2232【桜井委員】 コロナ禍の影響が収束するのか、しないのかというのは、この問題に限らず多くの分野に関わってくるけど、なかなか予測が難しい部分で、引き続き研究を重ねていただけたらなというふうに思います。
ちょっと具体的な中身の部分ですけれども、先ほどから出ている駅前広場の2ロータリー化、これは非常に大きなトピックだなと思うのですが、ここで資料に載っているこの動線図を見ますと、確かに現在は動線が交錯していて、やはりこれは交通安全上課題があるなというふうに思っています。それに対して2ロータリー化の概念図が載っていますけれども、はっきりとその2つのロータリーを巡る動線を分けて、交錯しないようにしている。
2ロータリーということで言うと、現在ある中では、武蔵境駅の南口が2ロータリーの形に近いのかなというふうに思っております。東西に2つロータリーがあって、真ん中に橋のように歩行者が通行する空間が確保されているのが武蔵境駅の南口かと思うのですけれども、ただ武蔵境駅の南口は、歩行者が歩いてくる空間の一番南端の部分、イトーヨーカドーの手前の部分で横断歩道になっていまして、進入した車が一応東から西に抜けられるようになっているというつくりだと思います。今回のこの三鷹駅北口の交通環境基本計画の中で示されている2ロータリー化の概念図は、完全に2つのロータリーを切り分けてありまして、このロータリーの中で東から西に抜けるということはできないような形になっているのかなと思います。
そうすると先ほどから話が出ているように、駅前を通過してそのまま西に抜けたい車があった場合は、かなり迂回することになるかなと。井ノ頭通りまで北上していただいて通行していただければ、それはいいかなと思うのですが、実際には、これは住宅街の中を通り抜けようとする動きになってしまうのではないかなという気もいたします。そうなると、駅前の安全な歩行空間を確保するという目標は達成されても、逆に住宅街の中に今まで以上に車が入ってきてしまうということだと、これはまた安全上の課題が出てきてしまうのかなと思いまして、この辺りはそういう意味では丁寧なシミュレートが必要なのかなと思います。
先ほど副市長のほうからは、これはすぐにこういう形になる、環境が整うということにはならないというお話がありましたので、もっと時間をかけてそこら辺を丁寧に検証して、また地域の方々に丁寧な説明を通じて整備していくべき話かなというふうに思うのですが、この辺りの流れについてどのようなものになるか、お考えをお聞かせください。