
深田貴美子
映像ID: 2495
8850【深田委員】 必要であればというより、大前提ではないですか、前書きのところに入ってもおかしくないぐらいの話でして、議会にも当時のことを知る方が何人かいらっしゃるわけですから、当然議会でもぜひお話を聞かせていただきたいと私は思います。
いずれにしましても、きちんと緻密に議論を重ねていく。必要な情報は共有する。懇談会の先生方だって御見識がありますから、それこそデータがあるのか、実態はどうなのか。推測の上で議論をすることほど苦痛なことはございません。せんだっても第2回目の懇談会の御発言の中で、住民自治ができているならばという仮説の上での御発言です。皆さん、物すごく慎重です。その実態はどういう形でお示しになっているのか。その一つの事例として、実は住民投票条例の議論の中で、署名が何通集まり、市民的な意見はこういうことがあったのですというのをお伝えになりたいというのは、これは人情ではないですか。また、それが市民意見ではありませんか。確かな民意はあったはずです。
ぜひとも今後確立に向けてということで、私はこの懇談会は非常に興味深くお話を伺っています。前回、非常に強く座長がおっしゃられていた──座長と言ってはいけないですね。小早川先生がおっしゃっていたのは、地方自治法にのっとり二元代表制は大前提である。これをスキップするということは法的にもあり得ないと言っているのです。何をお考えになっているのかは分かりませんけれども、私は今回の振り返りというのは非常に興味深く思っています。二元代表制への挑戦にも見えるからです。そのことを議会は強く自覚しなければいけない。そういう意味では、今、部長のほうからお話がございましたので、過去の記録にございます通称市民参加条例、平成6年、市政への市民参加の手続に関する条例制定請求、これのてんまつについて、ぜひとも議会にも報告をいただけることを求めたいと思います。