令和5年 文教委員会

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道場ひでのり
道場ひでのり
自由民主・市民クラブ現職

映像ID: 2421

203【道場委員】  ちょっと1つの話をしますけど、私はある場所、駅にいつも立っているのですけれども、毎朝みんな会社や学校に行くのです。つらそうに見える子もいるのです。きっとみんなどうなのだろう。泣きながら歩いている人は世の中にいません。表に立っているときは涙をこらえて、平然を装って。だけど心の中には穏やかではないことだってきっとあるわけです。家庭のことや、働いている人は仕事のこともそうだし、子どもだって部活のことや勉強のことや進学のことや、それこそいじめられたり、いじめたり、殴られたり、殴ったり、いろいろなことがあると思うのです。
 あるとき、いつも会うお父さんがいらっしゃって、普通の日なのですけど、子どもを連れて歩いてきたのです。小学校4年か5年ぐらいの男の子だったのですけど、あれっ、今日は学校ではないのという自然な会話をしたら、「こいつ、今日何か休みたいと、ふっと言ったから、僕も会社を今日休んでちょっと海でも見に行くのだ」と言ったのです。何ていい会話だろうなと。ちょっとうちでは言えないような会話なのですけど、結局その家は、その子どもが親に言えるような環境ができていたのです。なかなか結構難しいことなのだけど、要するに親に信頼感というか、親にきちんとそういうことを言える、ある意味すごく健全な家なのだなと思って感動したのです。
 だからそういうものがまさにこの今回の条例の趣旨というか、子どもがそういうつらいときにきちんと言えるような環境をつくっていく、そういうものかなと思いました。ですから、今私が確認しましたけれども、そういう趣旨で今回の条例をつくられたということで認識しております。
 それで次に行きます。そうすると今度は、大事な言葉を一つ一つ、ちょっと確認させていただきます。条例の最初のところ、前文から入っていくのですけど、子どもの最善の利益をどう捉えるか。ベストインタレスト。だから、よく考えると結構難しいと思うのです。例え話で言うとどういうことを言っているのか、どういうことを理解されて今回の条例をつくられたか、子どもの最善の利益をどう捉えられているか、端的にちょっと教えていただけますか。

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