令和5年第1回定例会

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蔵野恵美子
蔵野恵美子
立憲民主ネット現職

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5245◯厚生委員長(蔵野恵美子君)  ただいま議題となりました陳受5第3号 市の温暖化対策についての提案に関する陳情の厚生委員会における審査の概要と結果について御報告いたします。
 主な質疑は次のとおりでした。
 1)温暖化対策を市政全体の中の政策的重点課題の一つと位置づけ、部署横断的な連携を進めやすくすることを求められているが、担当課としての考えを伺う。答え、外部監査によるISOシステムから、平成29年度に、独自の環境マネジメントシステムとしてEMSシステムに移行している。EMSでは、各課において年度の振り返りをし、環境管理委員会において評価し、年次報告書を作成している。その後、環境市民会議で第三者的評価をしていただき、最終的に市長が確認した後、公表している。評価の対象となる事業については、環境部の事業だけでなく、各部署の事業を全庁的に取り上げ、評価を行っている。2)陳情では「なるべく車で行かないように努める」との記載があるが、これは交通政策基本法第5条にある交通手段の選択の自由を妨げる可能性がある。権利を制限することになってはならないと考えるが見解は。答え、武蔵野市地球温暖化対策実行計画2021の区域施策編でも、環境に優しい交通手段の推進について、例えば、カーシェアリングや地域公共交通、自転車の利用の促進について書いているが、決して強制という形ではない。社会の変化に応じて、それぞれの市民が取捨選択をしていく中で必要なものが残っていくと考えている。3)陳情にあるふるさと納税に関し、創エネにふるさと納税を使うなどの議論はされているか。答え、具体的な検討は現段階では行っていない。4)温暖化対策条例の策定を求められているが、本市では環境基本条例の下に個別計画があり、具体的な取組は個別計画の中で示しているとの理解でよいか。答え、お見込みのとおりである。環境基本条例の下に環境基本計画があり、その下に地球温暖化対策実行計画がある。その中の具体的な取組である武蔵野市気候市民会議を踏まえて、来年度に気候危機打開武蔵野市民活動プランを策定する予定である。
 以上で質疑を終了し、討論に入りました。討論者は2名で、いずれも反対討論でした。
 その趣旨をまとめて御紹介いたしますと、本陳情の求める方向性は本市がまさに取り組んでいることと重なっており、大きな流れとしては同じだと考える。しかしながら、環境基本条例の下にある個別計画が機能しており、様々な取組が市民参加の下で進んでいる中で、規制を伴うような条例を新たに制定することは慎重であるべきと考え、反対するというものでした。
 以上で討論を終わり、採決に入りました。採決の結果、賛成者なく、不採択とすべきものと決しました。
 よろしく御審議をお願いいたします。

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