
本多夏帆
映像ID: 2536
1034【本多委員】 分かったような分からないような。今の、園のところから見ていって本部会計のところまで見ていくというような指導検査のやり方というところが1つできることなのだとは思いますけれども、市としては、そういったことをこれからやるというふうにお考えなのかどうか──まあでもそこは難しいか。今後、そういったことは状況に応じて考えていくのかどうか。この指導検査というものを定期でやっていくことというのは大事なのですけど、特別指導検査というのがせっかく制度としてあるのに、こういうケースで、会計のことを市が、本当は全部その情報を求めていかなくてはいけないという、いろいろな資料を見せてもらったりとか、今回もこうやって提出を求めても提出してこないみたいなことがあったら、全部そうやって中に突っ込んでいかないと見られないものというのはたくさんあるのだとは思うのですけれども、本当にデータもあるのかないのかも分からないですけど、こういう場合は。だけど、そういったものを全部洗いざらい見ていくというふうに考えたら、こういう制度を使っていかないといけないのではないかなと思っていて、それこそ、こういうケースであればこれは使えるのかとか、そういう検討、これはこの制度は使えない、ではどうするかとか、そういったところも含めて、今はとにかくそのお金の部分をという話は分かるのですけど、総じてこの件をどうしていくのかというような、もう少し全体的な部分というか、流れ──私はこれは最終的に、では不正受給ですねというふうになって、これは幾らの金額ですね、これは返還してくださいねと言った後に何があるのだろうなということを考えているのです。これはでは、そういう不正受給というものが1つありましたね、返還請求しました、本当に無事にお金が返ってきました、終わりということでいいとは思えないのですけど、それはこの事業者についてということだけではなくて、今言ったような、一連の保育行政の中で、保育行政だけではないかもしれない、これは補助金というものを使って何かを推し進めていくといったときに、どうするのだということ、そういうことがあった先に何があるのかということまでやはり考えていかないと、本当にうやむやになって終わってしまったみたいな、そのときにぽっと出てきて、大体解決したからそれで終わりですねと。別にそのことを何か憎んで恨んで感情的に云々してくれとか、そういうことを言っているわけではなくて、今後こうしたことをなるべくゼロに近づけていただきたいと思うし、こういったことが生じることはゼロではないから、では、こういったことが起きたときには、自分たちは使える手はどれだけあるのだろうということを考えた上で制度設計をしておかないと、いざとなったときに使えないではないですか。だから、こうしたときに使えるようにしておいてほしいなというふうに思っているのですけど。それで、このことが、では解決されました、よかったですねというふうになった後、本当にこれだけで、このことが終わったら、もうではこの事業者は、それではい、大丈夫ですねというふうになるのか。私としては、それだけではなくて、ほかにも様々なトラブルを今までも──今までの話だとやはり何件もいろいろなトラブルがあったのではないかとか、この事業者についてですけど、いろいろな問題があったのではないか。では、それはリスクの評価としては、見える化されたのは、顕在化されたのは補助金の不正受給というところかもしれないけど、では、経営実態として、事業者として本当に認可の保育園をやる事業者としてふさわしいのかどうかといったときに、前にお話を聞いたときも、認可をしているのは市ではないから、認可を云々かんぬんどうするといったところは東京都に言うしかないという話でしたけど、これは本当に、もう認可をもらったからずっとやっていられるみたいになるのも、それは絶対おかしいというふうに思っていて、何か問題があったら駄目なのですよ、やってはいけない事業なのですよというふうに考えていかないと、本当に誰も守れないというふうに思っているので、その先々のところまで市がどういうふうに今考えていらっしゃるのかという、全体的なこの件に関して、本当にどういう形で収束をさせていく、どういう形で市が持っているカードを使っていくのかということについて、全部の手のうちを今日明かすというと、それは難しいかもしれないですけど、市民の皆さんも本当に注目している、本当に心配しているし、憤りを感じている方もたくさんいらっしゃると思うし、実際私は、本当に一番苦しい思いをしているのは、やはり今ここに通われている方々というのは本当に嫌な思いをしているというふうに思いますので、そういったことも含めて、情報をできるだけ出していただきたいというふうに思います。