令和5年 総務委員会

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8098【内山委員】  陳情者の方に休憩時間にいろいろお考えを伺って、今回の陳情文にない部分もよく御説明いただきました。それで、よく伺ってみると、結局、記書きの、住民投票制度確立に向けた論点整理関連予算の扱いだけではなく、自治基本条例の第19条の削除を希望されているということが根本にある、そういうことがよく分かりました。それは、私ども議会に令和3年に出された住民投票条例に関する陳情が、採択されたにもかかわらず、その趣旨にある部分が実現されないことについて、ずっと矛盾を感じられているのだということもよく分かりました。ただ残念ながら、私たち議会としましては、この陳受3第19号という令和3年の住民投票条例案の際に出された陳情は、令和4年の5月に議長の諮問で議会運営委員会に託されて議論をした結果、全ての会派から構成される議会運営委員会で、自治基本条例19条の削除は必要ないと考えているということで確認されています。会派に属さない議員の中では、1名の方がそれに異を唱えたということがありますが、現状はそういう結果だということが議会ホームページでも公表されています。その件についても、今回の陳情者の方は、よく御覧になって理解した上で陳情を出されたとおっしゃっていました。
 そうなると、では私たち議会は、この予算案についての審査をする権限がないのかというふうな疑問を投げかけましたら、それはそうではないと。予算の審査をする権限は議会にはあるというふうには認識していらっしゃる。だがしかし、統一自治体選挙を経た新たな構成メンバーでやってもらい、これは決めてもらいたいのだということでした。なおかつ、今の市長の下では、たしか、悪い記憶が残っているからというふうなお言葉だったと思うのですけれども、ちょっとエモーショナルな言い方をされていましたけど、だから、この論点整理はしてもらいたくないということだったと私は受け止めています。そうなると、議会の構成メンバーだけではなく、首長も替わっていただいてからでないと、住民投票条例や自治基本条例との関係性についての論点整理さえもできなくなってしまうと。これでは、やはり市民の皆様に説明がつかないと私は思っていますので、予算委員会でどのような議論になるか分かりませんが、少なくとも、廃案になった以降、今後どうするのかということを振り返って考える上で、論点整理は必要だろうというふうには思っています。
 それで、陳情者の方の最後のお言葉で、様々な課題があった住民投票条例について議論していただきたいというふうにおっしゃったので、であれば、議論をする場は必要であろうというふうに私は思っています。ぜひともしっかりと熟議熟慮を経て、住民投票制度確立に向けた論点整理はしていただきたいなというふうには思います。しかし、これは予算委員会での審査を経て結論が出ることだと思っていますので、私の思いは思いとして、委員会としては継続ということを主張したいと思います。

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