令和5年 総務委員会

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深田貴美子
深田貴美子
日本維新の会武蔵野市議団現職

映像ID: 2532

9160【深田委員】  御答弁は上手なのですけれども、前回の平成7年の議案は、直接請求という、本当に正面突破の市民の持てる権限を最大限活用して、議案に持ち上げてきているわけです。今回は、自治基本条例という別の入り口から入ることによって、その中に住民投票条例を内蔵していたという形なので、非常に別のようなのですけれども、入り口が違うだけだったのだなというのが、これを読んでよく分かりました。
 いい、悪いを申し上げているのではなくて、結局、平成7年ですからそんな前ではないのです。ここの議会の中に在籍している方もいらっしゃる。その割には情報共有が全く議会の中でなかったです。この事例を出された方、質問されたのは、たった1人だけです。私もこのことについては正直申し上げると、ここまですごい話だったというのは、古い資料を市政コーナーから引っ張り出して初めて分かりました。直接請求のメンバーを見て驚きました。
 しかもこれが、何と市長選挙と全くかぶっていた時期だったということなのです。今は市長選挙と市議会議員選挙がずれています。ですけれども、前々市長までのときは、市長選挙と市議会議員選挙は同じタイミングで取り組まれていましたので、まさにこれは市長選挙の争点になり得るぐらいの大きな問題だったと、これは誰が読んでも思います。しかも、この中の直接請求されている方が、何と立候補されていたのです。ということは、これはもう本当に武蔵野市にとっても、それから市民にとっても、大きな出来事であったであろうということを容易に推測できます。
 実は私はちょうど平成6年に武蔵野市に転入してきましたので。ごめんなさい、7年だったかな、転入してきましたので、このことについてはちょっと知るよしもなかったのです。ですけれども、今こうして過去の資料を見ますと、まさに今回の住民投票条例につながる、大きな一里塚だったろうということがよく分かります。
 ただこのときに、どう決着がついたかというと、代議制が問題になっていました。代議制をめぐり論議になりましたということで、当時の市報を読みましたし、市長意見というのも出ていましたけれども、要は議会制民主主義がこれでは否定されるではないかと、そこが大きな争点になっていたようで、外国人の方のことについては大きな問題にはなっていなかったようにお見受けしました。
 今回のことについては、それほど前でない、たったの30年ぐらい前です。これだけ大きな問題、事案があったということを、やはり議会の中でもきちんと受け止めて、情報共有をして、そして総括をした上で、今回の話に結びつけて判断していく必要がありますし、市民の皆さんとも共有して協議をしていく必要があるのかなというふうに思いました。
 今日は、それについてどうですかというふうに質問申し上げても、御答弁はいただけるものと思いませんので、私のほうからは一応情報共有という形で、この間調べましたことについて、提案並びに今後の課題ということでお願いしたいと思います。

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