令和5年 総務委員会

  • マッチ発言
  • 発言
  • マッチ箇所

0箇所マッチ

7956【小内資産活用課長】  PCBというのは、無色透明な油状のものなのですけれども、その性質上、これまでPCBを含んだ油を使った電気製品が作られてきたという背景があります。ただしこのPCBというのが、人体に対して影響があるということが分かってまいりまして、昭和47年には製造を中止しております。昭和47年より前に作られたものについては、かなり濃度の高い高濃度PCBというふうに言われるものを含んでおりまして、そういったものについては今後作らないようにしましょう、また適正に処分していきましょうというところでした。
 ところがその後意図せずに作られた製造の中には、極めて微量のPCBが含まれているというような実態があることが分かってまいりまして、それがいわゆる高濃度に比べれば1万分の1ぐらい少ない基準値になりますけれども、そういったものが含まれているものに対しても、一定人体に影響があることが分かってきているので、これについても適正に処分、処理しましょうということで、処分とか保管とか、そういったことについて細かく法律で定められているところです。
 その法律に定められている低濃度PCBの処理期限というのが、令和8年度末までですよというふうに決まっておりまして、本市ではその製造年月日とかそういうので、低濃度PCBを含む可能性がある施設について、令和2年度に調査を行っておりまして、複数対象機器が分かっておりましたので、今年度6施設ほど、全部で処理数9というふうに聞いておりますが、この辺りの処分を終えているところです。
 旧シルバー人材センターについても3か所該当があって調査をしたのですが、1機から低濃度PCBが検出されたということで、本来であれば合わせて一緒に処分をしてしまいたかったのですけれども、現在一中の仮設事務所として使っている中で、そのPCBを処理するためには、新しい、含んでいないものに交換するか、または高圧受電しているのですけれども、高圧で入ってくるので変圧して普通の一般電気に変えて使っている、その高圧受電を低圧受電に切り替えるには、工事とか契約とかで物すごくお金がかかるのです。600万円とか700万円とか。
 そのような中でそもそも旧シルバー人材センターも老朽化しているというのが背景にあって、一中の仮設利用を終えてからでも処分期間としては間に合うので、少し時期をずらしながら、今その使用期間と定められている範囲のところを終えるまでの間に処分しましょうということで、ほかの施設とは若干ずれていますが、そういった方針を立てて整理をしたところでございます。

コメント投稿

もうアカウントは持っている? ログインはこちら

登録していない? アカウント作成