9824【毛利市民活動担当部長】 では、このたび令和5年度市政アンケート調査結果の速報ができましたので、御説明をいたします。なお、詳細な結果や年齢、性別等々のクロス集計、自由意見などは、今後報告書にまとめ、3月に発行・配布する予定でございますので、あらかじめ御了承ください。
では説明に入ります。資料の、まず囲みのところになりますが、市では、市政を計画的に進める上で、市民の意見や要望等を把握し、市政に反映するための基礎資料とする目的で、市政アンケートを昭和39年度より、ほぼ毎年実施しております。令和元年度までは毎年、それ以降は、第六期長期計画策定時の御意見等を踏まえて、市民意識調査と隔年で行っております。令和5年度は市政アンケートを実施いたしました。
まず、調査概要でございます。調査の概要について、調査対象は市内全世帯約7万8,700世帯で、9月15日号市報と併せてアンケートはがきを全戸配布いたしました。調査期間は9月15日から10月6日の3週間。回答は、アンケートはがきによる郵送と、また、QRコードからのインターネットでの回答を併用いたしました。調査内容は、これまでと同様、健康づくりや緑化推進等、こちらのグラフの中に記載されています市の施策18項目について、今後重点的に進めてほしいものと評価できるものをそれぞれ3項目選択していただく形となっております。回収状況ですが、有効回収数は5,055通、回収率は6.4%で、うち866通がインターネットでの回答でございました。ちなみに、前回、令和3年次は、配布数約7万8,400通、有効回収数5,878通、回収率7.5%でございました。
なお、回答者の年齢構成としては、こちらは裏面の一番下にグラフがございますけれども、全体回答者の約3割が70歳以上の方、60歳代以上で見ると5割を超えており、また、年齢層が高いほど郵送回答者が多いという傾向が見られております。
それでは、調査結果について御説明いたします。
まず、今後、重点的に進めてほしいものでございます。全体では、安全・安心なまちづくりが約4割で最も高く、次いで、高齢者福祉、自転車対策、子ども・子育て支援が2割を超えて続いています。上位3位は、前回、令和3年度、また、前々回、令和元年度と同様の傾向でございます。
次に、詳細項目についてですが、これは、18の施策の中でさらに具体的に進めてほしい事業等がある場合には、アンケートに記載している選択肢か、もしくは御自分で自由に記入いただく形で回答いただいているもので、全体の上位3つの施策では、1位の安全・安心なまちづくりの中では、防災態勢強化が41.2%と高く、続いて防犯対策、ライフライン対策が挙げられております。
2位の高齢者福祉では、在宅サービスが27.4%と最も高く、福祉人材の確保・育成、介護保険と続いています。
3位の自転車対策では、自転車の安全利用啓発が42.1%と最も高く、自転車走行空間整備、駐輪場整備と続いております。
前回令和3年の調査と比較しての大きな変化が見られたのは健康づくりでございまして、前回から4.1ポイント減、順位が4位から7位に下がっております。なお、前回は、前々回の令和元年より、健康づくりについては、コロナ禍ということもありまして、7.1ポイント増加して、順位も9位から4位に上がっておりますので、そちらはそういう影響があるのかなというふうに考えております。
また、持続可能な上・下水道は、前回から3.6ポイント増で、順位も9位から6位に上がっております。
上位3位の順位は変わりませんが、高齢者福祉はポイントでは2.7ポイント増加をしております。
性別や年代により回答比率の差が大きかったものは、記載のとおりでございます。傾向は、前回とほぼ同様と捉えております。
また、地域により回答比率の差が大きいものについては、吉祥寺地域では安全・安心なまちづくり、中央地域では地域福祉力の向上・相談支援の充実、武蔵境地域では小・中学校教育がそれぞれほかの地域より回答割合が高いという結果が出ております。
次に、裏面をお願いいたします。市の取組で評価できるものについてでございます。全体としましては、健康づくりが3割を超えており、続いて、市民活動・文化・生涯学習支援、自転車対策、緑化推進が2割を超えて続いております。前回、令和3年度も、自転車対策、市民活動・文化・生涯学習支援、健康づくり、緑化推進の順で、いずれも2割を超えておりました。
詳細項目ですが、18の施策の中で特に評価された具体的な取組ですが、1位の健康づくりでは、各種健診・検診が74.2%と最も高く、予防接種が31.2%で続いております。2位の市民活動・文化・生涯学習支援では、図書館・武蔵野プレイスが55.0%、以下、コミュニティセンター、文化・芸術が10%台で続きました。
3位の自転車対策では、駐輪場整備が46.9%と最も高く、次いで、2時間無料制度が38.3%、放置自転車取締りが18.8%と続いております。
次に、前回と比較して大きな変化が見られたものですが、健康づくりが前回から8.7ポイント増加し、順位も3位から1位に上がっております。また、自転車対策は、割合は依然高いものの、順位は健康づくりと逆転をしている状況でございます。
性別や年代により回答比率の差が大きかったものは、記載のとおりになります。
地域により回答比率の差が大きいものについては、吉祥寺地域では交通環境・道路整備、中央地域では緑化推進、武蔵境地域では市民活動・文化・生涯学習支援がそれぞれほかの地域より回答割合が高いという結果が出ております。
今回は、こちらの速報の御説明でしたが、速報については、1月15日号の市報において掲載をいたしまして、また、今後、性別・年代とのクロス集計、自由回答の分野別の整理等を行い、報告書にまとめて、3月に発行・配布をいたします。併せて各施策の主管課にも結果を返す予定でございます。
御説明については以上でございます。