令和5年第4回定例会

  • マッチ発言
  • 発言
  • マッチ箇所

0箇所マッチ

宮代一利
宮代一利
ワクワクはたらく現職

映像ID: 2622

6677◯厚生委員長(宮代一利君)  ただいま議題となりました議案第98号 武蔵野市国民健康保険条例の一部を改正する条例の厚生委員会における審査の概要と結果について御報告いたします。
 主な質疑は次のとおりでした。
 1)財政健全化計画に基づく税率改正か伺う。また、同計画に基づき、今後も運営していくと考えてよいか。答え、計画に基づく2年に一度の改正である。現在、都の運営方針が改定中であり、その内容、市の財政における国民健康保険事業会計の状況などを鑑み、必要に応じて財政健全化計画も見直していく。2)国民健康保険運営協議会における具体的な意見を伺う。答え、税率改正について3パターンを示した結果、現役世代に負担感がないように実施することを希望するという意見が出た。また、赤字解消に向けた歳出の適正化という視点で、保健事業や健康寿命延伸への取組をもっとしっかりと実施してほしい、社会保険から国民健康保険事業会計への交付金という形での支援をしていることを鑑みると改正はやむを得ないといった意見が出た。3)均等割は加入者全員にかかるものか伺う。答え、全員に等しくかかるが、国の制度として、未就学児の均等割の半額化、低所得者の均等割の軽減のほか、市が行っている産前産後の免除、非自発的失業者に係る軽減、子育て減免などの減免制度がある。4)今回の値上げ幅は1人当たり平均8,175円であり、この値上げ幅は被保険者の過剰な負担となり、滞納者が増えるのではないか。答え、納付に関する相談を受けるほか、必要な方は福祉の支援や生活再建のための窓口につなげることなどに取り組んでいる。5)今回の改正による保険税の増収額を伺う。答え、約2億円の増収を見込んでいる。6)医療費の抑制に向けての市の取組は。答え、特定健康診査の受診率を上げ、早期発見、早期治療につなげ、健康寿命の延伸や生活の質の向上に努めたい。
 以上で質疑を終了し、討論に入りました。討論者は3名で、反対討論2名、賛成討論1名でした。
 反対討論の趣旨をまとめて紹介しますと、いまだにコロナの影響が続き、エネルギー高騰などもあり、経済的に困窮している方の多くが収入減、負担増となっている。セーフティネットの役割を果たしていることを勘案すると、今回の、かつてないほどの引上げについては、賛成できないというものでした。
 次に、賛成討論の趣旨を紹介しますと、一般会計からの法定外繰入れを行うことは給付と負担の関係が不明確になり、国民健康保険加入者以外の市民に負担を求めることとなり、望ましい状態とは言えないとの指摘があり、今回の改定は致し方ないというものでした。
 以上で討論を終わり、採決に入りました。採決の結果、可否同数であったため、委員長裁決により可決すべきものと決しました。
 よろしく御審議をお願いいたします。

コメント投稿

もうアカウントは持っている? ログインはこちら

登録していない? アカウント作成