
大野あつ子
映像ID: 2597
6448◯3 番(大野あつ子君) この長期計画は非常にいい取組なのですけれども、機動力であるとか、途中で何かやらなければならないことが起きたときに、確かに難しいのです。策定自体に1年半かかるわけなので。この長期計画ができた当時というのは昭和46年で、その当時は12年で回っていたものが、今10年で回っているというところはありますけれども、やはり長期計画は長い計画でありますので、途中で起きたことに対応することが難しいということはあるかと思います。
時代の流れが昭和46年とは、とてつもなくスピードが上がってしまっているので、そこに対応していくことが難しいということはあると思います。だからこそ考えていかなければならない。策定の期間を例えば短くするとか、何か考えていかなければいけない部分というのはあるのではないかと思います。それは今後に生かしていただければと思いますが。
保健センターは個別計画なのでというようなお話でありましたが、私はこれは、市に対する非常に大きなインパクトのあることが、この令和3年3月の総務委員会で発表された、行政報告されたと考えております。その行政報告というのは、市議会にとっては議決権もないですし、報告を受けましたということになるものなので、行政報告で大きな計画を発表するというのは、ちょっと違うなというふうに思っておりますが、そこについてもう一度御答弁をお願いいたします。
この保健センターの件で一番問題であると思っているのが、外部委員会、専門家委員会との話合いがなかったという点ではないかなと。ずっと令和3年から考え続けて私が至った結論は、そこかなというふうに思っております。議会というのは決して建築の専門家でもありませんので、報告を受ければそこを一生懸命勉強して、それに対する御意見を申し上げますけれども、今の長期計画・調整計画の策定委員の皆様の御意見というのはすごく参考になりますし、ああ、なるほどなと、民間の中で戦ってこられた方々の御意見というのは本当に参考になります。
そういう意味で、その外部の委員会とのやり取りというのを、長期計画の途中で何か大きな物事が起こったときに、議会を含めて考えていくということが入ってこないと、長期計画は長いから途中で起こったら、それはもう行政報告で終わりですというのは、それは全然違うなというふうに思うのですが、そこについてもう一度お伺いいたします。
もう時間がないので、次の住民投票のところなのですけれども、メリット、デメリットは既に整理済みなのだ、やりましたというような御答弁だったと思うのですけど、そういうことではなくて、令和3年にまちじゅうに街宣車が走っていた、あのような状況が起こるということがデメリットとして、私は考えております。住民投票制度を口にしたときに何が起こるのか、現実の社会の中で日本の国内の皆さんがどういう反応をされて、どういうことが武蔵野市の中に起きてくるのかということを考え合わせて、何が大切なのかを検討してほしいという意味で申し上げております。
住民投票制度の理論的な部分のデメリットというのは確かに聞きましたし、整理されました。それに歯止めをかけるために署名の数を大きくするとかいろいろ伺いました。でもそうではなくて、実際にこの武蔵野市に起きてきたデメリットについて、どのように対応していくのかを織り込んでほしいということを申し上げている次第ですが、そこについていかがでしょうか。