令和5年 文教委員会

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1313【滝沢保健センター増築・複合施設整備担当課長】  それでは、資料に基づきまして御報告させていただきたいと思います。
 まず、1番目の項目ですが、これまでの取組でございます。こちらは平成28年から検討を開始いたしまして、約7年ぐらいかけて検討をしてまいりまして、現在、基本設計を進めている状況というところでございます。また、先日ですけれども、令和5年の6月から7月、アンケート、それから、近隣住民説明会等の実施をいたしました。
 2番目の項目でございます。アンケートの結果について、別紙1を御覧ください。別紙1はアンケート結果でございますが、実施期間といたしましては令和5年6月15日から7月18日まで、回答数といたしましては213件、非常にたくさんの御意見をいただきました。2番目の項目は属性等についての記載がございまして、また、9ページのQ8からは自由記述というところで、こちらには皆様からいただいた御意見をなるべくそのままの形で掲載させていただいております。18ページから、主な回答内容に対する市の考え方ということでまとめさせていただいておりますが、Q8、9、10の自由記述の中でも似たような御意見がございましたので、その辺はある程度まとめさせていただきまして、そちらに対して、ここから、例えば、18ページの1の項目ですと、健康増進事業に関すること、次のページに行きまして、2番目は健(検)診に関すること、このように項目ごとに整理をさせていただきまして、回答のほうを作成させていただきました。こちらについては40ページまでございまして、いただいた御意見につきましては、今後の新施設の設計ですとか運営を行う際の参考にさせていただきたいと考えてございます。
 それでは、資料のほうにお戻りください。2ページ目に行きまして、3、基本設計に当たっての考え方でございます。(1)保健センター機能の維持と新たな施設の考え方でございますが、既存棟の大規模改修の際には健(検)診等の保健衛生や母子保健事業等の機能を維持し、医療機器類の移設等は必要最小限となるように増築棟の配置を検討いたします。また、増築棟と大規模改修後の既存棟の一体的な利活用に当たっては、未来を見据え、保健衛生機能の充実を図った上で、子どもと子育て家庭への支援施設を含む、全世代の市民の心と体の健康づくりを総合的に支援する拠点と。こちらは基本理念ですが、そういった拠点として整備いたします。
 (2)施設の配置、ゾーニングの考え方でございますが、こちらは別紙2の図面を使って御説明さしあげたいと思います。まず、別紙2の3ページを御覧ください。上と下と平面図がございますが、上の平面図が1階となってございます。増築棟の1階は、誰もが入りやすいエントランスフロアとして、ロビーラウンジを中心に、健康増進活動等を行えるアクティブスペース、子育てひろばや子どもの居場所、ヘルスプロモーションスペース等を配置し、様々な世代が過ごすことができ、必要な情報を得られ、地域活動や支援の入り口としての要素も併せ持つフロアといたします。またさらに、新型感染症等が発生した場合には早期にワクチン接種会場等のスペースとして、また、災害時には医療支援拠点として転用し、迅速に稼働できる計画といたします。健康増進に関する窓口や子どもと子育て家庭への支援に関する総合相談窓口は、エントランスフロアに近接する既存棟の1階。図面でいくと、線が引いてあって、上が増築工事の部分で、下が大規模改修の部分なのですけれども、既存棟の大規模改修をするほうの1階に配置することで、市民にとって分かりやすく、支援にもつながりやすい窓口にしたいと考えてございます。
 乳幼児健診エリアにつきましては、下のほうの図面になります。2階に配置いたします。
 健康増進に関する啓発普及事業や各種健(検)診事業、検査事業等を行う武蔵野健康づくり事業団と、老成人健(検)診エリアは、増築棟の3階ということで、こちらは4ページの上のほうの図面、3階に配置します。
 また、武蔵野市医師会臨床検査センターは、増築棟の4階にそれぞれ配置いたします。
 ちょっと前後してしまって申し訳ないのですが、2ページを御覧いただきまして、チャレンジルームは増築棟の地下階に配置し、利用者のプライバシー確保のための動線を考慮した上で、音が出る活動なども気兼ねなく実施できるようにいたします。その際、開口部やレイアウトを工夫することで、採光を確保できるようにいたしました。
 こうした必要な機能を配置した上で、北隣接地への日影の影響範囲を小さくするために、増築部分を現保健センター側(南側)に寄せ、増築棟の北側壁面から計画敷地北側境界線までの離隔距離を11.5メートル確保いたします。さらに、3階、4階部分を段階的に後退させることで、周辺に対する日影の影響は建築基準法で求められる基準よりも小さくしております。
 (3)の構造計画の考え方から(6)防災機能の考え方については、記載のとおりでございます。
 3ページの4の施設イメージでございますが、平面図については先ほど御説明いたしましたので、1ページを御覧ください。建物概要については、記載のとおりでございます。また、右側に書いてあります施設イメージですけれども、こちらは敷地の西側の道路から建物を望んだイメージパースということになっております。事業スケジュールに関しましては、後ほど5番の発注方式等の説明の後に戻ってきたいと思いますので、恐縮でございますが、またこちらの資料のほうにお戻りください。
 5でございます。当該事業の特殊性と建設業界の現状を踏まえた発注方式等ということで、(1)当該事業の特殊性でございますけれども、こちらは大きく3つの工事がございまして、1)旧中央図書館の基礎等の解体工事、2)増築工事、3)既存棟の大規模改修工事ということで、分離発注を行う場合は重複作業や受注者間での複雑な調整が発生し、事業の難易度が高くなるというのが今回の特殊性でございます。
 (2)のゼネコンへのサウンディング調査、また、(3)に書いてあります、庁内で議論した結果、1つ目の黒ポチですが、以下の発注としたいというふうに考えておりまして、建築工事、電気設備工事、機械設備工事はそれぞれ分離発注としますが、建築工事で言いました解体工事、増築工事、大規模改修工事は一括で、電気設備工事、機械設備工事に関しましては増築と大規模改修を一括で発注したいと考えてございます。最後のほうの黒ポチでございますが、令和6年度に予定していた旧中央図書館の基礎解体工事は、今申し上げました建築工事との一体化に伴いまして、令和7年度から開始したいと考えております。
 先ほどの別紙2のスケジュールのほうを御覧いただきたいのですけれども、事業スケジュールに関しましては、令和10年の複合施設の供用が約半年延びてございます。こちらの主な理由は、今申し上げました令和6年度に予定していた解体工事を令和7年度から開始するということと、法改正等によりまして建設業における週休2日制、それから時間外労働の上限規制の適用というところもございまして、工期については、増築工事、大規模改修工事それぞれ少し見直しをかけているといったところがございまして、複合施設の供用は令和10年度の中頃を予定しているといったところでございます。
 また資料にお戻りいただきまして、5の(4)、先ほど申し上げました近隣への配慮でございますけれども、一括発注により工事期間を短くすることで、振動・騒音等、近隣へのトータルの負担を軽減いたします。また、工事責任の所在が明確になりますので、万が一のトラブルにも速やかに対処できると考えてございます。
 最後になりますが、4ページを御覧ください。今後の進め方の予定でございます。11月の末から12月にかけまして、進捗状況の市民説明会を予定しております。また、12月には、まちづくり条例に基づく大規模基本構想の届出を予定しております。1月に基本設計を完了いたしまして、2月には行政報告をさせていただきたいと。また、2月から3月にかけては近隣住民様への説明会、3月には実施設計の契約締結と、このように進めてまいりたいというふうに考えております。
 報告については以上です。

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