令和5年 文教委員会

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1199【西館学校施設担当課長】  それでは、私からは武蔵野市立第五小学校及び井之頭小学校改築基本設計中間報告について御説明させていただきます。
 令和5年4月に策定いたしました両校の基本計画に基づき、現在、基本設計を進めているところでございます。
 まず、1ページを御覧ください。まず初めに、基本設計のコンセプトについてでございます。
 1、基本設計コンセプト。子どもたちにとって明日また行きたい学校となるために、学校施設全体を学びの場として捉え、魅力ある学びやを創造していく必要があると考え、それを実現するために武蔵野市では、学校全体を緩やかにつなぐ学びの空間整備を掲げております。
 2ページを御覧ください。基本設計の中で、その考えを実現するために、大きく3点にまとめております。1点目が、校舎全体が緩やかにつながる、2点目が、木漏れ日の下で自然に緩やかにつながる、3点目が、地域と共に育ち、まちに緩やかにつながるです。具体的には、校舎全体が緩やかにつながるとは、教室を開き、オープンスペースと緩やかにつなぎ、また、教室を雁行させ、学年としてのまとまりをつくります。
 3ページを御覧ください。立面的には、吹き抜けで天井を開き、異学年と緩やかにつなぎます。教室、オープンスペース、ラーニングコモンズのつながりにより、学びの深度化を図ります。また、画一的でない揺らぎのある空間がつくる学びの広がりをつくり、多様な居場所を設け、子どもたちが毎日来たくなる学校を目指してまいります。
 4ページを御覧ください。2点目の、木漏れ日の下で自然に緩やかにつながるにつきましては、屋根や、教室と教室の間を開くことで、自然光や風と緩やかにつなぎます。
 5ページを御覧ください。3点目の、地域と共に育ち、まちに緩やかにつながるにつきましては、外壁を分節し、周辺の住宅地と調和させたり、敷地周辺に歩道状空地を設け、学校敷地と周囲を調和させてまいります。また、建物をセットバックさせ、外部テラスを設け、周辺のまち並みと緩やかにつなぐということを考えております。
 7ページを御覧ください。次に、2、小学校における普通教室周りの考え方についてでございます。基本計画の際にも御説明させていただきましたが、小学生は普通教室を中心に学びが展開されるため、教室周りを充実させる設計としております。具体的には、教室前に可変性を持たせたオープンスペースを計画し、個別最適な学びと協働的な学びに柔軟に対応できる空間といたしました。
 コンセプトにつきましては以上でございます。
 次に、各階の平面プランについて御説明させていただきます。
 まず、第五小学校のほうから御説明をさせていただきます。8ページを御覧ください。第五小学校につきましては、地下なしの地上4階建てを計画しております。建物の配置につきましては、現在の校舎配置とほぼ同様の、西側と北側に配置をしております。児童は、東側の五小前公園前の正門から、五小のシンボルツリーであるヒマラヤスギを見上げながら敷地内に入り、体育館の前を通り、家庭科室前の昇降口から登校いたします。昇降口の横の西側にも門を設けております。そして、昇降口を入りますと、1階には職員室などの管理諸室、学童、あそべえ、給食室、体育館、家庭科室、地域開放エリアを配置しております。
 9ページを御覧ください。2階です。2階へは、昇降口前の大階段を上がります。2階には普通教室、ラーニングコモンズ、特別教室、特別支援教室、プールを配置しております。
 続きまして、10ページを御覧ください。3階です。3階には普通教室、音楽室、多目的室を設けております。
 11ページを御覧ください。4階には普通教室、多目的室を配置しております。
 普通教室は、各フロア2学年ずつ、校庭に面した配置としております。2階から4階には、現在の校舎よりも奥行きのある広いバルコニーを計画しており、手すりを高くしたり、足がかりを設けないなど、安全面に十分配慮し、子どもたちが育てているアサガオですとかトマトを育てるなど、ふだん使いができるよう整備をしたいと考えております。ラーニングコモンズの上部の3階、4階の部分を吹き抜けとする計画としております。
 続きまして、12ページを御覧ください。12ページからは井之頭小学校でございます。井之頭小学校の平面図を御説明させていただきます。
 井之頭小学校につきましては、地下1階、地上4階建てを計画しております。建物の配置につきましては、現在のブーメラン校舎と、こちらもほぼ同じ位置の西側に配置をしております。児童は、北側の正門から職員室の前を通って、昇降口から登校いたします。昇降口に入りますと、1階には、右側に管理諸室、正面に学童、左側に家庭科室、あそべえ、体育館、地域開放エリアを配置しております。昇降口正面にある大階段で2階に上がります。
 13ページを御覧ください。2階には普通教室、ラーニングコモンズ、音楽室、特別支援教室を配置しております。
 14ページを御覧ください。3階は普通教室、特別教室、多目的室を配置いたしました。
 15ページを御覧ください。4階は普通教室、多目的室、プールを配置しております。
 16ページを御覧ください。16ページ地下1階で、給食室を配置しております。
 バルコニー及びラーニングコモンズの吹き抜けの考え方につきましては、第五小学校と同様でございます。
 今回、第五小学校と井之頭小学校のプールにつきましては、改築懇談会の意見やアンケートなどの意見を反映しながら、教育委員会の中でも議論して、両校とも自校にプールを設置することといたしました。
 平面図についての御説明は以上になります。
 続きまして、これからまとめてまいります基本設計概要版の目次構成の案を17ページにお示ししております。これから今年度かけまして、この形で基本設計のほうをまとめてまいります。
 最後に18ページを御覧ください。今後のスケジュールの予定でございます。今年度は改築懇談会を4回予定しております。今年度につきましてはあと3回開催いたしまして、御意見をいただきながら基本設計をまとめていく予定でございます。意見聴取といたしましては、子どもの権利条例の理念に基づきまして、夏休み前に全児童を対象に、模造紙を使って平面プランと写真をお示しし、好きな場所にシールを貼ってもらい、どんなふうに使いたいかを付箋に書いて貼っていただくというようなアンケート調査を実施いたしました。また、夏休み中に教職員を対象に、夏休み明けには児童を対象にワークショップを行いました。児童向けのワークショップでは、皆さん子どもたちも忙しいということで、第五小学校につきましては3、4年生5名、それから井之頭小学校につきましては5、6年生4名という、少人数での実施となりましたが、今回参加してくれた児童は、完成した折には小学校を卒業してしまっていますが、新校舎が完成したらぜひ見学会をしてほしいという御意見ですとか、ある児童は、もう1回1年生に戻って新しい学校で小学校をやり直したいなんという、非常にうれしい言葉をいただきました。子どもたちみんな新しい学校を楽しみにしているというのがよく分かるワークショップでございました。
 教育委員会、市議会につきましては、今回の中間報告と、次回3月に基本設計をまとめたものを御報告する予定でございます。
 御説明につきましては以上でございます。

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