令和5年第3回定例会

  • マッチ発言
  • 発言
  • マッチ箇所

0箇所マッチ

小美濃安弘
小美濃安弘

映像ID: 2571

6307◯17番(小美濃安弘君)  それでは、議案第80号 令和5年度武蔵野市一般会計補正予算(第6回)に対しまして、自由民主・市民クラブを代表し、反対の立場で討論を申し上げます。
 まず冒頭、一言申し上げたいと存じます。先ほどの質疑の中で、9月5日に入札が不調になったという報告がありました。その後、9月11日に総務委員会が開催されたわけでありますが、なぜそこで報告がなかったのか。その時点でこのことがもし判明していたとしたら、もう少し執行部との情報交換などができ、また違う結論が出ていたかもしれない、そのように考えますと、残念であると同時に、議会に対する対応としては、やや議会軽視であったのではないかと言わざるを得ません。
 さて、今回の補正予算は、消防団第2分団の仮詰所の工事が、当初3,490万円から5,958万円に増額されたという議案でございました。延べ床面積が50平米、約15坪ということでありますので、単純に、坪単価約400万円という工事であります。50平米といいますと、小学校の普通教室が80平米でありますから、その3分の2の大きさであり、この小学校の普通教室の3分の2の面積に6,000万円をかける、こういったことに対して、市民に果たして説明がつくのか、こういう観点で質問をさせていただきました。
 質問の最中、今回はリースの契約でありましたが、仮に新築した場合は幾らになるのかという質問に対し、執行部から、S造で2,400万円プラス、解体費が1,000万円程度だという答弁でありました。これは本体工事であります。しかし、これは後に重量鉄骨での見積りであったことが判明をいたしました。仕様書を先ほど見せていただきましたが、仕様書では軽量鉄骨ということになっており、委員会の質疑の答弁でもありましたが、重量鉄骨よりも軽量鉄骨のほうが、基礎に対しても、また、その鉄骨量に関しても相当安く仕上がる、相当安い見積りが出てくるということが、一般論ではありますが、答弁としてあったわけであります。ということは、先ほど、S造で市から2,400万円の本体工事ということがありましたが、2,400万よりもずっと安くなる、こういうことが判明したわけであります。
 消防団の詰所の建て替えに関しては、私も一日も早く進めたい気持ちは同じであります。また、この東部地区の計画を着実に進めるということにも賛同しております。しかし、もし新築工事で少しでも安く仮設の工事が、事業ができるのならば、その可能性があるのならば、その計画を例えば3か月後に延ばすことでどれだけのデメリットがあるのか、こういう質疑も行いましたが、執行部からは明確な答弁がなかったわけであります。
 最少の経費で最大の効果を上げるというのが地方公共団体の責務であります。また、予算を定めるというのは議会の権限であります。少しでも安くできる可能性を排除し、あくまでも6,000万円のリースしか選択しないというのであれば、残念ながら私どもは賛成をしかねます。
 議員各位に申し上げたいと思います。少し時間はかかるかもしれませんけども、今回の仮設事業を新築で対応したほうが事業費を安くできる可能性は大であります。どうか、議会の権限である予算を定めるということ、また、最少の経費で最大の効果を上げるという、この地方自治体の責務、こういうことをじっくりと熟慮していただいて、ぜひとも適正な御判断をしていただきますよう、よろしくお願いを申し上げ、私の討論を終わらせていただきたいと思います。
              (6 番 宮代一利君 登壇)(拍手)

コメント投稿

もうアカウントは持っている? ログインはこちら

登録していない? アカウント作成