令和5年 建設委員会

  • マッチ発言
  • 発言
  • マッチ箇所

0箇所マッチ

2248【栗林交通企画課長】  市道第17号線の今後の無電柱化整備方針について御報告いたします。
 1、市道第17号線(中央通り)の概要です。区間、路線延長、交通量、位置づけにつきましては記載のとおりで、特徴につきましては、資料右上に、市役所前・北側区間における既設埋設物の状況をお示ししていますが、既設埋設物がふくそうしており、歩道内への電線共同溝整備位置の確保が困難としております。その他特徴は記載のとおりでございます。
 その下に位置図をお示ししておりますが、練馬区境である北側から約260メートル区間を北側区間、約265メートルを市役所前区間、残りの約445メートルを南側区間としております。
 2、これまでの無電柱化整備に向けた検討経過です。市道第17号線については、平成21年度及び平成28年度に景観整備路線事業計画の中長期事業化路線に位置づけを行っております。平成29年度に東京都無電柱化チャレンジ支援事業制度が創設され、翌年の平成30年度に市道第17号線をエントリーしております。
 令和元年度及び令和2年度につきましては、全区間を対象として事業化に向けた検討を進め、具体的には、既設埋設物の移設を最小限に抑える検討や、樹木保全等に配慮した電線共同溝の整備位置について検討を行っております。また、全区間が約1キロメートルと長く、幹線道路であるため、バス交通等の交通量が多いこと等により、全区間を施工した場合、事業期間が約20年かかることが判明しております。
 令和3年度には、公共施設が集中し地上機器設置の可能性が見込まれる市役所前区間及び北側区間において、施工計画レベルでの検討を実施しております。検証結果といたしましては、記載のとおりですが、通常使用する建設機械、ラフテレーンクレーンでの施工は、既存の架空線や樹木の多くが支障となるといった課題があるため、令和4年度におきましては、既存樹木への影響軽減の対応策について、記載の検討を行っているところでございます。
 3、今後の方針です。市役所前・北側区間については、現在整備を進めている市道第16号線・177号線との連続性及びこれまでの検討経過を踏まえ、整備実現に向けて検討を進めてまいります。
 南側区間につきましては、公共施設が少ないため、地上機器設置が難しい区間となっていること。仮に地上機器を中央通り桜並木公園に集中配置したとしても、電圧降下により南側区間全体の電力供給が困難という状況にあること。先行的に進める市役所前・北側区間と連続して整備した場合、約20年の工期を要するため、沿道住民への影響が大きいこと。これらのことから、市役所前・北側区間での電線共同溝整備の実現を踏まえた上で、事業実現性の検証を進めたいと考えております。また、現在策定中の、先ほど御説明いたしました景観道路計画(案)を踏まえ、防災上の機能が損なわれないように、代替路線の選定も視野に入れた検討を行いたいと考えております。
 以上で報告を終わります。

コメント投稿

もうアカウントは持っている? ログインはこちら

登録していない? アカウント作成