4923◯市 長(松下玲子君) 木崎 剛議員の一般質問に順にお答えをしてまいります。
まず、1問目の1つ目と2つ目について、関連するため、まとめてお答えをいたします。市が管理している道路の幅員は、都道と比べ狭小なため、全路線に歩道等を確保することは難しいのですが、バスルートに限らず、歩行者の通行の安全と自動車の円滑な走行を図るため、可能な道路については歩道の確保に努めております。道路幅員には限りがあるため、一部のバスルートにおいて歩道が設置されていない区間も存在していますが、その道路状況に応じて、ガードパイプ等の設置、路面のカラー化などの安全対策を実施しています。今後も、道路巡回パトロールや市民等からの要望により、現地を確認した上で、安心して通行できる歩行空間確保等に向けた安全対策を講じたいと考えております。
次に、3つ目についてです。一部の生活道路において、抜け道として利用され交通量が多い等、課題のある道路が存在しているということは認識をしております。生活道路における交通安全対策は、周辺道路を含む地域の交通実態等を踏まえて総合的な交通対策として検討を行うとともに、道路巡回パトロールや市民からの通報等により、経年劣化した路側線や交差点表示等の改修を進めるなど、安全性の向上に向けて取り組んでいます。また、交通管理者である武蔵野警察署とも連携し、武蔵野警察においてスピード違反等の取締りを行い、車両進入規制に加え、通過する車両のスピード抑制を図り、歩行者の安全な通行環境の確保に向けて取り組むなどをしております。
続いて、4つ目の御質問です。こちらの御質問については2月7日の建設委員会におきましても木崎議員の同様の御質問に担当課長がお答えをしておりますが、現在の限られた広場面積、現行の交通体系での課題解決は困難との結論に至り、交通体系の再編、駅前広場の2ロータリー化、駅前広場の拡張という3つの方針を立て、三鷹駅北口交通環境基本方針の策定に向けた考え方に落とし込み、地域展開を実施し、具体的に進めていきたいと考えております。これまで、令和元年7月に右側駐停車を抑止する注意喚起看板を設置、8月にカラーコーンを設置しています。また、警察による取締りや立哨など、連携した取組を行ってきた経過がございます。その後、交通量調査を行いながら、広場内の交通環境を注視してきた中で、送迎の車の数自体が減少している状況のため、現在はカラーコーンは設置しておりません。引き続き、現状の交通環境を注視しつつ、状況の変化に応じて、警察と連携しながら可能な対応は検討していきたいと考えております。
続きまして、大きな2問目の御質問の1つ目についてです。学童クラブの設置場所につきましては、本市はこれまで学校用地内への設置を目指す方針を取ってきております。大野田小の児童数は現状がピークと考えており、今後、緩やかに減少傾向になると予想があります。令和4年度から大野田小学童クラブの一部を総合体育館で実施しておりますが、これはあくまで児童増に対応した緊急措置であり、学童の設置場所について方針転換をしたものではございません。
2つ目についての御質問です。総合体育館を使用した育成は、あくまで緊急措置としての暫定的なものでございます。総合体育館を使用した理由といたしましては、ある程度の児童を受け入れられるだけの面積があること、継続して利用できる見通しが立つこと、大野田小の学区域内にあることという条件を満たす施設を検討する中で調整がついたためであります。
3点目についてです。UR都市機構及び自治会との協議を経て、市としては4月の開設を目指して準備を進めている状況です。緑町パークタウン集会室に大野田小学童クラブの一部を開設する理由として、令和5年度も大野田小学童クラブは児童増が続き、既存のスペースでは不足していること、総合体育館は一般貸出し施設であり、コロナ状況下から事業が再開しつつある中、年間を通して和室を継続使用することが難しくなっていること、緑町パークタウンに居住する学童入会児童が多く、団地内に学童を開設することは児童の安全性と利便性を考えた上で有益であること、包括連携協定を結ぶUR都市機構側も今回の件は保有施設を使用した地域貢献と考えており、前向きであること、自治会も地域の子どもたちを地域で育てる今回の件に対して前向きであることが理由として挙げられます。
次に、4つ目の御質問です。今回の緑町パークタウンでの学童クラブ開設に当たりましては、管理者であるUR都市機構と、住民の代表である緑町パークタウン自治会と何度も協議を重ねましたが、それとともに、学童に通う保護者にも保護者会や手紙を通じて説明をしてまいりました。最終的にパークタウン内に学童を開設するかどうかにつきましては、そこに通うことを希望する、または理解して了承する保護者が一定以上いるかについても重要となってまいります。そのため、11月の学童一斉受付で、来年度の学童入会希望人数、及び、その中で緑町パークタウン内での育成人数の大枠の数字が出てから、正式にUR都市機構に開設の申出を行うという手順を踏んだ結果、説明会の時期が年明けとなったものでございます。
5つ目についてです。よい影響として考えられることは、パークタウン居住者にとっては自宅至近で育成することにより帰宅する際の安全性が高まること、国基準をオーバーする非常に過密な大野田小学校内でのクラブ室と比べ、ゆとりのある人数での落ち着いた環境で育成ができること、都立中央公園やエコreゾートといった良好な屋外環境が利用可能などが挙げられます。現状、課題として認識をしていることは、学校から離れた場所での育成となることに伴う当所までの移動、居住地域内での育成となることに伴う育成中の子どもたちの周囲への影響が挙げられると考えております。
6点目についてです。住民説明会で出た質問につきましては、一問一答で全て回答したと聞いております。ただ、その中でいただいた要望や課題につきましては、今後、丁寧に対応すべきものと認識をしております。また、実際に開設した後も、運用面で課題が出た場合はその状況に応じて適切に対応してまいります。
以上です。他の質問については教育長からお答えをいたします。