令和5年 外環道路特別委員会

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三島杉子
三島杉子
日本共産党武蔵野市議団現職

映像ID: 2584

1974【三島委員】  では、まだこれから調査していく中で分かっていくこともあるのかもしれませんし、関係ないということになるのかもしれませんが、ただ、事業者さんのほうは、ここで気泡が発生していたことは分かっているはずのことだと思うのです。なので、そこも含めてきちんと調査するときにその前提も踏まえてしてほしいということをぜひ伝えてほしいと思います。何か気泡のことは既になかったことのように扱われて、そこの関連も、もしかしたらないかもしれませんし、そのつもりで見ていったら関連があるかもしれません。ぜひそこも伝えていただいて、この野川の気泡のときの、その場所と近いことも含めて、心配している声がある、懸念している声があるということを伝えていただきたいと思います。
 気泡のことを以前、私は本当に酸欠空気のことを心配して、世田谷の酸欠空気の調査、家屋調査も希望者にはするというふうに野川の気泡があった後なっていた、その話も以前させていただきました。今、まだ気泡のことを気にしている人がいるのですかと、事業者からはちらっとそんな声もあったというふうに聞いて、いや、問題でしょうと思ってきましたが、では、入間川のことと、以前の野川の気泡のことも含めてちょっとお話をいたします。
 入間川で気泡が出た問題ですけれども、先ほど出てきた高圧噴射──ごめんなさい、うまく言えない──なんとか工法なのですけれども、圧力をかけて空気を送り込む方法なのです。だから、先ほど川名委員が、気泡が出てきてもしようがないということもあるのかなとちらっとつぶやかれたかなと思ったのですけれども、そもそも空気を地下に入れる、その工法の安全性というところがやはり今問題にするべきところでもあるのかなということで、トンネル工学の専門家の方が、空気を入れる工法について、気泡の工法も含めて問題を投げかけていらっしゃって、警告も発せられているという状況があります。入間川のところで補修工事をするときに、住民の方は、補修工事が始まる前から、本当にこの工法でいいのか、空気を地下に入れるということは、その空気がどこかで酸欠空気として出てくるかもしれないし、また、どこかで見えないところで出てきて酸欠空気としてたまるかもしれないし、また、地下に行った空気が一体どこをどう通っていくかによって地盤の緩みも新たにできてしまうのではないか。深田委員が、本当にこの地盤補修のやり方が補強になるのかとおっしゃっていましたけれども、地盤を逆に緩めることになるのではないのか。工法も含めて、本当にその辺が明らかにならないと、気泡の発生が当初予想されていた4メートルの円のところをはみ出て20メートル離れたところで気泡が出てきているというところは大きな問題だと思います。そこまで空気が地下を流れて通っていっているということですので、通るということは、何かを崩していることもあり得るのかもしれない。その辺も含めて、入間川のほうも調査をする、調査が完了して原因が明らかになるまでは工事を進めないということですが、工法とも含めて関連させてしっかり確認をしていただけるように、さらに言っていってほしいと思います。
 それで、同じように気泡の問題が出てきていましたけれども、気泡のことが、野川の酸欠空気が出たところで、地盤の関係もあるのですけれども、地質の関係もあるのですが、使われないできていたのが、こちらの地層はやはり使ったほうが掘りやすいということで、気泡を使った、気泡材を添加材として使う工法で進めていくことになっています。武蔵野市もその進め方になるようになっています。
 改めて酸欠空気の問題ですけれども、先ほど、10月のオープンハウスの質疑・回答のところで何人か触れられましたけれども、19番のところに、仙川の下を掘進するとき、野川のような空気は出るかという質問に対して、事業者側は、河川通過後の気泡材を添加材として使用する区間において、ごく一部の空気が河川内に漏出する可能性がありますと答えているのです。もう漏出する可能性ありきで返答している。その後、大気に対しては微量であり希釈されるため、周辺環境に影響を与えるものではないことを有識者に確認していますと、また有識者が登場してしまうのですけれども、何回も出てきていますけれども、漏出する可能性がもともとあると言っている、そのことが本当にどこからどう出てきているか、川以外だったら分からない。以前は世田谷で酸欠空気が地下だったり、どこかくぼみだったり、たまってしまうことがあることを心配されて、その調査が実行されるようになったのです、以前その結果はお聞きしましたが。漏出されるのを前提で気泡材を使った工法で進めていくということが、本当に安心・安全というふうに言えるのか。改めて、気泡材を使うということについても、しっかり本当に安全・安心と言えるのか、漏出したものをどうやって測ることができるのか、また、漏出するだけではなくて、例えばどこかにたまるということになったときに、それが陥没、穴につながったり、地盤を崩すことにつながらないのか、その辺も含めて、しっかり確認をしていただきたいのと、先ほど川名委員が言っていた、本当にそこで警告を投げかけているトンネル工学の専門家の名誉教授の方がいらっしゃいます。本当にいろいろな方の知見をしっかり聞いて、科学的にも本当に安全・安心なのかを確認しないと、これが動いていってしまっては、武蔵野市に入ってきてしまっては、後からこんな状況になってしまって、補修工事でもまた危険があるような状況になってしまっては大変だと思いますので、しっかり市のほうで確認も、また、気泡との関係、改めて言いますけれども、サイクリング道路の陥没の気泡との関係もしっかり確認していただきたいと思います。ちょっと付け加えますと、野川のこの近くでまだ気泡が出ているところがまた発見されているところもあります。その辺の気泡の状況もしっかり確認していただきたいと思います。安全・安心ということが、しっかり安全が確認されないうちは、大泉側からの掘削も、今きちんと止めていただくように本当は伝えていっていただけたらなと思っております。
 以上です。

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