令和5年 総務委員会

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8245【向田男女平等推進担当課長】  それでは、武蔵野市男女平等推進に関する意識調査報告書について行政報告をいたします。
 この調査は、男女平等に関する市民の意識を把握し、武蔵野市第五次男女平等推進計画の策定のための基礎資料を得ることを目的として、昨年8月31日から9月21日に実施したものです。
 それでは、お手元のA4両面刷りの資料に沿いながら、適宜、報告書の該当ページをお示しする形で御説明をいたします。A4の資料を御覧ください。
 1、調査の目的は、冒頭の御説明と重複いたしますが、記載のとおりです。なお、第五次男女平等推進計画は、令和6年度からの計画として、令和5年度に策定する予定です。
 2、調査の設計についてです。調査対象者は、武蔵野市内在住の満18歳以上の方、抽出方法は住民基本台帳からの無作為抽出、調査方法は郵送配布、回収は郵送とウェブの併用といたしました。調査期間は記載のとおりです。
 3、回収状況についてです。配布数は2,000人、有効回収数は908人で、性別内訳は括弧内のとおりです。有効回収率は45.4%で、平成29年の前回調査に比べ、約10ポイント高くなりました。回収方法内訳は、郵送が63.7%、ウェブが36.3%です。
 続いて、4、結果の概要(主な項目)についてです。調査結果の要点をかいつまんで御説明いたします。
 (1)あなた自身について、報告書では11ページです。回答者に占める女性の割合は58.5%で、前回より8ポイント増えました。報告書は12ページ、13ページになります。女性の職業では、「正社員、正職員」が最も多く、前回調査より増加した一方、「家事専業」は前回調査より減少しました。結婚しているのは66.0%であり、そのうち、共働きは50.1%です。世帯構成では「自分と配偶者」が最も多く、次が「自分と子(2世代世帯)」でした。
 次に、(2)日頃の生活についてです。育児・介護・家事について、報告書は14ページからとなります。そのうちの育児について、報告書16ページ、17ページになります。育児を「している」は、女性が男性を6.6ポイント上回り、従事の平均時間では、女性は「8時間以上」、男性は「1時間未満」と「1〜2時間未満」が最も多くなっています。家事については、報告書では20ページ、21ページです。家事を「している」は、女性が男性を11.8ポイント上回り、従事の平均時間では、女性は「2〜3時間未満」、男性は「1時間未満」が最も多くなっています。
 次に、(3)ワーク・ライフ・バランスについてです。報告書は27ページからです。まず、性別にかかわらず働きやすくなるために必要なことについてです。報告書28ページ、29ページになります。男女ともに「短時間勤務やテレワークなど柔軟な働き方ができる」が最も多く、女性が男性を7.2ポイント上回っています。職場や地域の団体などで女性のリーダーを増やすときに妨げとなるものについては、報告書40ページ、41ページになります。男女ともに「家事・育児・介護などにおける家族の支援が十分ではない」が最も多く、女性が男性を19.2ポイント上回っています。
 A4の資料は裏面になります。(4)男女平等意識についてです。男女の地位の平等感について、報告書では43ページです。「男女の地位は平等になっている」が最も多いのは「学校教育の場で」であり、「政治の場で」ほか4つの場面では男性優遇の回答が過半数でした。男女平等に関する考え方については、報告書では58ページです。「希望する者には夫婦別姓を認めてよい」に賛成は67.5%、「男性同士、女性同士の同性婚もあってよい」に賛成は58.2%でした。
 (5)コロナ禍での行動変化についてです。コロナ禍での生活や行動の変化について、報告書は70ページです。悪化したとの回答が多いのは、順に、「精神的な不安やイライラすること」、「家事(食事の準備や掃除等)の負担」、「仕事の負担」でした。「家族との関係」は悪化より好転が多くなっています。
 (6)性の多様性についてです。自分の性別への違和感や恋愛感情が同性に向かうなどの悩みの有無について、報告書では77ページです。悩んだことがある人は全体で3.3%でした。性の多様性を認め合う社会をつくるために市に期待する施策については、報告書では78ページです。男女ともに「学校における性の多様性を理解するための教育」、「性別にかかわらず利用できる施設・設備(トイレ、更衣室など)を整備する」、「パートナーシップ制度の普及」の順に多くなっています。
 (7)暴力やハラスメントについてです。暴力に当たると思うことと被害の経験について、報告書では80ページです。「どんな場合でも暴力にあたると思う」ことは、男女ともに「SNSやメールなどを使った誹謗中傷、嫌がらせ等の行為」が最も多く、されたことがあるのは男女ともに「大声でどなる」が最も多くなっています。受けた暴力やハラスメントについて相談をしたかについては、報告書では114ページです。男女ともに「相談しなかった」が最も多く、男性が女性を10.7ポイント上回っています。配偶者間での暴力(DV)やデートDVの対策や防止のために必要な施策については、報告書119ページです。女性は「被害者の自立支援(子どもの養育、住宅の確保、就労支援など)を行う」が多く、男性は「窓口を増やすなど相談しやすい条件整備をする」が多くなっています。
 (8)市の施策についてです。男女平等社会を実現するために市の施策に望むことで、報告書では131ページです。男女ともに「保育・介護制度の充実」が最も多く、女性が男性を16.1ポイント上回っており、次に多かったのが「学校での男女平等意識を育てる教育の推進」となっています。
 結果の概要については以上です。令和5年度は、この調査結果を活用し、第五次男女平等推進計画の策定に取り組んでまいります。
 報告は以上です。

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