障害者福祉なのですけれど、私、前回もこのアンケート調査に関わっている──厚生委員だったので──関わっているのですが、難病・特定疾患で相談先が分からないと、先ほども他の委員が言われていましたけど、そのことを質問させていただいたのです。紹介させていただいた他の自治体では、難病の専門の窓口があるというところもあるそうなのですけれど、その質問をしたときに、やはりまだその相談窓口を設けても、武蔵野市では人数もあれだし、規模が小さいので、そういった窓口は難しいかなというような答弁でして、でも少し考える必要があるのかなと思っていますという3年前の答弁だったのです。その後どうなのかなと思いながら、今回のアンケート調査でも、やはり同じぐらいの方が相談先が分からないというふうなアンケート調査の結果が出ているので、その点、これまで保健所、医療機関も含めて協議を進めているというようなことでしたが、その辺の状況というのですか、今後どうしていくのかというのも少し、詳細というか、進展があれば教えていただけたらなと思っております。
5901【齋藤障害者福祉課長】 委員御指摘のとおり、前回の計画のときにも難病患者の方への支援体制ということで御質問いただいておりまして、そのとき答弁をさせていただいていると思っております。現在は、特に難病の方の相談ということで専門にということで設けてはいないのですけれども、御相談があったときには医療職が相談を受けて対応しているところでございます。前回の調査のときにも御回答のほうが、実態調査の結果、やはり難病の方への支援が必要だということがありましたので、現在6期の計画の中でもそのことを課題に捉えて掲げているわけですが、この計画期間の中では、主に災害時の対応をどうするかというところ、人工呼吸器をつけている方への支援というところは実績として、個別支援計画を立てるというところで制度のほうを策定できたところでございます。実態の人数としては10人程度というふうに思っておりますが、順次個別支援計画を策定している状況でございます。また今後、この結果を受けて分析をしまして、必要な支援についても検討をしていきたいと思っております。
以上です。
5902【浜田委員】 ありがとうございます。進んでいるという理解をさせていただきました。より一層お願いしたいと思います。
続きまして、高齢者のほうで伺います。高齢者の日常生活アンケートの3ページです。これもずっと一般質問等でも伺ったり、様々なところで伺っていますが、現在の住まいで高齢者の方が住み続けたいというふうに言われています。これもだから同じかなと、満足しているから住み続けたいという回答が多いのだと思うのですけれど、その中で、住み続ける上での困り事のところで住宅の老朽化が21.1%あります。特に困り事はないという方もいらっしゃるのですけど、年齢、まだお若い方なのかなと思うのですけれども、そういうことがあります。
ある中で、高齢者の方の住まいというところで伺いたいのですが、住み続ける上で、住宅の老朽化があって転居したいというときに、やはり高齢者の入居支援というのはかなりハードルが高いというふうには思うのです。もちろん担当課は重々分かっていると思うのですが、高齢者や障害者、そういう方の住宅確保要配慮者が住み慣れた地域で住居を確保するための、ずっと担当課は悩んでいらっしゃると思うのですが、その点についてもどのように考えられますか。
5903【長坂相談支援担当課長】 住宅確保要配慮者への対応というところなのですけども、今年度から福祉部局と住宅部局の連携をさらに強化するというところと、あと不動産関係者団体の専門団体や居住支援法人と連携いたしまして新たな仕組みづくりを進めますと計画にも書いてあるのですが、その協議会が、あんしん住まい推進協議会というものが立ち上がりました。所管は住宅対策課になるのですけども、こちらのほうで具体的に、こちらにいる福祉の課長なども参加して、そちらの協議会のほうで今協議をしているというところではございます。
5904【浜田委員】 進んでいるという認識でいいのでしょうか。少しずつそうやって検討していただいているということで、住宅マスタープランのところにもしっかり課題として掲げていただいていますし、取り組んでいただいているというふうに認識をしますので、さらに民間の。やはり民間の大家さんが高齢者の方とか障害者の方の入居を排除するというか、そういった形で、なかなか高齢者の方、障害者の方が入れない、入居できないということを、御相談をよくいただくのです。そういうところのフォローで行政は、福祉住宅だとか都営住宅だとか市営住宅だとかあるのですが、それも何倍もの競争率で入れないと、本当にどうしたらいいのかというお困りのお声はしっかり私どもに届いていますので、もちろん担当課のところも重々分かってくださっていると思いますので、さらに検討を深めていっていただいて、少しでも進捗、進めていただきたいと思いますので、さらに検討をよろしくお願いしたいと思います。
それと、高齢者のいろいろなアンケートのところで、8ページ、今後の暮らしについてとか、住み慣れた地域で暮らし続けるために充実してほしい施策や支援というところで、やはり目につくのが認知症ということです。今はお元気でも、これから本当にどうなるか分からないと、不安のお声のようなアンケート結果ではないかなというふうに思っているのです。私はずっと、認知症カフェの充実と、あと認知症の人を支える認知症サポーターの活動できる、そういう環境整備、またその活動支援もしっかりしていただきたいという要望、意見を今までも何度か言わせていただいているのですけれども、それについて先般ちょっと聞いたとき、認知症カフェも少しサポーターさんがやっているというような前向きな御答弁をいただいていたので、その辺も少し詳細が分かれば教えていただきたいと思います。
5905【長坂相談支援担当課長】 認知症施策についてというところでございますが、先ほど委員おっしゃっていただいたように、今年度何回か時間をかけて、サポーターさんに集まっていただいて、自分たちが何ができるかというところをお話合いしていただいて、3月26日なのですけども、緑町のMIDOLINO_で認知症カフェをしようというところで、今広報を、市報にもお出ししているところです。認知症の方も皆さん来てくださいねというような呼びかけをして、今やろうとしているところです。そこは自主的な活動について市が支援するというところで、ファシリテーターのような形で入ってやっておりまして、今後もそのような活動を続けていただいて、いずれは自主的な活動につなげていただきたいというところで、来年度についてもそういった仕掛けをしていきたいというふうに思っております。
