
西園寺みきこ
映像ID: 2444
11620【西園寺委員】 ありがとうございます。本当にその漏水対策で、有収率という意味ではもうほぼ行き着いているということなのですか。全国的に言うとこの有収率を上げれば収益増になるけれども、武蔵野はある意味もう行き着いているのかなというふうに思います。
それでは次の質問で、先日も一般質問でお伺いした、水の自治と有機フッ素化合物についてであります。ちょうど3年前の1月に多摩地域での高い数値が報道されて、そのときには、もうすぐに武蔵野市は井戸ごとの検査をやったということは、私は本当によかったなと思っているのです。迅速な判断は非常によかったと思っているわけです。これこそ武蔵野市がまだ一元化する手前で、独自事業をやっていて、予算も権限もきちんとあるということのあかしでありまして、こうやってすぐに足元の水の地下水の状況が分かったというのは、本当によかったなと思っております。
今回なのですけれども、また昨年の11月、12月からいろいろな動きがありまして、2回目の井戸ごと検査をやっていただけた。それでそれを近々にお示しいただけるということで、それはお待ちしたいと思っております。
実は昨日、この件に関して勉強会をやりまして、多摩地域の現状、また沖縄県の現状など、最新の情報を学んだところなのですけれども、先日の一般質問では、今、日本の国は50ナノグラムが暫定だと。アメリカのほうでは0.幾つ、3桁か4桁ぐらい、すごく厳しいのが示されていて、わっと驚いているというようなことを一般質問で申し上げたのですけれども、つい先週にアメリカのEPAというところが4ナノグラムという数値を示して、これからパブコメを取るのだと、こういう報道を得ました。
だから3桁、4桁違うのではなくて、1桁ということのようでございますけれども、いずれにしても、日本の今の暫定基準値の50ナノグラムという値がこれからどうなるのかということは、非常に注目して見ていかなくてはいけないし、声も上げていかなくてはいけないと思っております。これはちょっとお伝えしたいことというふうになります。
それからあとは、沖縄県の現状を聞きましたらば、基地周辺の北谷浄水場というところが非常に給水人口が多いところなのですが、そこは現在どんどん対策が進んで、沖縄本島の北のほうのきれいな水を引っ張ってくるようにしているので、今1ナノグラムだそうです。
同時に市民の方は、浄水器をつけて直接飲まないという対策も進んでいるのが現状だそうですが、武蔵野の直近は16ナノグラムでございますから、本当にいろいろこの有機フッ素化合物の汚染の問題が注目されているその沖縄県で、今1ナノグラムになっているということから考えると、この多摩地域の武蔵野市の16ナノグラムという数値が決して小さくはないのだということが分かるというか、こういう現状でございまして、この点は先日の一般質問で私も取り上げたものを、少し修正しながらお伝えしておかなくてはいけないなというふうに思っております。
それで質問なのですけれども、先ほどもほかの委員からもありましたが、これは本当に、50ナノグラムには至らないけれども高い数字。だって3年前にも28とか29ナノグラムあったのですから。そういうところについては、揚水、くみ上げ量を下げるかもしれないというようなことを先ほどおっしゃいました。そうするとその分都水を買う、それで補うということになります。それはやはり会計上も厳しいことにはなるわけなのですけれども、今そういう対策しかないと言ったらいいか、そういうことなのですかということをお聞きしたいと思います。