9991【松下市長】 まず、このコロナ禍の3年間で、市民生活で大きく変わったことというのは、常にコロナが付きまとうといいますか、コロナの感染への不安のリスクというのが市民生活の中に加わっているものだと思っています。それを防ぐためにワクチン接種という形で、もちろんこちらは努力義務であって、義務ではありませんので、またワクチンを接種できない方というのもいらっしゃいますので、全てではないですが、ワクチン接種ということもこの間繰り返されてきました。
そうした、コロナ自身が目に見えませんので、そこを防ぐことが非常に難しいのかなというふうに思っておりますが、ただ、3年たって、様々経験もしてきた中で、感染というリスクをできるだけ最小限にしながらも、日常生活や経済生活を止めるということではなく、これはコロナの最初の頃は、日常生活をまさに止めるような動き、そして経済生活や経済活動を止めざるを得ないというような動きがありましたが、そうではなく、共に活動しながらリスクをできるだけ抑えて生活をしていくということが、この3年間の中での大きな変化なのかなと思っております。
その中では、当初は、あまり思い出したくないですけど、不要不急というような言葉が言われていた中では、文化活動ですとかスポーツ活動のような余暇の活動が、どちらかというとないがしろというか、二の次にされてきたのかなと。ただ3年たってみて、心を平穏にして日々の生活を楽しむという中で、健康で文化的な生活を営んでいく中で、スポーツや文化活動というのはとても大切だねということが改めて認識されてきたのではないかなと思いますし、あわせて、人と人の交流を閉ざすのではなく、心を通わせた人と人の交流が、生きていく上で重要ということも再認識しているのかなというふうに思っております。
感染リスクに向き合いながら、一人一人気をつけながらというのは変わらなければいけない部分かもしれませんが、変えてはならない部分というのは、人と人との心の交流だったり、文化活動やスポーツ活動なのかなというのを認識しているというふうに思っております。