11360【竹内教育長】 今の御質問には課長が答弁申し上げますけれども、この際、不登校の対応について少し整理しておきたいと思うのですが、武蔵野でも全国と同様に、200人に迫るぐらいに不登校のお子さんが増えてきていますが、学校にいても、不登校ではないけれども、なかなか学校に登校しづらいという状況のお子さんも含めると、もっと多い方々が対象と考えるべきかなと思っています。
そういった中でチャレンジルームは、いわゆる適応指導教室という法的な裏づけのある事業で、武蔵野でも以前から行ってきたわけですけれども、学校復帰も比較的視野に入った不登校の子たちの居場所、学ぶ場所として捉えています。さらにクレスコーレについては、委託をする形で、もう少し軟らかい形で、場合によっては、そこのクレスコーレに来る、来ないも自由で。外で会ったりしていますから。そういった意味では、もう少し緩やかな形での子どもたちの居場所、学ぶ場所になっています。
それにしても、両方合わせて50人程度のお子さんが対象になるので、先ほど申し上げた人数で言うと、100人を超えるお子さんがやはり在宅にいるとか、我々もスクールソーシャルワーカーを含めていろいろなアプローチをしているわけですけれども、あるいは学校でも担任の先生が定期的に連絡を取ったりしているわけですが、そういったところに対するアプローチも今後必要だと思っていますし、逆に今度もっと学校に近い側、登校渋りと言われるようなところについては、家庭と子どもの支援員というものを配置して、3校については常駐型の家庭と子どもの支援員を配置していますので、不登校に至らずとも、あるいは学校の教室には入れないけれども、いろいろな形で受け止めができる場としてそういったものを用意して。子どもたちの不登校と言われる状況は様々ですので、そういった多様な場をこれからも用意して対応していきたいと考えています。