5906【浜田委員】 ありがとうございます。今の計画のところにオレンジカフェだとか、オレンジチームですか、そういうことも拡充していくという項目をしっかり掲載していただいたので、さらに次の、もう一歩深く拡充できるようにお願いしたいと思っています。よろしくお願いします。よかったです。
最後に、健康についてのアンケートについてです。これもずっと健康寿命の延伸だとか、がん検診だとか、健康づくりに関する一般質問をずっと私もさせていただいていまして、やはりこのアンケート調査を見ると、検診の大切さは分かっているけど受けられないだとか、先ほど部長の答弁にもありましたけど、どういうふうにアプローチするか検討していきたいというような御答弁でしたけれど、やはりこれから人生100年時代と言われている、そういう時代で、やはり今後、健康維持とか介護予防とかをしっかり促進して、高齢者が本当に地域に貢献できる仕組みが求められてくると思うのです。本市はもういち早くシニア支え合いポイント制度というのをつくられて、されているのですが、当初よりもっと拡充をしてもらいたい、年齢のこともあるし、裾野をもっと広げてもらいたいだとか要望もしてきましたけれども、さらにどういうふうにアプローチするかと、先ほど部長の答弁の中で、そのアプローチする動機づけというのも大事ではないかなと思っています。
以前から健康づくりを促すインセンティブ、動機づけということで、健康ポイントだとかヘルスケアポイントの制度をずっと紹介してきたのですけれど、そういうことについて、次期計画で考えるということはないのかどうか伺えたらと思っています。
5907【一ノ関保健医療担当部長】 当然次の計画の中で、今後の6年間を見据えてどういうことをやっていくかというのを御議論いただいて、計画をつくっていくわけでございます。その中には、今ある、今後こういうことも起こりそうだということも含めて検討して、最終的にどうするかというような結論を出していきたいというふうに考えておりますので、当然、委員さんとかでもそういうことに関心のある方等も入ってきたりとか、あと今後はデジタルヘルスをどうするかとか、そういった話にもなってくると思いますので、その辺りは議題に入れて、あとは市としてどうやっていくかというのを、策定委員さん等も含めて検討してまいりたいと考えてございます。
5908【浜田委員】 前向きにというか、今後どういうふうにされるかという部分では前向きに考えていただきたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。
以上です。
5909【西園寺委員】 では、お願いします。3年に一遍、6年に一遍のこの分野の計画策定の大前提となる実態調査をきちんとやって、エビデンスを基に議論してというローリングのやり方は、武蔵野市がずっと堅持してきたやり方で、今後もこのやり方はしっかりと守っていただきたいというふうに思っています。今回の実態調査も、今日は速報版ですが、いつもきちんとした冊子の報告書をいただいて、ほかの自治体の議員にそれを言うと、すごいねといつも言われるのですけれども、この方法は、現状においては一番いいのではないかなというふうに私は思っております。
全体像についてお聞きしたいと思います。今回は速報版として4冊の文書を頂きましたけども、地域福祉が無作為です。それから高齢者、介護保険関係は7つの調査があって、そのうち今日は1番だけの速報版という理解でいいですよね。これは無作為ではなくて全数調査、全数ではないのか、何て言ったらいいのか、これは顔が見えている対象者と言ったらいいのかしら、そこのところを確認させてください。
3番目の障害者のほうは、これは既にいろいろなつながりのある送付対象者というふうに思っているのですが、たまたまこれ、ちょうど3,000人、切りのいい数になっていますが、これは偶然なのですよねと、ちょっとびっくりしたので、そこを教えてください。
そして、障害者福祉については、今回初めて児童を入れたということなのです。ここはやはり注目すべきところで、この間ずっと子どもの権利条例をつくるための策定の中で、子どもも計画策定の中に意見を取り込んでいくという一つの考え方がずっと出されているから、それが反映したものと思って、私はそういうふうに理解しているのですが、そういう考え方でいいのか。この児童を151件加えたというところを少し御説明ください。
あと、こちらの4つ目のほうは、これは無作為ということですよね。無作為でやったのと、そうでないところ、今私が間違った理解をしないように、教えてください。
5910【小久保高齢者支援課長】 介護予防・日常生活アンケート調査につきましては、1ページの概要のところを御覧いただきたいと存じますが、1、調査の概要、調査対象者でございますが、先ほど申し上げました市内在住の要介護1から5の要介護認定を受けていない65歳以上市民1,500名ということで、65歳以上の方が今現在3万3,000人ほどいらっしゃいますので、その下の米印を見ていただければと思いますが、令和4年10月1日時点の住民基本台帳より無作為抽出をしたものでございます。
以上です。
5911【齋藤障害者福祉課長】 障害者福祉の実態調査に関しましては、5区分、調査の対象とさせていただいておりますが、それぞれの区分で無作為抽出という形でしております。全体の母数としては8,200名ほどいらっしゃいますが、その中の構成比等を考慮しまして、全体で3,000名という形に配布ができるように調査のほうを設計しております。また、児童につきましては、委員御指摘のとおり、子どもの権利条例というところで、子どもにももちろん権利があるというところですが、従来、手帳所持者ですとか医療手当の受給者というところを主に対象としていたため、手帳がなくても御利用いただける児童サービスを御利用いただいている方を抽出できていなかったというところもございまして、その辺の課題意識から今回、児童のほうを追加したという経緯でございます。
以上です。
5912【一ノ関保健医療担当部長】 健康課で行いましたアンケートで、無作為抽出のほうはそのとおりなのですけれども、7ページにある妊娠届出書、あと乳幼児健診票、こちらにつきましては該当者の方に聞いているということでございます。
5913【西園寺委員】 確認ありがとうございました。分かりました。今回障害者の部分については、151件の子どもさんの意見を聴取できたということだと思います。昨日の文教委員会で子どもの権利条例は委員会を通りましたけども、今後そういう子どもの意見をどうやっていろいろな場面で、いろいろなテーマで取り込んでいく、意思表明を受け止めていくのかというのは一つ課題だと思っておりますので、お聞きいたしました。
