
落合勝利
映像ID: 2430
5264◯議会運営委員長(落合勝利君) ただいま議題となりました陳受5第4号 桜井夏来議員に問責決議を求める陳情の議会運営委員会における審査の概要と結果について御報告いたします。
主な質疑は次のとおりでした。
1)議員に対する問責決議が可決された例はあるか。答え、そのような例はない。2)議員の公の場における発言に対し、市民からの指摘を受けて対応した事例はあるか。答え、議員の一般質問時における言動について、本会議で陳謝を行った事例がある。3)地方議員に対しては、国会議員における免責特権と同様の規定はあるか。答え、地方議員については免責特権は規定されていない。4)建設委員会での討論において、桜井議員は、当該陳情は陳情のていをなしていないと発言しているが、事務局にて受理する際に何かしらの瑕疵があったのか伺う。答え、受付等における瑕疵はない。
以上で質疑を終了した後、桜井議員への出席要求を行い、発言を許可しました。
発言の趣旨は、「9月12日の建設委員会で陳情者に対して質疑を行った際の発言は、陳情の願意を正確に酌み取りたいという意図であった。その際に陳情者を萎縮させる部分があったという点は私自身の技量の至らなさゆえであり、この点は率直に反省し、今後の向上に努めていきたい。」というものでありました。
以上で発言を終了し、取扱いを諮ったところ、採決との声があり、討論に入りました。討論者は5名で、いずれも反対討論でした。
その趣旨をまとめて御紹介しますと、議員の発言は大変重いものであり、市民の権利である陳情の提出を萎縮させるような、誤解を招く表現は厳に慎むべきである。しかし、桜井議員から反省している旨の発言もあったことから、問責決議には至らないと判断した。議員としての発言には今後十分注意することを求め、陳情には反対するというものでした。
以上で討論を終わり、採決に入りました。採決の結果、全会一致で不採択とすべきものと決しました。
よろしく御審議をお願いいたします。