
山本ひとみ
映像ID: 2421
252【山本委員】 それではちょっと長時間になっておりますが、私も、この武蔵野市子どもの権利条例案の議案に対して、幾つか質問をさせていただきたいと思います。質問の流れとしては、これまでの過程ということと、あとは条文そのものの前にある前文の意義や、それから内容について質問をして、今後のことも質問したいと思います。
最初にこれまでの過程についてなのですけれども、市民の中には、一部かもしれませんが、周知が十分でないという意見もあるかもしれませんが、私はこの間の経過をずっと体験しまして、様々な形で周知啓発されてきたというふうに評価をしております。
まずこの条例の検討委員会も1年以上開かれておりましたし、報告書も出された。そして中間報告、素案に対しても意見募集をしていましたし、その後市民意見交換会、それから地域フォーラム、説明会もオンラインでもやり、オンラインではない対面でもおやりになっていた。提出意見数を見ると、パブリックコメントは、一般で提出者が73人、意見件数が441、子どもに関してはアンケートで565人、853件、その他、市民意見交換会以外でも、市議会文教委員会での意見、これも6人、88件って、すごく丁寧に書いているなというふうに思いましたし、教育委員会定例会、Teensムサカツ実行委員より、あとは職員アンケート、非常に細目にわたってよくやってくださったというふうに理解をしております。
そうしたことの結果として、今回条例の案に関しては議案が、重要な点もありますし、結構変わっていることに関しては、私は評価をしています。特に言葉の意味で、学校というのが育ち学ぶ施設に変わったということ。それから、新しく子どもの権利擁護委員がつくられますけれども、「独立性を尊重しなければなりません」という言葉も入っています。こうしたことに関しては、子どもの最善の利益を守っていくために大変重要な点での変更があったというふうに、私としては評価しているのですが、今回かなり細かい時点で何度もパブリックコメントを取ったり、意見交換会をやって、それを反映したということについて、その背景とか意味というのを、再度お聞かせいただきたいと思います。