
深沢達也
映像ID: 2389
7918【深沢委員】 それはまさにそういうことだと思います。
それともう一方、今の6割できている駅前に降りた、あの広場、降り口、あそこから広場の一番付け根の部分、駅舎に近いところから公園のほうを眺め渡すと、もうできてすぐ私はあそこに立ったのだけど、それまで以上に公園の緑が、ちょっと浮き上がって見えるのです。緑がより目立つのです。長期計画もグランドデザインも、公園と一体のまちづくりだと言っているわけ。だからちょうどいいではないですか。
とすると、そこから歩いてすぐのところに、左側に公会堂があるわけです。そうするとこれはもうあくまでも一つの夢みたいなものですが、やはり向こうの公園を眺めながら、オープンスペースが多いほうがいいのだな。池袋の芸術劇場の前には広いオープンスペースがあって、何となく一体感があるのだ。これは事例としては全然別です。ケースが違いますけど。
そうすると可能性として、単体で公会堂を建て替えるというのもあれば、あそこの沿道の建物が古くなっているわけですから、その隣地のお隣さん同士の話合いで、さあ、どうしようという形で一体的にやるというのだって、理屈上はあるわけです。そういう際に、公会堂前の地上1階部分のところの間口を、どういうふうになるかはあれとして、道路は道路でパープル通りはあるとして、ちょっと引っ込んで、公園に行く道を少しでも広げるというか、オープンスペースをつくる。南口はもしそういうことができれば、野外のイベントなんというのも今後あり得ると思うので。北は広場があるから、あそこで野外のものができるわけですけれども、そんなこともあるわけです。
だから、いろいろとまちづくりをやるときは、やはり夢を持たなければ駄目だと思うのだ。制約条件はいっぱいあります。特に南口は。あり過ぎるぐらいあるけど、その中でも夢を持って考える。だってそれは公園と一体のとうたっているわけだからというふうに考えます。そのためにも、単体で公会堂だけ先に造ってしまったことによって、しまったとならないほうがいいわけです。
だから20年というのをうまい具合に、そういう途中過程、プロセスに置くという形に結果としてなっているので、これは的確だったなと、私は思っているのですが、今のあそこのパープル通りのところのありようというのは、何となくそんなふうに。今度整備路線に入っているから、電線地下埋設もいずれすると思うのだけど、そんなことも感じるところなのです。その辺はどんなふうに捉えていますか。この駅から公園にかけての一体感をどう扱っていくか。