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令和6年 厚生委員会

9月11日(水曜日)

令和6年 厚生委員会
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19220【小美濃市長】  イメージというよりも、実際にお訴えをいただいた方が多かったです。それにはもちろん高齢者の方もいらっしゃいますし、御家庭の主婦の方もいらっしゃいました。特にコロナを経ていましたので、おうちの中にずっといらっしゃる方が随分いらっしゃったと思います。その中で、ペットボトルがやはりたまってくる。それでごみ出しが非常に大変になって、もう大きな袋2袋なんという話もよく聞きました。
 先ほども御紹介いただきましたけれども、ごみカレンダーによってごみを捨てているわけですが、ペットボトルが隔週になってから、1回忘れてしまうと物すごい量になってしまうらしくて──らしくてって、うちもそうだったのですが、そういうことをお訴えとしては言われておりましたので、そういう方に対してどういうことができるのかなという形で公約をつくったのですが、もう少し御答弁させていただくと、落ち葉のところで部長が答弁いたしましたけれども、この話というのは、まさしく利便性と環境性能のバランスの話だと思っているのです。
 通常、毎週収集していたのを隔週にしたりとか、ごみ袋を有料化したりとかと、いわゆる利便性を少し落としていくと、ごみというのは減っていく傾向にならなければいけないなと思っているのですが、ペットボトルだけはそれに反して、いまだに伸びているというふうに聞いています。それを伺ったときに、やはりこれは先ほど言いましたとおり、ごみカレンダーの間違いで物すごく増えてしまうこともありますし、ふだんからも増えているペットボトルに対して、果たして隔週というのをこのまま続けていっていいのだろうかと。減っていくなら、これはもう絶対にやるべきだなというふうに思うのですが、増えてくるものに対して果たしてどうなのだと。
 昔は、私も小さい頃は、瓶の量り売りなんというところに行ったこともありますけれども、もうそういう時代ではなくて、もう既に世の中、ペットボトルでしか飲料が売っていない、こういう時代の中で、こういう状況をこのまま置いておいていいのかというのが問題意識の中に湧いてまいりまして、減っていないのだったら利便性と環境性能の。確かに代表質問等でも御質問いただきましたし、全協でもいろいろ質問いただきました。
 車の台数が増えてCO2が増えるではないかという話もありましたが、それもバランスだと思っておりまして、確かにCO2が増えるのかもしれません。しかし利便性を高めていくとCO2が増えるということは往々にしてあるわけで、例えば先ほどの落ち葉の話も、回収頻度を増やしていけば当然トラックの回数は増えるわけで、しかしごみはやはり取り残しはしてはいけないという、そのバランスだと思っているのです。だからこのバランスをどううまく折り合いをつけていくのかというのが、今回の一番難しい話かなというふうに思っています。
 決して強行的にこれを。今までの話合いの末、隔週になったということもよく存じておりますので、強行的に、ではもうあしたから、来年から、公約なのだから毎週に戻すという、これはやはり乱暴なやり方だなというふうに思っておりますので、しっかりと議論を重ねながら、どうしたらこの利便性と環境性能のバランスを取れるのかということを、また議会の皆様とも議論させていただきながら。
 しかし反面、これは公約なのです。やはり公約というのは守らなければならない。私は公約を掲げて選挙に当選させていただきましたので、これは市民の皆様とのお約束ということで、何としても守らなければならないという自分の政治的な役割と利便性と環境性能のバランス、これをどのように整合性をつけていくかというのが、今回の非常に悩ましい問題であると、このように考えています。