
深田貴美子
映像ID: 2571
6309◯4 番(深田貴美子君) それでは、日本維新の会武蔵野市議団を代表しまして、議案80号、消防団第2分団の仮詰所の建設につきましては、反対の立場で討論をさせていただきます。
他の議員が申しておるように、私どもは、最小コストで最大の市民の福利を目指す責務があります。このところ1者入札が続いている状況から、一般の入札設計であろうが、このたびの性能発注であろうが、そこに投入される資金は、市民の皆様からいただいている血税でございます。少しでも安く、そして少しでもよいものをと目指していくのが、それこそ行政の役割であり、そこに予算を検討していくのが私たち議会の責務であります。
先ほど小美濃議員からも指摘がありましたこの仮詰所については、15坪の狭小な敷地で5,958万8,000円という増額した予算となりました。しかも、たった2年間の使用ということです。しかも、要求水準の仕様書を資料請求しましたところ、大変タイトなスケジュールを要求しており、来年の令和6年3月15日に工事完了、これが大きなネックになったということが質疑で分かりました。しかしながら、御担当も苦労されており、事前の情報収集、そして、事業者との打合せ、これも行っていたにもかかわらず、最終的には、技術者の確保が困難だという理由だということです。大変基本的なところでつまずいているわけですが、当初3,496万円の予算想定が、2,462万8,000円までの増額となり、結局のところ、15坪に対して5,958万8,000円の事業となるということに関しては、市民の皆様に御理解をいただけるかどうか、甚だ疑問であります。
こうした諸物価高騰のときに、決算委員会でも、予算が上振れしているということを何度も答弁からお聞きしましたけれども、お納めいただいている血税は、これは1円たりとも無駄にしてはなりません。こうした観点から、今回のこの議案80号については、お尋ねするところによると、その後の本町コミセンの建て替え事業が後ろに控えているということも考えてのスケジューリングだということも明らかとなりました。あまりにも急ぎ過ぎて拙速に、そして過剰に資金を活用していくことは厳に慎んでいただきたいと思います。
壇上からの討論とさせていただきます。
(19番 橋本しげき君 登壇)(拍手)