それで、あと今回、コロナの影響とか、それから議会でもいろいろ話題になっていたひきこもり、ヤングケアラー、また再犯防止など、新しい質問も加えていただいたことも評価したいと思います。そうやって常にアップデートしていかなくてはいけませんので、こういう質問も加えていただいて、本当によかったと思います。
今日は速報版なので、中身のことは、私はあまり質問するつもりはないのですけども、今日の場面だけでも気づいたということは2つ、申し上げておきたいと思います。
1つはやはり、先ほどもあった妊婦さんの職業が変わったというところです。これは、こんなに変わっているのかしらと、本当に思いました。「なし」という人が激減して、代わりに「その他」という人が5%から17%だから、ここが入れ替わっているのかな、その他は何なのかなということは思いました。多分中身は分からないのですよね、もしかしたら個人事業主みたいな仕事のされ方をしているのかななんというふうには受け止めましたが、何か分かれば言ってください、多分分からないと思うけど、ということです。つまり、やはり地域の担い手として私らが期待していたような女性の方々がこういう状況にあるのだなというのもすごく、気づかせていただくというか、頭を切り替えていかなくてはいけないなと思ったということなので、何かあればお答えください。
それからもう一つは、やはりコロナの間に生活困窮で進学を断念したという人が、2%だけどいる。1冊目の6ページです。241件に対して2%いるということだから、やはり四、五人の方がこの間、進学を諦めたりしているということです。数は少ないけど、本当にやはりそういう人がいる、そういう人たちに対して何かしら制度、支援につなげてあげなくてはいけないなということは感じました。これも何かあったら言ってください。
ということで、今日は中身については特段質問いたしません。こういう実態に合わせて課題を抽出し、来年度は計画策定を、きちんとローリングを回していくということなので、着実に進めていただけることを要望します。何かありましたらお答えください。
5914【一ノ関保健医療担当部長】 すみません、私、これがかなり衝撃で、皆様もということでございましたが、大変申し訳ございません、数字が違っていたということでございました。申し訳ございません。今言った「なし」と「その他」のところの今年度の数字、今回の調査の数字が入れ替わっているということでございまして、「なし」の人が17.6で、「その他」の人が3.0ということでございます。うちのほうから報告をしておきながら数字を間違ってしまっておりまして、誠に申し訳ございません。その辺りはもう少し確認をしてまいりたいと思います。
5915【福山地域支援課長】 西園寺委員よりありました生活費に困ったときの対応で、進学先を変えた、断念された方が一定数いるということは、私どもも課題として認識しております。このアンケート調査は、委員もおっしゃられたとおり、やはり市民の皆様の声を直接聞く機会でもありますし、次期計画策定等でやはりこの辺を分析していって対応を考えていく、検討していくということに進めていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
5916【西園寺委員】 今またさらにびっくりする御答弁で、復習しますと、この4冊目の7ページの妊婦さんの職業というところは、「なし」の人が前回22.6%から17.6%に下がった、「その他」の方が5.0%から3.0%にこれも下がった、常勤の方が53.4から67.5に上がったという結果ということですね。そうしたら上書きを、もう一回頭を変更しなくてはいけないなというふうに思いましたけど、分かりました。
では、私からは以上です。
5917【土屋委員】 福祉に関する4本のアンケートの概要版、速報を出していただきましてありがとうございました。ざっくり見たところによるとそれほど大きな変化は、あるのかなというところはちょっと感じたところです。ないなという感じでしょうかねという私の感想です。その中で、これからクロス集計して、また分析していくということですので、それはすごい楽しみにと言いながら、それをぜひ次の計画に生かしていただきたいということを最初に申し上げておきます。
それで、ちょっと気になったところだけ申し上げたいと思います。
障害者福祉につきましては、やはり社会参加とか就労したいという、障害者の方がそういう意欲が出てきているということが今日感じられたので、この辺のところはやはりしっかりと、体制というのか、それもこれから世の中的に。やはり皆さん、先ほど女性の働き方にもありましたけど、障害者の方もいろいろな、その御家族の方もしっかりと社会参加していきたいという、そういう気持ちがすごく増えているというのは全体的な感想かなと思っていますので、その辺のところを生かしていただきたいと思います。
この中には、今回アンケートの速報版ですけれども、もし次の計画に生かすときには経年の、例えば障害者の数字、何人増えてきているかとかいうふうな、特性でしょうか、そういうものも多分載るのだと思いますけど、今日は概要版ですからそこまで私は求めているわけではないのですけど、経年の、例えば知的障害者、子どもによればそういう知的の方が増えてきているのか、多動とかいろいろな部分が出ているので、それがどんな経緯になるのかなというところは、もしあれでしたら次のときにはぜひ、総数の変化でしょうか、そういうものも載せていただきたいと感じております。本当に障害の方、やはりかなり高齢化ということも一つありますし、それから若年、若い子どもたち、どういうところが増えていくのかなというところが非常に関心があるところですので、ぜひその辺は今後の課題としていただきたいと思いますが、御意見があればお願いしたいと思います。
それと、介護予防、高齢者の福祉計画、介護保険計画のこの件なのですけれども、1つだけ確認したかったのは、1ページ目のところで要支援認定の状況、ここに書いてあります。認定を受けていない人が84.7%だったということで、多分受けていないというその理由が、私はどうなのかなというところなのですけど、私の周りにはかなり高齢者の方がいらっしゃいまして、介護認定を受けない方がたくさんいるのです。なぜ受けないのかと、いやいや、ちょっと面倒くさそうだからとか、すごい本当に家族で見守ったり、それからひとり住まいでも自分で何とかするからと、でもかなり歩行困難とかいろいろな、そんな方がいらっしゃるのですけれども、そこでも何とかなるから一々申請に行くのがちょっとしんどいかなみたいな感じのお話が多いので、それとか昔の方は、お上にはお世話になりたくないとかという、そんなお気持ちもすごくあって、御自分で何とかしようという方がいるのですけど、そういう方はここのところに含まれていないということですよね。なので、その辺のところ、現状をもう少し調べられるのであれば、そういう方がどの程度いるのか、現状市内にはたくさんいるのではないかなと、私の周りでもかなりいますので、その辺のところも含めて今後の課題としていただきたいと思いますが、いかがでしょうかということです。
