9957【桜井委員】 ありがとうございます。まさに今おっしゃったとおり、もちろんただ予算規模を増やしていけばいいということではありませんので、3.3%というのは結果的に、この値に収まっておりますけれども、その中で、何が今本当に必要なのかということで、選択と集中というお言葉がありましたけれども、この点がしっかりと検討された予算であるということを期待したいと思います。これは、この後のさらに詳しい議論の中でしっかりと見ていきたいなというふうに考えているポイントであります。
そして今、物価高ということに関して話をしましたので、その関連でさらに話をお聞きしたいのですが、この物価高ということが、市の財政だけではなくて、市政運営にどう影響してくるかということを考えたときに、もちろん市が様々な事業をする上でのコストというのがだんだん上がっていくと。中でも、これをどう評価するかというのはあるのですが、例えば一中、五中の工事に関して入札を行ったけれども、入札が不調に終わったと、これが果たして物価高の影響があるのかないのか。昨年12月の総務委員会の中の質疑では、小島財務部長のほうから、物価高騰等で入札が不調になったということは今のところないという御答弁がなされておりますし、同じく昨年12月の本会議における松下市長の答弁の中でも、現時点で入札不調などが頻発するような事態には陥っていないという認識が示されております。
ただ、これは武蔵野市に限った話でなく、もうちょっと広く状況を見たときに、やはり公共の仕事に関しても今までのようになかなかいかないと、今までのような基準、今までのようなやり方で発注をしようとしても、事業者のほうから、なかなかこれでは採算が取れないということで、手が挙がらない状況が起きているということはニュース等でも耳にいたします。昨年のこの12月の2つの御答弁、現時点では物価高によって入札が不調になっている状況ではないという御認識はいまだに変わりがないかどうか、この点をいま一度お聞かせください。