
本多夏帆
映像ID: 2419
8194【本多委員】 私も、結論としては、不採択の立場です。今日、陳述もいただいて、憲法上保障されている思想・良心の自由であるとか請願権であるとかといったことは本当に大切なことだというふうに思っております。要望としていただいている記書きの2点について、1つ目と2つ目というのは大きく違いがあるなというふうには感じておりまして、恐らくほかの自治体でそういった宣言が出されたということを受けて、今回、宣言をしないことといった内容のものが出てきたのだろうなというふうに思っております。今日質疑なんかもする中で、武蔵野市は今までこういったことはやってきていない、そして、武蔵野市議会もそういったことをやるという考えもないということは、考えとして陳情者の方にも伝わったのではないかなというふうには思っておりますが、特に記書きの2つ目のほうについては、これから何かトラブルがあったりですとかそういったときに私たちが何も調査ができないというふうになってしまうと、それはやはり議会基本条例であるとかそういったところにも定められているような議会としての役割というのを果たせなくなってしまうことがあるのではないかなというふうに考えました。
先ほど市にも質問をさせていただいて、こういったことが何か可能性があることはありますかということも少しお伺いさせていただいたのですけれども、記書きの2つ目の読み方によっては、宗教だから云々ということではなくて、団体として、例えばハラスメントがあったり、消費者センターにかかるような相談事があったりといったときに、それは宗教だから云々というよりかは、その団体に対して何かしら調査をしたりとかということが可能性としてはあるのではないかなというふうには思っています。それは別に個別具体として今何かそういったことがあるということを言いたいのではなくて、そういったことがもし起きたときに市民の相談に乗れない、市民の相談に対して調査をしていくことができなくなってしまう可能性というものをここで決めてしまうというものは、私としては、そこはやはり避けたほうがいいのではないかなというふうに考えましたので、今回は不採択の立場を取らせていただきたいと思います。
以上です。