あと、続けて申し上げておきます。健康づくりのほうです。先ほど訂正がありましたけど、これが普通だろうなという感じです。やはり2割から3割の方は専業主婦というか、言葉は今使ってはいけないですけれども、職業を持たない方、やはり妊娠と同時に退職するという方もまだ武蔵野市内にはいるから、このくらいの数字だろうなという気はします。それと、やはり就業率が高くなっているということで、先ほど部長のほうからも申し上げられましたけれども、子育て期の家庭の家事を支援してほしいというのがすごい増えています。やはり高齢出産による女性の身体的機能が衰えてきているというのでしょうか、それがありますので、かなり体力的に不安、負担がかかっているというのがありますので、この辺のところのサービスです。
ぜひ市長にお願いしたいと思うのは、産後期及び、1歳、2歳ぐらいまでのときに、要望があればワンコイン、家事支援を含めてやっていますよね。それをもう少し増やしていく、必要であればもう少し年数、今3か月以内とかありますので、その辺のところをもうちょっと幅広くしてあげるか。ワンコインということの制度を知らない方も多いのです。私も先日、すごく家族が遠いので困っているということで、何かないかしらという話で、武蔵野市にワンコインありますよ、あなたまだ4か月目ですからと言ったら、そんないいものがあるのですかなんという話で、なかなか知らなくてもったいないというような、こんなにいい。ここのところでも子育て支援をしてほしいと書いてありますけど、実際武蔵野市は、私はかなりやっていると思うのです。それが、こういうような情報がないというのは大変残念だと思いますので、それこそ妊娠の面談のときにこういうサービスをしっかりと教えてあげるという、その辺のところをやっていただきたいというふうに。
だから知らないのではないか、やはり産んでしまった後はなかなか頭が回りませんので、何か探そうといってもなかなかできないので、妊娠中のときにそういうことをきちんと、困ったときはこういうものがあるのだということをインプットしておくと、すごく役に立つのではないかなと思いますので、ぜひその辺のところも含めて。そうすると、この情報がないということが少し減るのではないかなと思いますので、その辺をどこまでやっていらっしゃるのかなというところもありますので、ちょっとお伺いしたいと思います。
以上です。
5918【齋藤障害者福祉課長】 障害者の実態調査について2点、御質問いただきました。まず社会参加につきましては、それぞれ障害区分に応じて参加の仕方というのは異なってくると考えておりますので、それぞれに合った支援を続けていきたいと思っていますが、特に今回の調査でも、精神障害のある方の就労というところでは御希望が増えているところが見てとれましたし、就労支援というところでは法改正も控えておりますので、その辺も踏まえながら計画のほうに反映していきたいと考えております。
また、障害者全体の推移でございますが、すみません、今手元に詳細がないのですけれども、全体数としては右肩上がりというか、増えている状況の中、この10年間での大きな変化だなと感じておりますのは、身体障害や知的障害の方というのは、あまり割合としては変わらないのですけれども、精神障害の方がここ10年で倍ぐらいに増えているという状況がありますので、その辺も踏まえて計画のほうは議論を進めていきたいと考えております。
以上です。
5919【小久保高齢者支援課長】 介護予防・日常生活アンケート調査でございますけども、先ほど西園寺委員からも御質問いただきましたが、こちらは無作為ということでございますが、要介護1から5の認定を受けていない方、その方での無作為という形でございますので、その結果として図3のような御指摘の状況かと思っています。また、その中で認定を受けるべき人がいるのかどうかというような御指摘のところでございますが、今回のアンケート調査については、市のほうで様々な状況を把握するという機会でもございますが、その一方で、武蔵野市が進めている施策ですとか事業をPRする場とも考えておりまして、例えば今回御案内するアンケートの中に、武蔵野市が進めている事業の御案内ということで、様々活用していただけそうな事業を載せさせていただいております。また、この中に在宅介護・地域包括支援センターの連絡先等も入れさせていただいておりますので、そういった中で様々市民の方から御相談があった場合は、介護認定のほうの御案内も含めて御案内をさせていただいているというような状況でございます。
以上です。
5920【寺井地域保健調整担当課長】 ただいま産後支援ヘルパーの件について御質問いただきました。健康課の母子保健係では現在、妊婦面接で、ゆりかごむさしのの、いわゆる啓発冊子、様々な母子保健事業の中に産後支援ヘルパーの事業も紹介するような形で御説明をさせていただいております。また、地区担当保健師などが御自宅に訪問する際も、必要に応じてそういったサービスを御案内するような形で現在対応しているところでございます。今後、事業の周知の方法ですとか拡充等につきましては、また内部でも検討させていただきたいと思っております。
以上です。
5921【土屋委員】 ありがとうございました。一生懸命やっていらっしゃるとは思っておりますけれども、ぜひこれからもしっかりと丁寧に進めていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
5922【宮代委員】 本当に細かくて申し訳ないのですけど、最後の4冊目の妊娠届、8ページのところで、相談相手が「祖母(または祖父)」と書いてあるのですけど、なぜこういう書き方になっているのか教えていただきたいです。
5923【寺井地域保健調整担当課長】 すみません、詳細については確認いたしますけども、実際こちらはアンケートのほうから引っ張ってきているのですけども、その理由については確認させていただきたいと思います。
5924【宮代委員】 全体のアンケートの取り方についてちょっと気になっているのが、男女を問うているのですけれども、ところが障害者福祉のところでは男女は問うていないので、なぜ男女を問うている場合と問うていない場合があるのかということと、もう一つ、最も気になっているのは、言葉の使い方として「その他」は、こういう呼び方でいいのでしょうか。男女を問うた上に、「その他」というカテゴリーをつくっているということに非常に違和感を感じるのですが、その辺について御見解をお願いいたします。
