令和5年第1回臨時会

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11768◯教育委員(岩崎久美子君)  皆さん、おはようございます。私は、先般本会議におきまして皆様から御同意をいただき、4月1日付で松下玲子市長より武蔵野市教育委員会の委員を拝命いたしました岩崎久美子と申します。拝命に当たり、一言御挨拶申し上げます。
 私は現在、放送大学という社会人を対象とし、ラジオ、テレビ、オンラインを通じた教育を行う大学の教諭をしておりますが、前職は、文部科学省の中にある国立教育政策研究所というところで、研究官として生涯学習政策の調査研究に従事してまいりました。研究所は、机の上で調査報告書をまとめるという仕事をしていたわけでありますが、放送大学という実践の現場に移ってみますと、扱う分野は同じではあるものの、見える風景が全く違い、学生や教職員との触れ合いから、本質的なところで刺激や考えさせられることが多くあります。
 武蔵野市との付き合いは、武蔵野生涯学習振興事業団、現在は統合されまして武蔵野文化生涯学習事業団となりましたが、この3月まで、理事として武蔵野市の生涯学習の事業運営に長く関わってまいりました。また、社会教育委員や、近年は教育委員会の事務点検・評価という形で、武蔵野市の教育行政を包括的に知る経験をさせていただきました。しかし、多くは書類上の仕事であり、武蔵野市の教育現場に触れるという機会はほとんどありませんでした。
 このたび教育委員となり、まだ2か月余りではありますが、小学校、中学校の入学式、運動会などの行事を通じて、先生方と接し、生の声を聴くと同時に、児童生徒の姿をじかに拝見するようになりました。このことは、私にとっては、研究所から大学に移ったのと同様に、現場に根づく新たな知識や気づきをもたらしてくれております。
 これまでの職業上の経験を踏まえ、武蔵野市の教育を俯瞰して感じますことは、武蔵野市は、学習環境において日本のイノベーティブな教育のモデルを提示でき、さらにそれを発展させようとする気概を持つ先駆的な自治体の一つであるということです。そのような教育の新しい動きが生まれる武蔵野市の教育に関われることを心からうれしく感謝しております。同時に、教育委員としては全くの初心者であり、武蔵野市について存じ上げないことも多く、不安があります。そのため、議員の皆様には様々な面で教えていただくことも多いと存じます。
 教育は未来への投資とよく言われますが、非力ながらも、武蔵野市の未来のために精いっぱいお役に立つよう職責を務めさせていただきたく思っております。どうかお知恵やお力添えをいただきたく、よろしくお願いいたします。

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