19001【山本委員】 それでは、議案第61号 武蔵野市国民健康保険条例の一部を改正する条例につきましては、反対の立場ですので、反対討論をさせていただきたいと思います。
この条例は、今行われているマイナ保険証に関連をして12月2日から施行されるもので、国のほうがこういう方向でするようにということで全国に提案しているものでございます。私としては、まず1つ目として、このマイナ保険証制度そのものに関して国民の中では不安の声が高い。つまり、メリットもある、医療のDXを進めるということで様々なデータを管理することが容易になるというふうに思っていらっしゃる方もいらっしゃいますけれども、マイナ保険証を取得したとしても、それを実際に利用する方というのが4月段階では11%しかいないということは、やはり不安や使い勝手に関して多くの疑問を持っている人のほうが極めて多いということだと私は考えています。ですので、現在大きな話題になっております政権政党である自民党の総裁選挙に出ようと思っている人たちの中でも、複数の候補の予定者がこのマイナ保険証の問題について見直すという意向を表明して、これは総裁選挙が終わってどういう方が総裁なり総理大臣になり、その後、閣議や厚生労働省の審議がどう進むかということも現時点においてはいまだ明らかになっていないわけです。ですので、こういった点も私は考えなければいけないと思っています。
ですから、今の保険証をなくすということにこれはつながる条例でありますので、現在このようなことが厚生労働省から提案されているにしても、これを自治体として受けて条例をつくるということについては賛成できませんので、反対討論といたします。