
川名ゆうじ
映像ID: 2392
2161【川名委員】 皆さん、同じところに関心を持っているのだなということが非常に分かりました。おおむね皆さんと同じ意見なので、ちょっと違う観点から幾つか伺いたいと思います。
これから市民意見を聴くときに、この概要版2つで説明というか、これを見てもらって意見を聴くということが書いてあると思うのですけれども、先ほど他の委員からも、例えばこの総合計画のほうには、法定耐用年数50年を超えている管がいっぱいあって、まだまだ大変ですということが書いてあると、これを見ていくと、下水道は破綻したのではないのかというイメージになるわけです。
両方ともそうなのですけれども、この計画を策定した趣旨というのは、こういう状況で策定したのではなくて、健全な下水道を保つために策定したのでしょう。その目的がどこにも書かれていないのです。これは大変だ、大変だと言っているだけで、どうするのという話に結局なるので、逆に結論として、いろいろな課題があるけれども、今後30年間きちんと健全な下水道をしていくために本計画を策定しましたと冒頭に書いてあげないと、分かりづらいと思うのです。せっかくいろいろこれだけ細かく計画を書いたのに。
まだ案ですので、もうちょっと、本当に1行、2行の話だと思うのですけれども、その点について改善したほうが市民の方には伝わりますし、安心になるのではないかなということを考えていますが、その点についてお考えがあるかどうかについてを確認させていただきたいと思います。
もう一つ、今、長期の包括契約のこともあって、デメリット、メリットというのはどこかに示さなくてはいけないと思うのですが、これのデメリットの一つには、要は受けた企業者任せになってしまっていて、その事業内容が本当に適しているのかどうか。これは費用も含めて、行政のほうが分からなくなるというデメリットもあります。
だからこそ、市の職員にきちんと専門知識を持った人を人材育成しなくてはいけないという結論になっていくのですが、その関係性がいま一つ見えていないのです。人材育成は必要なのですけど、長期の契約に対するデメリットというのはそこもあるかと思いますが、その辺りもうまく説明しなくてはいけないかなと考えていますが、この点についてまず御見解を伺いたいと思います。