10708【松下市長】 誤解があるようなので、前提をお話ししておきたいと思います。
この間、私が就任してから保育園についていろいろお話をしてきたことが、誤解を与えてしまったのかなと思って、今ちょっと考えていたのですけれども、それぞれの保育園にはそれぞれ保育の理念があります。保育の質というのは、市内でできるだけ同じようにしておりますし、ガイドラインも定めていますけれども、園ごとに保育の理念というのを持っています。家庭でもそれぞれ、子育ての理念や方針というのを持っていると思います。それができるだけ一致するのが望ましいなという思いはあるものの、待機児童がたくさんいらっしゃったときには、保育理念も子育ての方針もなく、とにかくどこでもいいから空いているところに子どもを入れないと仕事が続けられないというのが、現状だったのではないかなと思います。
それが大分解消してきた中で、待機児童ゼロは実現してきた中で、今度はそれぞれの園の特徴や理念などを、御家庭の子育ての方針だったり理念と照らし合わせながら、できるだけここに行きたいなと思うところを順位立てて、1番から6番まで書いてもらうわけですけれども、希望に沿うようになってきたのかなということはお話をしましたが、市民の皆様が全て第1希望の園に入れるというのは、これはちょっと不可能だと思います。定員もそれぞれありますし、全員が第1希望がそろったときにはどうなるかと考えただけでもちょっと不可能ですので、第1希望にみんなが入れるようにというのは一度も方針として出したことはございませんので、そこは御理解をいただきたいと思います。