
深田貴美子
映像ID: 2495
8715【深田委員】 最後にいたします。そうしますと、今、具体的に条例の強化が難しいということになると、今ある武蔵野市環境浄化に関する条例をフル活用していくしかないです。この条例は立てつけが、市長の裁量度が非常に高いのです。恐らくこの条例をつくったときの首長さんの思いが非常に強く、いろいろな勝負をするのだという覚悟で、条例の思いをそこに盛り込んだものと思います。ならば、補強が難しいのであればフル活用する。当時を御存じである陳情者の方にとっては、だからこそ、この陳情の趣旨である、協議を求める、交渉してくれということになるのではないのでしょうか。いかがですか。
さらに、東京都は今、街区再編まちづくり制度という、こういった制度を活用して、課題のあるまち、まち並みを整えていく、再生していくということで地区計画を立てる再開発、共同化などの支援をしています。渋谷区は、しゃれた街並みづくり推進条例。報道でも結構注目を浴びているのではないですか。渋谷区が取り組む、まさに渋谷3丁目、神南1丁目、道玄坂2丁目は、先ほど私が申しました風俗営業の営業延長許容地域、特定遊興飲食店営業の営業所設置許容地域であります。こうしたまちの課題を、上手に都の制度を活用して、安心・安全、そしてさらなる商業の活性だったり、耐震であったり、こういうことに活用されています。ぜひとも、今からでも遅くはありませんので。都市マスもできてしまって、NEXT吉祥寺もできてしまいましたけれども、折しも長期計画・調整計画の策定の時期でもございます。武蔵野市内にこれだけの許可地域がある以上、これは本町1丁目だけの問題ではないのです。西久保1丁目だってあるのです。だとしたら、こうした制度の活用を検討していくということを盛り込んでいただき、当然のことながら、後出しじゃんけんではない形で取り組んでいただきたいと思いますが、いかがですか。
さらにもう一つ、最後です。風俗営業等の規制及び業務の適正化の法律の中に、風俗環境保全協議会を置く地域というのがあるのです。これは一番最後のところに出ているのですけど、この風俗環境保全協議会というのは武蔵野市としてはどういうふうに認識をされ、これによって公安委員会と太いパイプが持てるようなのですが、どのような認識にありますでしょうか。