7882【小内資産活用課長】 私のほうから、DB方式について検討しなかったのかということについてお答えさせていただきます。
29ページのところを御覧いただきたいのですけれども、まず、冒頭(1)、事業手法を検討するに当たりましては様々な手法がありますので、これを比較検討したわけでございますが、この公会堂というのはやはり、1行目、2行目、3行目に書いておりますけれども、不特定多数の方たちが多く利用していただける施設でございますので、やはり透明性の高い議論をしていくというのが重要だというふうに認識をしております。そのような中で、2段落目になりますが、事業者選定に当たりましては、こういったことについて市民と情報を共有し、施設整備への関心を高め、また、その透明性を確保する観点から、事業者選定に当たっては公開していくということが重要ではないかと思っておりまして、できれば公開型の、公募型の公開でヒアリングを進めることなどを検討してございます。
そのようなところの中で、DB方式については、やはりコストダウンが見込めるとか、そういったメリットもございますが、事業規模がもっと、100億円を超えるようなものとか、そういうものについては施工者側のメリットというのがあるのですけれども、このような改修とか、事業規模がそこまで大きくないものについては、やはり不落札となるリスクが非常に高いというような懸念もございます。そのような中で、30ページの2)の一番最後の段落の中で、これを公開にしてしまいますと、建設業者さんは、これはノウハウが非開示情報になるので、公開型でのプロポーザルを行うことができないのです。ですので、市役所の会議室の中で委員の方たちだけで選ぶみたいな形になってしまったときに、やはり皆さんに公開できないというような課題もございますので、今回は、やはり皆さんと情報を共有しながら進めていくのが適切ではないかというふうな判断をしたところでございます。
以上です。