2694【高橋下水道課副参事】 それでは、議案第65号 令和5年度武蔵野市下水道事業会計補正予算(第1回)について、お手元のA3資料、武蔵野市下水道施設長期包括業務委託事業者選定委員会設置条例及び武蔵野市下水道施設長期包括業務委託(試行)の債務負担行為の設定を基に御説明いたします。
先ほど、議案第59号の御審査時に、1、概要、2、経過につきましては御説明いたしましたので、割愛させていただきます。
それでは、左下、3、事業内容を御覧ください。こちらが債務負担行為の設定となる対象事業となります。
(1)事業件名、武蔵野市下水道施設長期包括業務委託です。
(2)履行期間は、令和6年4月1日から令和10年3月31日までの4年間となります。
(3)対象区域は、武蔵野市内全域で、一部市外を含みます。対象施設は下水道施設で、記載のとおりです。
(4)事業費は、総事業費16億3,300万円です。想定年度額は、令和5年度につきましては契約行為のみ発生するため、ゼロ円となります。令和6年度から令和9年度につきましては記載のとおりです。
右側をお願いします。(5)対象業務は大きく分けて4種類ございます。
統括管理業務は、組織・業務の一元的管理と業務データ管理を行うものです。
維持管理業務は、緊急的、計画的に行われる点検・調査、清掃、修繕設計、修繕工事等のほか、緊急的な住民対応や苦情対応、台風待機、パトロールなどです。また、下水道管の臭気調査もございます。
続きまして改築業務は、ストックマネジメント計画における改築設計と改築工事、管更生工事の一部となっています。
最後に計画策定支援業務は、ストックマネジメント計画の策定支援となります。
(6)下水道課業務における長期包括業務委託の対象範囲となっています。この図は、公営企業会計の事務系職員の業務を除く施設管理業務、水色の線で囲まれた部分と、事業・計画業務、緑色の線で囲まれた部分で、その下の赤線で囲われた部分が今回の長期包括対象業務範囲となっています。先ほど申し上げましたストックマネジメント計画における改築業務に関してですが、改築工事全体の5分の1程度が長期包括業務委託に組み込まれております。
最後に4番、今後の予定となりますが、本定例会にて、先ほど御説明いたしました下水道施設長期包括業務委託事業者選定委員会設置条例及び、今回御説明いたしました下水道施設長期包括業務委託の債務負担行為の設定について議決をいただきました際には、令和6年1月に優先交渉権者と契約を締結し、2月から3月の導入準備期間を経て、令和6年4月より長期包括業務委託の試行導入が開始となります。また、同時に本格導入に向けた長期包括業務委託の導入効果の検証、業務内容の検討を実施していきます。
以上で説明を終わります。よろしく御審査くださいますようお願いいたします。