令和5年度予算特別委員会

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9955【桜井委員】  ありがとうございます。そうした思い、まさに私も共鳴するところです。そういう意味では、ここ数年の予算が、ややコロナ禍の状況を受けて非常事態的な取組に予算を使うという側面があったのに対して、徐々に再び持続可能な未来、安定した日常をどう再構築していくかということに向けてかじを切っていくというのが今年度の予算の特徴かなというふうに思っております。
 では、その中身を見ていきたいと思いますけれども、予算規模が729億2,200万円、令和4年度の当初予算が705億8,600万円でしたので、3.3%の増ということになるかと思います。令和4年度の予算は武蔵野市始まって以来の700億円を超える予算ということでしたので、それを23億3,600万円上回る今年度の予算は、当然過去最大ということになるわけですけれども、では、この3.3%の増というのがどれぐらいのものかというのを見たときに、ここ10年間の前年度予算と比べた伸び率をパーセントで見ると、それぞれ数字を挙げますと、4.3、4.3、6.2、マイナス4.8、0.0、6.9、マイナス0.4、2.8、1.5と来て、今回の3.3という値。そういう意味では平均的な伸び率ということになるのかなと、数字だけ見るとそうなのですけれども、しかし、ちょっと今までの予算と事情が違うのは、これまではデフレ的な状況で、物価があまり上がらない中で推移してきましたので、予算の伸びというのは、それはそのまま事業規模の増大ということに結びつくものであったというふうに思うのですが、ここ1年間の物価の状況というのは急激に上がっておりまして、昨年の12月には消費者物価指数が41年ぶりに4.0%の増と、昨年1年度、2022年通年で見ましても2.3%の上昇ということがあります。
 これを踏まえて考えると、3.3%の増というのは、実際の使いでとしてはほとんど伸びていないという状況にもなるのではないかなと。その辺り、この規模感をどのように捉えていらっしゃるか、御意見をお聞かせいただければと思います。

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