令和5年 総務委員会

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8192【内山委員】  今回の陳情は、民主主義・立憲主義の基盤である思想・良心の自由、請願権等を守ることに関する陳情というタイトルにあるとおり、お申し出の、憲法に定められた思想・良心の自由、また、信教の自由は、ともに侵してはならない基本的人権だというふうに私は思っておりますし、本武蔵野市議会の議員全員がそう思っていることだというふうに思います。また、請願権についても、法の下の平等についても、言うまでもありません。
 しかし、今回、記書きにある2点の項目については、1点目、武蔵野市議会において特定の宗教法人及びその関連団体との関係を遮断する内容の宣言・決議をしないということは、市議会全体での重い宣言・決議ですので、当総務委員会で判断することは、残念ながら、難しいというふうに思っています。これは、武蔵野市議会では代表者会議というものがあり、その中で大きな方向性を定めた上で、本会議での決議ですか、そういったものが過去には行われてきていると理解しています。また、2点目の項目については、武蔵野市議会において市議会議員を含む公人及び私人に対し、特定の宗教に対する信仰の有無を問うたり、その団体との関係を調査・質問したりしないことということなのですが、本定例会においても、市議会議員の言動について市民からの陳情が提出され、後の議会運営委員会に付託され、審査されることになっています。昨年も、議員に対する、その言動を問題視した陳情が出され、同じように付託、審査されております。私たち武蔵野市議会は、このように机上配付等にとどまらず、なるべく審査するという方向の陳情付託基準を設けておりますので、そういった議員に対して、何らかの理由によって、ここに指摘されているような調査や質問をしなければならない局面は今後もあると思われますので、残念ながら、総務委員会でこの御要望を了とすることは難しいというふうに判断し、今回の陳情については不採択というふうな結論をさせていただきます。
 ただ、陳述の際にお話しいただいた、市内にお住まいの方、また、その関係者の方で、信仰上の理由において大変御不安、御心配をされているという現状はしっかり受け止めさせていただきましたので、どうかそのことはぜひ御理解をいただきたいというふうに思います。
 以上です。

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