
西園寺みきこ
映像ID: 2425
6907【西園寺委員】 それでは、この陳情に対しては、残念ながら、賛成しない、反対という討論にいたします。
先ほど質疑の中でも申し上げたとおり、大きな方向性としてはこのとおりだと思います。提案としていただいたということについては、本当にありがたい、受け止めております。この中に書いてあることは、先ほども申し上げたとおり、今武蔵野市がまさに取り組んでいることとほぼ重なっておりまして、横断的な連携を考えながら進めているというのもきちんとやっているし、それから、市民の皆さんを巻き込んだ形、事業者さんを巻き込んだ形で、エコreゾートというところを一つのキーワードにしながら進めているというところも重なっております。市民参加型で気候危機打開プランをつくろうというのは、まさに令和5年度の目玉でございますから、これは、大きな方向性としては全く同じというふうに思っているのです。
しかし、なぜ反対かと言いますと、やはりこの温暖化対策条例というのがよろしくないと私は思います。武蔵野市には、武蔵野市民緑の憲章という、これも市民参加型で、本当に武蔵野市らしいというか、そういう歴史を持っています。これも条例ではなくて、憲章です。その憲章をみんなが尊重しながら、緑のこと、公園のことを進めてきたという歴史があります。温暖化対策についても、今まさに気候市民会議を基にして打開プランをつくっていこうとしているわけですが、そういうような大きな方向性に対してみんなで一緒に歩もうという、そういうやり方がふさわしいのではないかと思うのです。条例というのは、私は賛成はしないというか、特に規制を伴うような条例というものに対しては非常に慎重でなくてはいけないので、その点がやはり賛成しかねるポイントになります。
ということで、陳情に対しては反対という立場ですが、大きな方向性は一緒、市民がみんなで、事業者さんや職員やいろいろな方々と一緒に大きな方向性を目指して歩んでいくということについては申し上げたとおりですので、また皆さんと一緒に頑張りたいという気持ちを申し上げたいと思います。
以上です。