
宮代一利
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6223◯厚生委員長(宮代一利君) ただいま議題となりました陳受5第21号 健康保険証の存続を求めることに関する意見書提出に関する陳情の厚生委員会における審査の概要と結果について御報告いたします。
主な質疑は次のとおりでした。
1)マイナンバーカードの交付枚数と健康保険証としての利用登録の状況は。答え、マイナンバーカードは令和5年8月31日現在で10万4,825枚交付しており、市民全体に対する割合は70.8%である。保険証としての利用登録は、7月上旬時点で国民健康保険が約37%、後期高齢者医療保険が約30%である。2)本件に関するトラブルに関する問合せはあるか。答え、医療機関からの問合せはないが、被保険者の方からは質問や不安の声が届いている。3)介護施設におけるマイナンバーカードの預かりは難しいのではないか。答え、特別養護老人ホームの施設長会で、対応に苦慮しているという話が出ており、今後のことについて検討がスタートしたところである。4)マイナンバーカードと健康保険証の一体化に関する検討会の内容について、市に情報は来ているか。答え、国等からの正式通知はいまだないが、所管課において、最終取りまとめを注視している。5)医師会から意見は出ているか。答え、医師からの話では、大きな問題はないが、窓口の対応などで若干のトラブルはあると聞いている。性急な対応はどうかという声もあるが、やはり推進はしたほうがよいとの意見もある。
以上で質疑を終了し、討論に入りました。討論者は1名で、賛成討論でした。
その趣旨を御紹介しますと、これまで様々なトラブルがあり、新たな手続が必要になることについて、大変だという意見がある。また、切替えに際し、余計な費用もかかる。現在の保険証を存続するほうがよいと考えるので、陳情に賛成するというものでした。
以上で討論を終わり、採決に入りました。採決の結果、賛成多数で採択すべきものと決しました。よろしく御審議をお願いいたします。