令和5年 文教委員会

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山本ひとみ
山本ひとみ
無所属むさしの現職

映像ID: 2483

591【山本委員】  反対ではありません。この改築に伴う契約の案件について、賛成なのですが、討論をしたいと思います。
 項目としては3点ございます。1点目は入札制度、2点目、しつらえの内容、3点目、近隣対応でございます。
 入札のことに関して、今回総合評価方式でやっていることに関しては、よかったと私は思っております。今回、1者だけのところもあるし、機械設備に関してはかなりの業者さんが応じたということがあったわけです。これまで入札不調があったことに関しては、もちろん資材の高騰や、その背景に国際的な戦争の問題というのがあって、必ずしも業者さんの努力だけでどうにもならない点もあったかとは思いますが、今後入札に関して言えば、今日、例えば機械設備に関して、なぜこうなのですかということについて、なかなか分からなかったみたいなので、できましたらやはり改善には努めていただきたいと思います。入札に応じることができる企業が増えるほうがいいと思います。
 そして今後、総合評価に関しては、やはり社会的な価値というものも重視をしていただきたいと思っています。職員の人で、例えば男女の割合だったり、社会的にやはり考えてやっている企業もいらっしゃいますから、そうした価格で安いところを選ぶというだけではない価値を見ていくことを私もやりたいと思いますし、行政のほうもそれを心がけていただけるとありがたいと思います。
 2点目の工事、しつらえの内容なのですけれども、私は学校というのは、基本的にはインクルーシブな学校がいいと思っています。インクルーシブというのは、障害があるなしにかかわらず、いろいろな人が自分の多様性を個性として生かせる、そういう学校、具体的にはトイレの大きさだったり設備だったり、それからエレベーターの設置などのバリアフリーに関わる問題、こういうことに関して配慮がある。外国から帰ってきて、十分日本語が、難しいなと思っている方も含めて、多様性を生かせるような学校のしつらえにしていただきたいと思っています。今日聞いたところ、これまでよりもいろいろな面で前進があるというふうに私は評価しておりますので、ぜひ今後ともインクルーシブな教育を本当に学校でできるように、いろいろな面で配慮していただきたいと思っております。
 不登校の対策に関して、不登校というぐらいですから、これは学校の問題ではなくて、福祉の問題だと私は思っておりますが、それでも、学校に行きたいけれども、学校の普通学級、通常学級で1日過ごすのはしんどい、もしくは選びたくないという方ももちろんいらっしゃるわけで、そういった方への対応として、今日聞いたところだと、私は、信頼関係がある大人が寄り添うことができる環境を、十分配慮して整備してもらいたいということをお伝えいたしましたので、そのような御答弁もありました。不登校の児童生徒は、武蔵野市でも大変増えております。基本的には学校外での居場所ということを私は要望しておりますが、学校に行こうと思った場合に、保健室登校だけではない、多様な選択肢が用意されるということが大切だと思います。
 3点目、近隣対応に関しては、やはり学校を建て替えるというときには、工事対応も含めて、近隣の方たちの理解を得ていくということは大事な観点だと思います。今日伺ったところ、日照の問題とかで近隣の住民の方たちの意見が取り入れられているということを伺いましたので、今後とも建て替えに当たっては近隣の方の理解を得て、どういう学校がいいのかということも含めて、十分に周知徹底をお願いしたいと思います。
 賛成討論は以上でございます。

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