
深田貴美子
映像ID: 2598
6466◯4 番(深田貴美子君) 了解しました。細かなところですけれども、まさに神は細部に宿るという言葉がありまして、こういう細かいところをきちんとしておくことが、制度の正当性を高めるものだと思います。ですので、本日細かな点を指摘させていただきましたが、首長が替わる節目において、よい機会だと思いますので、ぜひとも御検討いただきたいと思います。かねてからその辺りは疑問を持っていたというお言葉を、私は信じたいと思います。
そういう意味におきましては、この今騒動となっております駐輪場の売却問題。これは他の自治体の普通財産売払い事務取扱要綱と当然比較をしていただいているものと思います。売払い方法のところの入札の部分が、うちは非常に軽く書いてあるのです。よその自治体は入札の手法についてもこんなに書いてありますから。要は入札を大前提としているのだという、その覚悟を要綱の中に示しているわけです。うちは1行ですか。こうしたことが方便として使われるようでは困るのです。
今回のこの駐輪場の問題は、あの手前のラーメン屋さんが入っていた建物がどうも売却されるというところから、私は調査を始めていました。それでこのような事態になりました。予想どおりなのです。だからこそ、しっかりと透明性を高めていくためにも、入札をしなかったこと、鑑定が1者だけだったこと、これが行政側に残された宿題です。
損害賠償請求が個人に遡及するかどうか、それはもう司法の判断に任せますから。それこそ不法行為があったかどうか、民法709条に照らして、司法の判断と追及を期待したいとは思っておりますけれども、まず私たち行政側に残された課題はその点だということを自覚していただきたいと思いますが、最後に御意見、御感想をいただきたいと思います。