令和5年 文教委員会

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385【石川子ども家庭支援センター担当課長】  それでは、0123施設の開館時間延長及び4・5歳児支援について御報告いたします。
 1番、試行の概要及び利用状況ですが、地域における子育て支援の中核を担う施設として、多様な利用時間のニーズへの対応及び子育て家庭への切れ目ない支援を充実させるために、下記のとおり試行を実施したところでございます。
 (1)開館時間の延長です。期間は令和4年6月1日から8月31日。開館時間を午前9時から午後5時とし、1時間延長いたしました。延長時間中、これは午後4時から午後5時に限定した入館者数になりますが、入館者の1日平均といたしまして、0123吉祥寺で1.9人、0123はらっぱで7.2名でした。
 (2)4・5歳児支援です。受入れを行ったのは市内在住者のみで、令和4年8月1日から31日の間、期間中、毎週月曜日から木曜日の午後1時から5時に、0123吉祥寺・はらっぱ両施設で受入れを実施しました。兄弟利用は含まず、4・5歳児童のみの延べ利用人数としては、0123吉祥寺で延べ18名、0123はらっぱで延べ41名でした。
 2番、利用者アンケートの結果です。今後の施設運営の参考とするため、令和4年8月1日から9月15日の期間中、ウェブアンケートサイトを開設するとともに、0123施設で用紙配布を行い、意見聴取を行いました。回答数は252件でした。
 開館時間の延長については、「現行どおりでよい」及び「変更希望」の回答割合がほぼ半数ずつでありましたが、施設利用頻度が高い層は「変更希望」が6割を超えておりました。利用ニーズといたしましては、「乳児の午睡後」及び「幼稚園・保育園等の降園後」のニーズがあることを把握できました。
 4・5歳児支援についてですが、「実施を希望」が40.9%、「条件を設けた上で実施を希望」が52%と、何らかの形で実施を希望する割合が大多数であった一方、「実施を希望しない」は13.5%であり、令和3年度のアンケート結果では25%でしたが、そこから減少しております。
 3番、0123施設事業推進会議の報告です。指定管理者である公益財団法人武蔵野市子ども協会が設置する武蔵野市立0123施設事業推進会議において、利用状況及び利用者アンケート等を踏まえて意見交換が行われ、以下のとおり報告がありました。
 裏面を御覧ください。利用者が想定より少なく大きなトラブルもなかったものの、異年齢交流等は見られなかった。利用者の不安や懸念についてはいずれも施設スタッフの関わり方の工夫により対処可能であり、成長や発達の理解及び交流を促す機会とすることができる。支援ニーズの把握や安全な利用環境の整備に必要な課題を検証するため、引き続き試行を行うことが望ましい。
 4番、試行結果のまとめになります。以上の報告を受けて、市として今回の試行として、まず把握できたこととして、開館時間の延長、4・5歳児支援、いずれも一定の市民ニーズがある。利用者の不安等は施設スタッフの関わり方の工夫により対処可能である。
 具体的に検証が必要なこととして、利用者数が多い場合の安全な利用環境の整備に必要なこと、4・5歳児家庭の具体的な支援ニーズが挙げられると考えられます。
 それらの検討を踏まえまして、5番、今後の進め方になります。今年度と同じ期間で、令和5年度に再度同様の試行を行います。4・5歳児支援につきましては、具体的な支援ニーズを把握するために、来所につながる機会を通年、定期的に設けるようにします。例といたしましては、幼稚園の終わった水曜日の午後に4・5歳児向けの行事や遊びの場の設定、または、平日の午前中に4・5歳児保護者向けの座談会や講座等の設定を検討しておりますが、具体的な内容につきましては、今後子ども協会と協議の上進めていきたいと考えております。
 さらに検討が必要と考えられる、安全な利用環境面での課題及び4・5歳児親子の具体的な支援ニーズを把握した上で、本格実施に向けた支援の方向性は、第六次子どもプラン武蔵野において議論、検討していきたいと考えております。
 検証方法や具体的な試行計画等、詳細は子ども協会と協議の上進めていくことを予定しております。
 報告は以上となります。

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