5925【齋藤障害者福祉課長】 障害者福祉の実態調査につきましては、属性の設問項目の中で性別を聞く、速報版にはないのですけれども、性別を問う項目がございまして、その中では男性、女性、その他という選択肢を設けております。あと速報版の中で性別が出てくるというのは父母の就労のところで、お父様、お母様というところで出てくるところなのですが、今回の調査の作成に当たっては、性別をどういうふうに聞くかというところも中で議論をしまして、他の調査も参考にしながら今の選択肢にしたという経緯がございます。
以上です。
5926【寺井地域保健調整担当課長】 ただいまの祖母(または祖父)という回答に関してですけども、アンケートのほうで、あなたの日常の育児の相談相手は誰ですかという、3健診でこういった質問をしているのですけども、いわゆる選択制ではなくて、御自身で記入していただくような形でアンケートのほうはつくられておりまして、その中で祖母または祖父と回答された方について集計を取っているという状況でございます。
5927【福山地域支援課長】 宮代委員から質問がありました、男女を問うているところと、「その他」というのはなぜ設定しているかというところで、ちょっと調査名がはっきりしなくて大変恐縮なのですが、先に実施しています男女の調査もしくは市民意識調査で選択する問題なのですが、性自認として、男性、女性と、自分でそこには該当しないという方が回答できるような調査項目を設けたということを聞きまして、健康福祉部内で統一して、今回の調査に当たってそういう選択肢を統一してございます。
5928【宮代委員】 「祖母(または祖父)」のところ、ありがとうございます。基本的に自由記載だったということなのですね。しかし回答として、だとしたら不可思議ですよね、祖母と書いた方もいたり、祖父と書いた方もいて、祖母、括弧して「または祖父」と書いた人もいる、そういう意味ですか、自由記載というと。様々な自由記載があって、それの集計として「祖母(または祖父)」というカテゴリーをつくってここにまとめたという、そういう意味ですか。なぜこういうふうになっているのか、よく分からない。
5929【寺井地域保健調整担当課長】 こちらの集計につきましては、祖母または祖父、いずれかを回答した人の合計、合算という形で集計のほうを行っております。
5930【宮代委員】 多分含みはないのでしょうけど、私はまだ祖父ではないですけど、自分が祖父だったら、何か付け足しになっているなと、要するに相談する相手は祖母が中心でしょうと、たまに祖父がいるのだよというふうになってしまわないのかという、ただそれだけです、感覚的に。なぜこんな書き方なのかと、「祖母、祖父」でもいいわけだし、また、よく出てくる男女平等の議論の中で、男女なのか女男なのかという、その順番ですら非常に重要視されている時代になっている中で、今この書き方というのはどうなっているのかと。この表記に深い意味があるならば、またそのことをきちんと説明するべきであるし、もしないのであれば、もう少し工夫をして表記をしたほうがいいのではないかなというふうに思います。
それからもう一つ、先ほどの男女、その他ということについても、これは今様々、LGBT、LGBTQといったことが議論されて、議論というか、もう世界的な概念、流れの中にいるときに、やはりこの「その他」という表記の仕方というのが、どうしたらいいのか私も回答がないのですけど、とにかく引っかかったと。それで、このデータが全部、男女に分けて集計をすることによって、その中から回答をクロスチェックするときに、男女がその要素として入ってきて何か分析しようとしているのかなというところ、そこに意図があるのであれば、それはそれとして非常に重要なことではあると思いますけど、それを前面に押し出すのかどうなのかというところとか、そういったことをちょっと考えさせられたので、どんなふうな意図で進めていらっしゃるのかということについての質問をしました。何かちょっと最前列のほうがざわざわとしていますけど、もし何か御見解があればおっしゃっていただければと思いますが、いかがでしょうか。
5931【伊藤副市長】 アンケートにつきましては、やはりこれまでの経年で取るようなアンケートもあるし、それぞれの目的というか、事業の性質もありますので、一概に言えないところはありますけれども、属性の取り方につきましては、今、男女の話が出ましたけど、男女共同参画のほうでガイドラインもつくったり、これは広報のですが、つくったりしておりますので、どういう形がいいのか、属性の部分については市のほうである程度見解を示した上で各課にお願いするほうがいいかなというふうに思いましたので、今日の意見も参考に、これから庁内で少し検討してみたいと思います。
5932【宮代委員】 ありがとうございます。今まさに副市長御指摘のとおりで、この1冊目のアンケート調査の報告の中の8ページの最後のところで、(9)重点を置くべき健康福祉施策、問い27、これは今まで選択肢3つまでとやっていたものを、今回複数回答オーケーとして、これで経年変化が追えなくなってしまったのです、形を変えたから。なので、それはすごく重要なことだと思います。こういったアンケートを取るときに、形式を変えることになると、過去からのデータの積み上げと差異が出てきてしまうなということがちょっと私は気になっていて、今御指摘いただいたとおりだというふうに思っています。その中で今後、男性女性という性別を問うことに関して全体的にお考えいただくというお答えをいただきましたので、ぜひお願いしたいと思います。
以上です。
5933【蔵野委員長】 これにて質疑を終わります。
次に、武蔵野市立北町高齢者センターあり方懇談会報告書について、報告をお願いいたします。
5934【小久保高齢者支援課長】 それでは、武蔵野市立北町高齢者センターあり方懇談会報告書について説明いたします。お手元のA4、1枚の資料を御覧ください。
1、設置経緯ですが、北町高齢者センターは昭和62年に開設されて以降、35年が経過し、この間の状況等の変化を踏まえ、今後の在り方について検討を行うこととし、その検討に資する意見を聴収、助言を求めるため、武蔵野市立北町高齢者センターあり方懇談会を設置いたしました。
2、所管事項、3、委員名簿につきましては、記載のとおりでございます。
4、検討経過ですが、令和4年9月から令和5年2月まで、全6回の懇談会を開催して議論を重ね、報告書を作成いたしました。
それでは、内容につきまして、報告書に沿って御説明いたしますので、ホチキス留めの冊子を御覧ください。
1ページをお願いいたします。「はじめに」でございますが、北町高齢者センターは、山崎浩氏、名誉市民の山崎倫子氏御夫妻の本市福祉への熱いお気持ちが形となって誕生し、以来、多くのボランティアの皆様に支えられながら発展してまいりました。その後、夫妻の御逝去に伴い遺贈された自宅兼診療場を活用いたしまして、平成29年にデイサービスを拡充するとともに、子育てひろば「みずきっこ」を開設いたしました。
