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10726【山田健康福祉部長】 いわゆる福祉専門職を今後どう考えていくのかという観点からの御質問かと思います。武蔵野市もそうですが、国のほうでも、いわゆる地域共生社会をどう実現していくのかというところを、今大いに進めているところでございますけれども、もう既に地域における福祉ニーズというのは複雑化、多様化して、いわゆる従来型の分野別の対応では、もう既に限界に来ているというような状況でございます。そういった状況も踏まえて、本市では令和3年4月に福祉総合相談窓口を設置させていただいて、福祉相談コーディネーターが様々な伴走型支援を今実施しているというところでございます。
いわゆるソーシャルワークの専門職としての社会福祉士を、今後どう考えるのかというところでございますが、国のほうでもやはりそういった地域共生社会実現に向けて、社会福祉士の在り方は様々議論し、今まさに制度改正のはざまにあるというふうに我々としても認識をしております。
従来型の、いわゆる専門分化したソーシャルワークではなくて、ゼネラル型のソーシャルワークを目指そうというところで、今、社会福祉士の養成プログラムも大幅に変わっておりまして、資格取得を目指す方については、当然現場実習というのは課されておりますけれども、従来は1か所1機関での実習でよかったのが、今複数機関での実習が求められておりますし、また実習期間も従来は180時間だったのが、新しいカリキュラムでは240時間という形で、かなりその養成の内容自体も変わってきております。
そういった中で武蔵野市における複雑化、多様化した課題を解決していくためには、そういった資格を有する社会福祉士が一定程度この福祉の現場に配置されることが、やはり市民の福祉のニーズに応えるものだというふうに思っておりまして、現在六長調の討議要綱の中にも記載があると、我々としては認識しているところでございます。