10571【吉田子ども育成課長】 幼児教育につきましては、従来の幼稚園だけでなく、保育園でも幼児教育を進めるということで、例えば保育所保育指針にも書かれているところでございます。この幼児教育というのは具体的に何かというと、なかなか定義がないような状況もございます。各園で取組もまちまちであったというところもございましたので、武蔵野市におきましては令和3年度に、有識者ですとか関係者による検討会議を行いまして、そこの中で、武蔵野市として大切にしたい幼児教育の考え方をまとめているところでございます。また、その報告書を基に、エッセンスをまとめたリーフレットも作成してございます。こういうものを作りまして、市内の幼児教育を行う幼稚園ですとか保育園の職員の方、また保護者の方に、武蔵野市においてどういうことを幼児教育でやっていきたいかということを共有したいというふうに思いまして、このリーフレットの作成とともに、昨年9月にシンポジウムも開催したところでございます。
今後幼児教育がどういうことを大切にしていきたいか、例えば具体的に、このリーフレットから申し上げますと、自己肯定感だとか心身の健康・基本的生活習慣の自立、感性と主体性、目標に向かって持続する力、協同性ということで、これが幼児期の生きる力を育むために必要だというふうに考えてございますので、こうしたものを育むための教育を進めるということを考えてございます。