懇談会設置に至った経緯につきましては、記載のとおりでございます。
2ページにつきましては、これまでの歩み、歴史的経過をまとめてございます。
3ページからは現状と課題をまとめています。
4、5ページをお願いします。北町高齢者センターの機能としては、大きく2つ、(1)コミュニティケアサロンと、(2)小規模サービスハウスに分けられます。さらに、コミュニティケアサロンは、1)デイサービスと、2)子育てひろば「みずきっこ」から成っており、それぞれの概要、現状、課題につきまして簡潔に記載してございます。
6、7ページをお願いします。(2)小規模サービスハウスにつきまして、建物2階に5部屋ございますが、現在入居者はお一人となっています。また、施設設備がバリアフリーに対応し切れていないという課題がございます。
8ページは、施設設備の老朽化など、ハード面についてまとめてございます。
9ページからは、懇談会における御意見について記載しています。1、北町高齢者センターの役割について、改めて再確認いたしまして、北町高齢者センターは、市が掲げるまちぐるみの支え合いを実践してきたものであり、今後ともこの役割を果たしていくことが望まれるとの御意見をいただきました。
10ページは、コミュニティケアサロンであるデイサービスと子育てひろば「みずきっこ」の機能は引き続き継続していくのがよいのではないかとの御意見をいただきました。
11ページは、小規模サービスハウスエリアについて、総合的に勘案すると、今後の在り方として、小規模サービスハウスは廃止とし、新たな機能へと転換していくことがよいのではないかとの御意見をいただきました。
12ページは、北町高齢者センターといえばボランティアの皆様と言われるほどですが、ボランティアスタッフの方々との意見交換会を開催いたしまして、そのときの御意見をまとめてございます。
13ページからは、北町高齢者センターの今後についての御意見を記載していますが、地域の高齢者のために、交流の場としての役割や、気軽に相談できる機能を拡充するとともに、厨房設備を活用した食を通じた交流や社会参加、子育て相談や学習支援について、御提案をいただきました。その内容をイメージ化したものが16ページの図2でございます。例えば、土曜日のデイサービスをお休みした場合ですが、厨房を活用してコミュニティ食堂ができるのではないか、2階の小規模サービスハウスエリアを活用して、認知症カフェや、認知症に関する普及啓発事業、フレイル予防等の講座、相談事業ができるのではないか、また旧山崎邸では多世代交流などができるのではないかとの御提案でございました。
17ページ「おわりに」ですが、これらの内容の実現に向けては、令和9年度に予定する大規模改修工事に合わせて、必要な改修について検討を行っていただきたいとなってございます。
18ページ以降は資料編でございます。
お手数ですが、最初の一枚紙にお戻り願います。6、今後についてですが、報告書の内容につきましては、来年度設置予定の武蔵野市高齢者福祉計画・第9期介護保険事業計画専門部会において議論を深め、北町高齢者センターの今後について市の方針を検討してまいります。
説明は以上でございます。
5935【蔵野委員長】 報告が終わりました。
では、これより質疑に入ります。
5936【ひがし委員】 それでは、よろしくお願いします。今説明がありました2ページに書いてあった、吉祥寺のロンロンのベンチに一日中座っている高齢者を見て、高齢者が気軽に来られるサロン、居場所をつくりたいだなんて、本当にすばらしいスタートだったのだなということを改めて、この歴史を、歩みを読んで思いました。名誉市民である倫子先生の心、計らいによってこういったところができて、本当によかったなという思いがあります。
それで、ここにこういった高齢者センターがあるということを、武蔵境方面の方は実はあまり知らない方が多いということもあって、いろいろと、全員に聞いたわけではもちろんないですけど、こんなすばらしい、これから計画があって、在り方検討会があって、未来のイメージ図みたいなものも15ページからあります。こういったことに関して、まず最初にまとめて言うようにします。
地域のどんな方が利用されているかということを調査などしたことがあるのかということを、まず伺いたいと思うのです。その先には、ぜひ今後新しく、老朽化してしまって新しいものを建てて、今後ビジョンを持って行っていくときに、全市に向けて、こういったすばらしい施設があるということを改めて周知徹底するという方向はどうかと思っていますけれども、そのことについて伺いたいと思います。
5937【小久保高齢者支援課長】 北町高齢者センターにつきましては、やはり御利用される方につきましては、特にデイサービスは地域の方がメインということで、送迎も行っておりますが、やはり北町高齢者センターの御利用者の方については、北町中心の、御近隣の方が多いというような形で把握しております。また、子育てひろば「みずきっこ」も、やはり歩いて来られるというようなところもございますので、御利用者の方については北町中心というようなところでございます。ただし、ボランティアの方につきましては、全市的なところで、様々なところから来ていらっしゃる、桜堤ですとか境方面からも来ていただいているというようなところでございますので、今回このような報告書をまとめていただきましたので、これを機会に、また次年度の高齢者福祉計画等でもきちんと議論していただいて、北町高齢者センターの今後についても様々市民の方に御案内をしていきたいと考えております。
5938【ひがし委員】 ありがとうございます。デイサービスセンターと子育てひろば「みずきっこ」が隣り合わせにあるというのは、非常にこれは理想的だなと、実は私はいつも思っていて、これからやはり少子高齢化になって、子どもたちが遊びに来た場所、それから高齢者の方が横にいるというところで、そういったコミュニケーションを取る一つの場所としても非常に理想形だなというふうに思っておりますので、今後新しい、これからになりますけれども、在り方検討委員会を経て、今後の計画を、建て替えて進んでいく中で、ぜひそういった全市的に皆さんで利用できるようなことが検討できればいいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
以上です。
5939【品川委員】 5ページです。5ページのデイサービスの現状のところなのですけれども、経常的な収支赤字が続いている一方で、現在の設備環境では重介護の利用者の受入れも難しいということなのですけれども、収支については今後どのように改善していくつもりかというところ、御見解を教えていただけたらと思います。
