2766【栗林交通企画課長】 三鷹駅中町第1自転車駐車場の立体化工事について御報告いたします。
平成30年1月に借地に設置していた旧三鷹駅中央大通り自転車駐車場が閉鎖となり、自転車駐車場増設の要望が利用者から市へ数多く寄せられ、市はその対応として、三鷹駅中町第1・第2自転車駐車場の一体化を実施したところでございます。当該自転車駐車場は3,400台を超え、空いている場所が見つけにくい、スライドラックが使いにくい等、利便性及び管理面に課題があります。
当該自転車駐車場の利便性の向上及び将来的な借地返還等による三鷹駅北口エリアにおける収容台数の減少に備え、三鷹駅中町第1自転車駐車場の立体化工事を行います。なお、この立体化による運用につきましては、当該地の恒久的な利用方法が決定するまでの間とします。
位置図では、立体化を行う中町第1自転車駐車場の位置を斜線で示しております。
施設概要です。施設名、場所は記載のとおりで、工事内容は、中町第1自転車駐車場を1階と屋上利用の2層として立体化し、中町第2自転車駐車場は、通路部分を中町第1及び第2の自転車利用者の滞留空間として使用するため開放し、現在使用している自動ゲートを移設する予定でございます。
今回の工事により、収容台数は、中町第1と中町第2自転車駐車場を合わせて3,670台となり、現在の一体化に比べて235台増設されます。
収容方法は記載のとおりで、運営方法につきましては、一時利用で、利用料金は現在と同じ、最初の2時間無料、その後12時間ごと100円となります。
運営主体は記載のとおりで、本立体化工事に伴う市の負担金は発生いたしません。
資料右上の立体化の目的として、2つお示ししております。
1)将来的な借地返還や民間開発等による三鷹駅北口エリアにおける収容台数減少への対応です。
将来閉鎖の可能性がある公共と民間の自転車駐車場の収容台数を記載しておりますが、公共と記載した、借地に設置している公共駐輪場につきましては、左の位置図におきまして、黒塗りで大文字のA、B、Cで示しており、民間と記載した、民間が暫定的に設置している自転車駐車場は、位置図において点でのハッチで小文字のa、b、cで示しており、公共と民間合わせて1,092台が閉鎖の可能性がある台数としております。
三鷹駅北口周辺の整備目標台数は7,100台ですが、立体化に伴う整備目標台数に対する収容台数は、表で記載したとおり、借地返還等により自転車駐車場が閉鎖しても、整備目標台数を充足する台数となります。
2)自転車駐車場の利便性の向上です。
中町第1自転車駐車場をスライドラックから電磁ロックに変更することにより、場内においてエリアごとに満空情報を把握することができ、スムーズに空いているスペースへ止めることが可能になるというふうに考えてございます。また、これまで大型車が止められている場合は、両隣のスペースに自転車を止めることが難しい状況にありましたが、無駄なく収容台数を確保した上で大型車にも対応することが可能となります。
今後の予定です。建設委員会での行政報告後に、7月から近隣への説明、自転車利用者への説明会、実施設計等を予定し、11月頃から工事着手、令和6年4月の供用開始を予定してございます。その他記載のとおり、市報、市ホームページ等で周知するとともに、現地、周辺自転車駐車場でも掲示する等でお知らせすることを予定しております。
以上で報告を終わります。