19007【寺井地域保健調整担当課長】 それでは、議案第63号資料といたしまして、今回2件提出させていただいております。初めに、小児インフルエンザワクチン任意接種助成事業の実施についてを御覧ください。
本事業につきましては、東京都から令和6年6月18日付で令和6年度小児インフルエンザワクチン任意接種補助事業実施要綱が示されたことを受けまして、任意予防接種である小児のインフルエンザ予防接種について、接種を希望する方の費用の一部を助成するため、このたび補正予算を提出するものでございます。
1の目的でございますが、小児のインフルエンザ予防接種を希望する2回接種が必要な児童に対して、接種費用の一部を助成し、子育て支援を目的とした経済的支援として実施いたします。
2の内容ですが、(1)の対象は、2回接種が必要な生後6か月から12歳までの児童約1万4,300人が対象となります。
(2)の助成金額ですが、1回当たり2,000円を2回まで、4,000円を上限に助成いたします。各医療機関が定める接種費用から助成金額を引いた額を自己負担分として窓口でお支払いいただくこととなります。
(3)の助成期間は、令和6年10月1日から令和7年1月31日までで、この期間に接種した分について、市が費用助成をいたします。
(4)の接種者数は、対象の約半数、7,100人程度を見込んでおります。
3の事業開始日は、令和6年10月1日となります。
4の実施体制については、記載のとおりですが、対象者への周知につきましては、9月末にお知らせはがきを発送する予定です。
最後に、5の補正予算額でございますが、歳出につきましては、医師会などへの委託料として3,134万1,000円を補正予算として計上しております。歳入につきましては、1,420万円を計上しております。
小児インフルエンザワクチン任意接種助成事業の実施についての説明は以上でございます。
続いて、同じく議案第63号資料、高齢者新型コロナワクチン定期接種についてを御説明いたします。
令和6年度に実施する新型コロナワクチン定期接種につきましては、当初ワクチン単価が決まっていなかったため、個別接種委託料のうち手技料や予診票送付に係る経費などを当初予算として計上していましたが、このたび、東京都から参考接種費用が示されたため、当初予算額の不足する個別接種委託料について、補正予算として提出するものでございます。
1の目的につきましては、昨年5月に新型コロナウイルス感染症が5類感染症へ移行したことに伴い、今年度以降に実施する新型コロナワクチンの接種は、重症化予防により重症者を減らすことを目的に、予防接種法のB類疾病に位置づけた上で定期接種として実施するものでございます。
2の内容ですが、(1)実施期間につきましては10月1日から令和7年3月31日まででございます。
(2)の対象者は、65歳以上約3万3,500人のほか、60歳以上65歳未満で心臓や腎臓など一定の障害を有する方が対象となります。
(3)の接種者数は、昨年の接種実績などから、約2万1,000人を見込んでおります。
(4)の自己負担額につきましては、3,500円としておりますが、資料にも記載のとおり、本事業において東京都のほうで1,000円の特別補助を予定しており、今月18日開会予定の都議会第3回定例会において補正予算の審議が行われると聞いております。都の補正予算が可決された場合につきましては、自己負担額2,500円で実施したいと考えております。
(5)の接種場所は、市内の指定医療機関となります。
(6)周知方法につきましては、65歳以上の方に対しましては個別に予診票を発送いたします。その際、高齢者インフルエンザワクチンの予診票も同封した上で、9月下旬に発送する予定でおります。なお、自己負担額につきましては、先ほども説明したとおり、東京都の特別補助事業の補正予算が可決された場合は自己負担額を2,500円に変更する旨を記載したチラシを同封し、対象となる方に周知を図りたいと考えております。あわせて、市内各指定医療機関に対しても周知を行ってまいります。
3の事業開始日は、10月1日となります。
最後に、4の補正予算額でございますが、歳出につきましては、医師会の個別接種委託料として、接種単価不足分、ワクチン分として1億5,091万3,000円を計上しております。歳入につきましては、助成金として1億7,430万円を計上しております。なお、今後予定されている東京都の特別補助事業に係る歳入におきましては、今後の接種実績等を踏まえて、令和7年の第1回定例会において補正予算を提出する予定でおります。
議案第63号資料に関する説明は以上でございます。