5940【小久保高齢者支援課長】 コロナの影響もございまして、利用者数についてなかなかこの間伸びていかないというような状況もございまして、収支としてはマイナスが続いているというような状況でございます。ただし一方で、指定管理者であります公社の職員によりまして、黒字化委員会、そういったものも設置していただいていまして、新たな利用者の獲得ですとか、例えば個別機能訓練の加算をより取得していこうですとか、そのような収支改善に向けての取組を進めていただいているところでございますので、市としてもそのような辺りについては、きっちり支援といいますか、状況を把握してやっていきたいと考えております。
5941【品川委員】 公社のほうで黒字化委員会をつくって、そこでいろいろと御検討いただいているということですので、またモニタリングの報告とかもあると思いますので、そういったところで経過報告等いただけたらと思います。
それと、あと1点、小規模サービスハウスを今後廃止することになった場合、今1名の入居者の方がいらっしゃると書いてあって、ほかの施設を案内するようなことも書いてあったのですけれども、今回のこういった内容については、もう御提示といいますか御説明されていて、いつ頃移動とか、そういったところもある程度道筋は立っているという理解でよろしいでしょうか。
5942【長坂相談支援担当課長】 御質問の小規模ハウスに今お住まいになっている方の対応ということなのですが、以前から御本人とよく御相談、お話はしておりまして、ただ御本人は、やはりこちらで暮らしたいと、暮らせるまでは暮らしたいというお気持ちがありますので、寄り添った丁寧な対応というのを今しているところではございます。御高齢でもございますし、その先については、道筋というのはなかなか難しいところでございますが、今丁寧に対応しているというところでございます。
5943【品川委員】 分かりました。御本人はやはり住まわれているからこそ、引き続きお住みになりたいという御意向はあると思うのですけど、やはり施設的な老朽化のこともあると思いますので、丁寧に話合いをして進めていっていただけたらと思います。
また、本当に、この施設のスタートを改めて読ませていただきまして、すばらしいスタートだったのだなと思いました。山崎先生やボランティアの方々の思いも最大限尊重しながら、時代に合わせて、市民のためになる施設として引き続き運営していっていただきたいと思います。
以上です。
5944【浜田委員】 1点だけ確認させてください。これまでボランティア活動で運営してきたということで、本当にすばらしいなと思っているのですが、今後の新規事業についてもボランティアの方が携わるという認識でいいのでしょうか。話の中では高齢化が進んでいるというお話もありましたので、その点、1点伺いたいと思います。
5945【小久保高齢者支援課長】 今回の懇談会には、ボランティアの方も委員として参加していただきました。またあわせまして、ボランティアの皆様との意見交換も開催いたしまして、ボランティアの皆様からは、なかなか今コロナで活動が制限されている部分もあるけども、この開設当初からの理念についてはきちんと次につなげていきたい、いってほしいというような御意見をいただいているところでございます。北町高齢者センターの一つの大きな特色だと思っておりますので、今後の新たな方向性についても、ボランティアさんのお力を生かした活動について検討してまいりたいと考えております。
以上です。
5946【浜田委員】 ありがとうございます。本当に貴重な、ボランティアの皆さんでここまで、30年でしたよね、本当にここまで来られたということで、さらにその理念を引き継いでということで、本当に武蔵野市にとってはすばらしい理念と、あと建物という形ですので、どうぞ引き続きよろしくお願いします。
以上です。
5947【西園寺委員】 では、2点お伺いしたいと思います。
1点は、今後の、ちょっと中長期的な話ですが、17ページに、令和9年度の大規模改修工事にというふうに書いてあります。これは計画的に進めるのだろうと思うのですけれども、このことについては現状、山崎先生から遺贈いただいた、もともと個人所有の建物です。何か耐震とかの点で課題が今分かっていることがあるのか。正直言って、ちょっと手狭だという課題は以前から、声は聞いておりますけれども、これについて今分かっていることがあったら、一つ教えていただきたいと思います。
それからもう一つは、そのすぐ後に、改修を待たなくても始められるものはやっていくと書いてあります。これは土曜日のコミュニティ食堂のことを言っているのだろうと思います。本当に厨房がある施設でこういうのが求められている、これは地域によらず、皆さんが気軽に集まれて、ちょっとしたものを食べたり、コーヒー、お茶を飲んだりする施設というのは、やはり根強いニーズがあると思っておりますので、これが実現することは大変ありがたいなと思います。現状、今「みずきっこ」はサニーママ武蔵野さんがやっていらっしゃいますけれども、コミュニティ食堂の運営についても、その継続性ということは考慮されるということなのかなというところ、コミュニティ食堂の担い手についてはどのような見通しなのか、この2点をお願いします。
5948【小久保高齢者支援課長】 まず1点目の建物についてでございますが、建物につきましては新耐震の基準は満たしておりますので、耐震化については問題はございません。ただし建物自体、当初建ってから35年というような状況でございますので、大規模改修工事はやっていく必要があるというところで、第2期の武蔵野市公共施設等総合管理計画におきましても、令和9年度に改修を行って長寿命化を進めていくといった形で記載してございますので、そのような形で準備をしてまいりたいと考えております。
2点目でございますが、こちらにつきましては様々、委員の方から御提案をいただきまして、そのイメージといった形でお載せをしております。これが今後、実現がどのような形で可能なのかといったところもございますので、そこにつきましては様々検討、もしくは試行をしていきまして、御利用者様のお声なども聞きながら進めていきたいというようなところでございますので、具体的に運営団体が決まっているとか、まだそういった段階ではございません。今後検討を進めていきたいというような内容でございます。
以上です。
