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令和6年 全員協議会

10月7日(月曜日)

令和6年 全員協議会
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25984【加藤保健センター増築・複合施設整備担当課長】  おはようございます。それでは、私から、事前に送付しました資料に基づいて説明いたします。武蔵野市立保健センター増築及び複合施設整備手法の再検討結果という資料を御覧ください。
 7月の全員協議会でいただいた様々な御意見を踏まえ、再度検討を進めた結果、当初の基本設計からの変更案として、主に増築棟の4階フロアと増築棟の地下1階フロアを削減し、増築棟の規模を大きく縮小する内容といたしました。これにより事業費は、当初の基本設計から12億7,800万円ほどの削減となり、総事業費は56億6,800万円ほどとなりました。事業費の内訳としましては、基礎の解体と増築で約29億6,900万円、大規模改修で約21億7,300万円、委託費で約5億2,600万円となります。また、延べ床面積は7,940.52平米となり、基本計画における8,500平米よりも、さらに建物の規模を縮小したところでございます。
 それでは、変更案の内容について説明いたします。
 まず、建築や設備等の仕様の見直しを行っております。また、増築棟の1階と2階の面積を、柱の間隔で2メートル分削減しております。これらは7月の全員協議会でお示しした内容と同じものですが、3階の面積削減までには至らなかったものでございます。さらに、当初増築棟の4階に配置予定でした臨床検査センターを増築棟の3階に配置することで、4階をフロアごと削除しております。また、増築棟の地下1階に配置予定だったチャレンジルームを既存棟の3階へ、施設管理業務員室を増築棟の1階へ配置することで、増築棟の地下1階のフロアを削減しておりますが、動線となるエレベーターのみ設置しているところでございます。
 続いて、今回の検討における考え方でございます。基本計画で掲げた基本理念、基本方針に基づき、乳幼児健診、老成人健診、臨床検査、子どもと子育て家庭への妊娠期からの切れ目ない支援の機能をしっかり配置した上で、大幅な事業費の削減ができないか検討してまいりました。その検討に当たりましては、今後のDXの推進や機能の最適化を踏まえまして、多目的ルームや作業スペースなどの共用部分の見直しや、機能配置の見直しの検討を進めてきたところでございます。また、施設の規模としてはコンパクトになりますが、その上でも機能の向上を図ることができる機能配置を検討してまいりました。詳しくは後ほどの平面図の説明でも行いますが、例えば、老成人健診と臨床検査センターが同じフロアにあることで、検査結果の連絡調整等をよりスムーズに行えるようになることや、チャレンジルームを既存棟の3階に配置したことで、子どもたちがより明るい環境で活動できるほか、開放感がある外の遊び場を確保できると考えております。また、増築棟の規模がかなりコンパクトになりましたので、増築棟の工事期間が2か月ほど短縮されると想定しており、大規模改修工事への着手を少しでも早めることができると考えております。
 今回の検討において未配置となった機能や、面積を縮減した主な機能等につきましては資料に記載のとおりでございますが、未配置の機能に関しましては、多目的ルームや会議室、作業スペースなどの共用部分が中心となっており、主要な機能はしっかりと残した状態で施設規模の最適化を図り、費用対効果を高めることができたと考えております。
 なお、増築棟地下1階のフロアを削減したことに伴い、当初予定しておりました大野田ポンプ所を保健センターの地下へ移設することができなくなりましたので、大野田ポンプ所は現在の位置で更新を行うことになるものと考えております。
 なお、この保健センターの施設整備に関しましては、既存棟の大規模改修の際に、現在の保健センターの機能を増築棟に移すため、増築棟には大きさが必要であることを当初から説明してきたところでございます。今回の変更案におきましては、増築棟がかなりコンパクトになりましたので、現在の保健センターの機能が全て入り切らなくなりました。そのため、既存棟の大規模改修を行う期間において、アクティブスペースで行う健康づくり関係の事業を一時的に休止する、あるいは他の公共施設等で実施することのほか、文書や物品等の倉庫につきましても、一時的に別の場所を借りて保管するなどの工夫が必要になると考えております。
 2ページを御覧ください。事業費の変遷でございます。こちらは、基本計画から当初の基本設計、そして今回の変更案までの事業費の変遷とその内訳を示したものでございます。7月の全員協議会でもお示しした資料でございますが、今回の変更案において増額、減額となった内訳につきましては、資料右下の(2)に記載のとおり、仕様の見直しにより約4.1億円の減、増築棟の建物規模の縮小により約8.8億円の減、委託費等が約0.1億円の増となり、全体で約12.8億円の事業費を減額しております。
 3ページを御覧ください。仕様の見直し項目及び削減見込額でございます。7月の全員協議会でお示しした内容と変わりありませんが、左側の表が今回行った仕様の見直し内容であり、右側の表は、性能低下が想定されるため、仕様の見直しを行わなかった項目でございます。
 4ページを御覧ください。設計変更案の平面図でございます。主な変更点を中心に説明いたします。なお、各部屋の数字は部屋の面積を示しており、括弧内の数字は基本設計時の面積を示したものでございます。
 北側が増築棟でございますが、図面の左側に数字を赤く囲んだところがございます。こちらのY7−Y6間と、Y6−Y5間の柱と柱の間隔をそれぞれ1メートルずつ削減しております。こちらは7月の全員協議会でお示しした面積削減の案と同じ内容であり、図面の北側に赤い点線で示されているとおり、建物全体として2メートルセットバックした形となっております。また、建物北側にある搬入用出入口のすぐ左には、地下1階に配置予定だった施設管理業務員室を配置しております。
