10698【長坂相談支援担当課長】 介護保険の要介護1・2の方について、総合事業のほうに生活支援、訪問介護が移行するということにつきましては、市としても反対しています。というのは、要支援2から要介護1になるときというのは、状態の不安定ですとか、認知機能の低下というところがポイントになって要介護1に上がっているわけなので、そこはやはり一定専門的なケアが必要だということで、認定ヘルパーさんではなく、初任者研修を受けた方が対応すべきというふうに考えております。
ですから今回見送られておりますので、でも早晩また問題になってくるというところはございますが、ではそのときに市としてどう対応していくかというところで言うと、やはり今の認定ヘルパーさんの数だけでは足りないというところはあると思います。またそのために、今もそうなのですけれども、有資格者の方についても総合事業に対応できるようにしておりまして、総合事業の中で有資格者の方は別に報酬体系を変えて、上げて、今位置づけをしているところです。
だから予想されることとすれば、その有資格者の方に総合事業も頼むようになってしまうと、そもそも国が言っていた、総合事業をつくったときに、有資格者の方は要介護の方に専念していただいてというような、その構想も崩れてしまうというふうに思いますので、やはりそこは国にも慎重に対応していただきたいし、私たちとしても、そこは声を上げていきたいとは思っております。
以上です。