5949【西園寺委員】 分かりました。これは感想というか意見ですけども、テンミリオンハウスの土日の使い道についても、以前ちょっと何か、子ども食堂だったりコミュニティ食堂だったりと共存できないのかというお話はしたことがあったのですけども、やはりテンミリオンハウスは高齢者ということの枠があって、なかなか実現しなかったということがありました。この北町高齢者センターでも、こういう使い道が多世代交流という枠組みで実現ができるのであれば、テンミリオンハウスなんかでもこういう検討がされて、地域の方に喜んでいただけるのが実現したらいいなというふうには思っております。これは今日の話とは違うから、意見だけです。要望です。終わりです。
5950【土屋委員】 山崎御夫妻の意思を継いで30年余り過ごしてきましたけれども、今回プロジェクトで懇談会が設置できたということは理解するところでございますけれども、その中でやはり小さな、高齢者が気軽に来られるサロンと、それから小さな老人ホームみたいなことを最初に、その思いはずっと私も聞かされてきていたので、その辺の思いを考えると、今回小規模サービスハウスエリアの新たな活用についてということで記載されていますけれども、先ほど来、高齢者の住居の問題もいろいろと問われているところです。ましてあんしん住まい推進協議会を立ち上げたというような状況の中で、せっかく6世帯ですか、世帯というか6人の方のスペースがあったと。多少の段差があるとかそういうことは、逆に高齢者のためには多少あったほうがいいというケースもあるわけです、自立できているということであるので。その辺のところ、どうしてそういうふうに思い切ってかじを切るのかというところを私はお伺いしたいと思っているのです。
今実際に私もいろいろ御相談を受けていまして、高齢者独り住まいになりまして、ちょっと不安だからということで、いろいろ施設を探すのです、サ高住とか。でもかなり皆さん、ほとんど20万を超えるのです。これ、今日改めて見たら、全部総合で7万4,000円、年金の中でせめて15万円ぐらいだったら皆さん入れるというふうな、かなりこれは安いです。武蔵野市、あとほかにもこういう高齢者の施設がありますけれども、現実的に言ったらば、もうちょっと値段を上げてもそれなりに、年収が360万と書かれているのであればというところを考えたりとかして、やはり本当にお困りになっていらっしゃる方がすごく多いのです。ましてやそういうふうなあんしん住まい推進協議会を立ち上げているという状況の中で、なぜ減らしてそこのところをそうするのかなと。やはり6人ぐらいの小さな、小ぢんまりとした、老人ホームまではいかないけど、一緒に、共同体ですか、そういうものをどうして残さないのかなというのが私はちょっと不可思議なので、その辺のところを確認したいと思います。
あと、ひろばとかいろいろなところでの調理施設があるので、それは食堂にしたりとか、それと、ボランティアの方たちが今までずっと頑張ってきました。でも皆さん高齢になりました。今度は自分たちがそのサロンに来て、ちょっと居心地がいいのを味わわせてあげたいではないですか。そういう意味ではサロンとか、そういうことはすごくよろしいかと思うのですけれども、なぜそういうふうに急カーブになるのか、ちょっと分からないのですが、一応これはそういうふうな懇談会の結果ですから、取りあえずそれに対して文句をつけるわけではないのですが、その辺のところはどういうふうに考えてここまで来たのかなということだけ伺わせてください。
5951【長坂相談支援担当課長】 小規模サービスハウスについてでございます。こちらは11ページを御覧いただきたいのですけれども、基本的に老朽化していてというところと、あと今、7万5,000円というふうにおっしゃっていただいたのですけども、こちらは食事などはついておりませんで、基本的には居住費になります。そうすると当初から、これを小規模ハウスが、入居していただいて、募集なんかをかけるときから、昔から、7万5,000円というのはやはりちょっと高いというようなお話も伺ったことはあります。吉祥寺の相場として、もっと安いところが。こちらに応募してくださる方が、そういったような低所得者の方が多いので、ちょっとこれだと手が届かないというような御意見もあった記憶がございます。そのような値段設定になっているというところでございます。
また、今老朽化しておりまして、中を見ますと、基本的にはマンションやアパートというよりは、寮のような形になっておりまして、なかなか一昔前の学生寮みたいな形の間取りになっているというところもございまして、当初多分、山崎倫子先生については、そこにお住まいいただいて、当初は下でデイサービスでお食事なんかを一緒に、費用を払っていただいて、取っていただいて、元気な方が住むという想定で、ボランティアなんかもしていただいてみたいな形の想定でお住まいいただいたのですけども、お住まいいただくうちに高齢化もしていきますし、なかなかそういった交流というのも難しくなって、できなくなってきていたというような現状もございました。
懇談会のほうでは、一方で高齢者の住環境については、開設当初に比べて、市内の施設整備が進んで、福祉型住宅や民間のサービスつき高齢者向け住宅など、多様な住まいの選択ができるようになっているのではないかというところで、こちらの小規模ハウスをそのまま続けるというよりは、もうちょっとコミュニティサロンというか、そちらのほうの機能を拡充したほうがいいのではないかというような御議論をしていただいたというふうに考えております。
5952【土屋委員】 当初から比べたら、その7万幾らというのは高いというのは理解しました。やはり私、今見て、窓もないのかなと。きちんとベランダもあります、だから明るさとか、そういう面ではきちんとした住まいだと。若干狭いかなという気はしますけど、そういう面では、あと広ければいいけれど、でもこれだけでも普通にベッドを置いて過ごせるという形はありますのでということはあります。現状、武蔵野市の方たちでも、戸建ての中に住んでいて、先ほど老朽化してきて直したいけど、直すお金はないけれどもというような形の方も随分いらっしゃるのです。そうしますと、そういう面では、こういうふうな施設というのはまだ、住み続けたいこのまちでということであると、やはりここはせっかくのそういう思いがあったのが、非常にちょっと残念だなというような気がします。
今、年金で何とか払える金額というのが大体15万ぐらいと、20万を超えると皆さん、確かにきついのです。ですから、本当に山梨とかどこかへ行っても20万はかかってしまうというような現状が、幾つか私もいろいろな御相談を受けて、調べてみましたけど、そういう現状がある中で、できたらねというような思いがあったので、意見というか、私のあれですけど、申し上げておきます。
以上です。
5953【蔵野委員長】 では、これにて質疑を終わります。
以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
本日の厚生委員会を閉会いたします。
○午後 3時18分 閉 会