 続いて、南側の既存棟でございますが、左下にチャレンジルーム等出入口を新たに設置いたしました。現在、大野田小学校の地下に設置されているチャレンジルームですが、この保健センターに設置するに当たりましては、地上階の明るいところに設置してほしいという御意見も多くあったものと認識しております。一方で、プライバシーへの配慮を希望する方への動線を確保してほしいという御意見もあり、様々な検討を重ねた結果、当初の基本設計では地下へ設置することを選択したところでございます。今回の検討においてチャレンジルームを地上階に設置することとしたため、課題でありましたプライバシーへの配慮を希望する方への動線を新たに確保し、ここから既存棟のエレベーターや階段へ直接アクセスできるようになりました。これにより、チャレンジルームに限らず、子ども子育てに関する相談や子どもの権利擁護センターの利用者も含め、メインの出入口とは別の出入口の利用を希望する方がいらっしゃった場合に、来所しやすい環境を整えることができたと考えております。
 既存棟の右側には、2階に配置されていた子ども子育て総合相談事務を配置いたしました。当初、子ども子育て総合相談の事務室とは別に、専用窓口を1階に配置しておりましたが、専用窓口を事務室と兼用することで、事務室全体を1階へ配置し、他の機能の配置スペースを確保しております。また、子ども子育て総合相談事務が1階に配置されることで、来所する方にとっては、より相談先が分かりやすくなるものと考えております。
 次に、5ページを御覧ください。左側が2階の平面図でございます。北側の増築棟につきましては、7月の全員協議会でお示しした面積削減案と同様、柱間隔2メートル分を削減したものでございます。南側の既存棟につきましては、右側の子ども子育て総合相談事務を配置していたスペースに、1階に配置していた相談室と、3階に配置していた多目的ルーム(中)の2を配置しております。
 5ページの右側は3階の平面図でございます。北側の増築棟につきましては、健康づくり事業団の老成人健(検)診エリアに、4階に配置していた臨床検査センターの面積を縮減した上で配置しております。こちらは、1階や2階のように柱間隔の2メートル分を削減した状態では機能が入り切らなかったため、2メートル分、北側に壁を広げ、必要な面積を確保しております。なお、基本設計と同じ面積になりますので、近隣への影響が悪化するものではございません。
 南側の既存棟につきましては、健康づくり事業団の事務室等が増築棟に入り切らないため、既存棟へ移しております。これにより、健康づくり事業団職員の増築棟との行き来が発生するため、外の通路に屋根を設置しております。右側には、増築棟の地下1階に配置しておりましたチャレンジルームを配置しております。屋上の一部を外の遊び場として活用するほか、隣接する多目的ルーム(中)の1を室内の活動場所として利用することができると考えております。
 6ページを御覧ください。左側が4階の平面図でございます。北側の増築棟ですが、4階フロアを削減したため、屋上のみとなっております。南側の既存棟につきましては、3階に配置しておりました子どもの権利擁護センターを配置しております。
 6ページの右側は、地下1階の平面図でございます。北側の増築棟につきましては、動線となるエレベーターを残し、それ以外のフロアを削減しています。また、増築棟の地下1階に配置していた受水槽を既存棟側に配置しております。
 7ページを御覧ください。こちらは日影図でございます。左側の等時間日影図につきましては、法定規制に対する日影の状況を示したものでございます。4時間連続で5メートルラインを超えてはいけないものを実線で、2.5時間連続で10メートルラインを超えてはいけないものを点線でお示ししております。また、基本設計時の日影を青色、今回の設計変更案を赤色で表示しております。どちらも法定規制に対してクリアしておりますが、変更案の日影のほうが基本設計の日影よりも内側にあり、近隣への影響が少なくなっていることが分かります。
 右側の時間日影図につきましては、1時間ごとの日影を示したものでございます。なお、こちらの日影図は、周囲に建物がない状況を想定した図となっております。実際には高さのある建物に影がかかりますので、ここまで日影が伸びるというものではございません。また、日影規制の参考として、都市計画図の説明内容を抜粋して掲載しております。
 次に、参考資料について説明いたします。参考資料1の基本設計平面図を御覧ください。こちらは、本年1月に作成いたしました当初の基本設計の平面図となっております。
 次に、参考資料の2、施設整備により期待する効果・目標値等についてを御覧ください。こちらは、計画で定めた目標値を参考として示しながら、それぞれの機能に期待する効果や災害時等での役割を記載したほか、7ページ以降には、施設整備後のランニングコストの試算や、環境配慮型機器導入に伴う投資回収及び費用対効果の試算結果を記載しております。
 次に参考資料3、保健センターで実施する事業の運営状況を御覧ください。こちらは、1ページ及び2ページには、保健センターで実施する母子保健や食育事業等の年間予定をカレンダーで示しております。また、3ページには、乳幼児健診の様子を写真で御紹介しております。4ページ以降は、健康づくり事業団で実施する各種検診等の事業日程表でございます。
 最後に参考資料4、(公財)武蔵野健康づくり事業団保有検査機器の更新時期及び依頼検査についてを御覧ください。こちらは、健康づくり事業団が保有する検査機器の更新時期を表で示したほか、依頼検査の流れについて記載をしているものでございます。
 資料の説明は以上となります。よろしくお願いいたします。

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