5258◯4 番(桜井夏来君) 4番、小さな声を活かす会の桜井夏来です。本陳情に関しまして、委員長報告に賛成、本陳情に反対の立場で討論をさせていただきます。
本陳情で取り上げられております自転車駐輪場の取壊しにつきましては、建物つきの売払いということで、当該土地を建物が残った状態で民間事業者に売却し、売却取引の成立後に、民間事業者の側でその建物の取壊しを行うという内容で契約がなされております。陳情の趣旨は、この取壊しの費用について競争入札が行われなかったことを問題視するものでありますけれども、さきに述べたとおり、この建物の取壊しは土地の購入を行った事業者側が発注するものであり、その方法として入札を行うかどうかということ、これは事業者の側で決定することであって、市が介入できることではないというふうに考えます。
今回、この取壊しの費用に相当する額を市が売却金額から減額するということで、その妥当な金額を測るために、市と購入事業者が各2社の解体事業者に見積りを依頼しまして、中間の2社の価格の平均によって適正な解体価格を算出した。このことは不適切なやり方だとは思いませんので、本陳情に述べられているような不適切な取引があったというふうには理解しないところであります。
したがいまして、本陳情の趣旨に対して、これに賛成することはできないということで、反対の討論とさせていただきます。
以上です。